前作ラスボスにてベイバ初の左回転「ロストロンギヌス.N.Sp」が神シリーズになって帰ってきた。
ナイトメアロンギヌス.Ds
ロンギヌス使用者「白鷺城ルイ」の必殺技が「ナイトメアショット」だったので「ナイトメアとロンギヌス」というのは割としっくりくるネーミング。
パーツ解説
レイヤーとディスク
まさかのレイヤーとディスクが一体化。
ロストロンギヌスが「ナイン(NINE)」だからnLは「9(ナイン)」と予想されていたけど、まさかの「無いん」という寒いギャグ。
その一体化することで得られた性能こそ、ゴッドアビリティ「メタルドラゴンクラッシュ」。
ベイバ神ではゴッドアビリティ=必殺技名な所があるので、あのルイが「メタルドラゴンクラッシュ」と叫ぶはず。
じわじわ来るような・・・違和感無くしっくりくるような・・・
一体化とは言えフレームは装着可能。
左回転しかしないのでフレーム固定の際は1方向にしか捻れない。わかりやすい。
一体化なので箱の内容物が「レイヤー(兼ディスク)+ドライバー」のみ。
スターターなのでエントリーランチャーが付属するとはいえ、ゴッドバルキリーの「エントリーランシャー+レイヤー+ディスク+フレーム+ドライバー」とかと比べると少し寂しい。
ドライバー
ドライバーは「デストロイ」。
ジャギー・リブートと同様にギザギザしたフラット軸を持ち、その周りにある意味リボルブのようなフリー回転するリングを装備したドライバー。
一言でいうなら強化版ジャギー。
案の定使用時の音が大きめだけど、攻撃型ドライバーとして扱いやすく良性能。
重量は約6.6gとやや重め。アイアンとほぼ同重量。
性能
結論だけ言うなら、デカい+重い+ロック固い+入手しやすいが揃っており、環境入りしそうなくらい非常に強い。
径(デカい)
分解(後述)してガーディアンケルベウスと比べてみたところ。
ドラゴンの最大部分、青いリング部分共にガーディアンケルベウスよりも一回り大きい。
具体的に言うと半径で0.5cm(直径で1cm)大きい。
その大きさは最大径が売りのマキシマムガルーダに肉薄するほど。
マキシマムガルーダの強みの「引っかかることによるオーバーされにくさ」、「遠心力」はナイトメアロンギヌスも健在。
しかも、メタルパーツが外側に来るのでより遠心力アップのおまけつき。
重量(重い)
最重量級レイヤーと紹介されながらも、『ディスクと一体化してるならそりゃ重いよ、ディスク込みで比べてどうなの』という疑問があった。
実際のところ、レイヤー+ディスクとして見てもかなり重い方。
ドラーバー抜きで具体例を挙げて比較すると
フレームなし、素ナイトメアロンギヌスが37.2g。
フレームなしの時点でメタルチップ+7Mを合わせたゴッドヴァルキリー(36.7g)よりも重い。
一番重いフレーム「バンプ(B)」を装着したナイトメアロンギヌスが40.5g。
文句なしに最重量級。
とはいえ、流石にジークエクスカリバーに重いディスク(7B)を付ける(42.5g)よりは軽い。
ジークエクスカリバーとナイトメアロンギヌスの超重量級同士が、真っ向からぶつかり合うのは回転方向が逆なのもあって非常に迫力がある。
ロック(固い)
ロックの山が2段階しかないので弱い、
と思いきや最後の1段だけが異様に重く十分すぎるロック力。
さらに、元々重い最後の1段が個体差によっては更に硬い物があるとか・・・
入手しやすい
強機体がランダムブースター&ランダムレイヤーコレクションや抽選品等のランダム品集中していたけど、この機体は普通にスターターとして買える。
すごく久々の一般販売の強機体。
ディスク取り付け出来ないので、抽選限定超性能ディスク「アウター」のことも考えなくていい。
入手が全てという状況に陥りつつあった現状に一石を投じてくれると期待出来そう。
運要素なく欲し良い製品を買えるので、厳選が容易という事でもあるけど。
左回転
ロックが固いことで右回転と真正面からぶつかり合う戦い方が可能。
ついでにドレインファブニルと同じ回転方向なので、ドレインファブニルの吸収攻撃の影響を受けないのも強力なメリット。
強機体でも許される立ち位置
前作ラスボス後継機というキャラの格的に強いことが許されるポジション。
男児心をくすぐるデザインだから、純粋に「デザインが好きで使ってる」って人も多そう。
なので大会とかで猛威を振るっても、割と絵になるというのも強み。
もっとも流石に1強という事態にはならないと期待したいけど。
分解
前置きはこれくらいにしてようやく本題。
自分が購入したナイトメアロンギヌスはロックの個体差的に当たり個体ではない。(むしろ正常品。)
それに、自分が公式戦でナイトメアロンギヌスを使う事はない。
なので自己責任のもと、特殊ドライバーを用いて分解してみた。
レイヤー部分
所謂普通のレイヤーに相当、ロック担当。
金属部分は完全にプラスチックに取りつけられており外すことは出来ない。
ある意味レイヤーなので他のディスクと一緒に取りつけることも一応は可能。
(単独でも回しやすいプラネットドライバー+ヘビーディスク、nL.H.Pl)
でも長い形状とディスクの出っ張りが干渉するので軽くしかつかない。
不正行為された場合の安全対策がばっちりとも言える。
シューターによるシュートも無理。
せいぜい手回しで遊ぶ程度。それはそれで楽しい。
ディスク部分
ディスク部分はビスを外せば金属とプラ部分に分割可能。
金属部分には「L(ロストロンギヌスののマーク)」が刻印されてる。
通常は上レイヤー部分で隠れてしまい見えないところ。強いこだわりを感じる。
ここで「龍の額部分は実は金属ではなくプラスチックに塗装されているだけ」という割と衝撃の事実が判明。
デザイン上の理由なのか、設計上の理由なのか、はたまた安全性の為なのかは不明。
青いリング部
ベイターミナル用のICチップを搭載しているのはここ。
この部品だけ見るとフレームっぽい。
適当に組み合わせる。
あえていくつかの部品を抜いて組んでみた例。
当然この状態では回せない物もあるし、危険なので組んで眺めて満足する程度。
レイヤー部+ディスク部分(プラ)
色々足りない。これはこれで白とピンクの配色が綺麗。
レイヤー部+ディスク部分(プラ+金属)
ロンギヌスのレイヤーっぽくはあるけど何かが寂しい。
レイヤー部+ディスク部分(プラ)+青リング
ここまでくると一種の見間違い探し。
その他
ネーミング法則の複雑化
個人的に最大の欠点はディスク一体化によるネーミング法則の複雑化だと思う。
組み合わせによってディスクとフレームが同じ位置に来てしまうので、今までは「2番目の文字だからディスク」のように位置で判断出来たけど、今後は「nLだからディスク無しか」とか前提知識が必須。
具体例を挙げると
・nL.B(ナイトメアロンギヌス.ブロウ)
・nL.B.B(ナイトメアロンギヌス.バンプ.ブロウ)
・L2.B.B(ロストロンギヌス.ブースト.ブロウ)
・L2.2B.B(ロストロンギヌス.ツーバンプ.ブロウ)
知識があってもこれをパッと判断するのはなかなか至難。
さいごに
思ったよりも長くなってしまったナイトメアロンギヌスの簡易感想と分解レポートでした。
長々書いたけど、久々の面白くて実用性があり、ランダム要素なくお店で買うことが出来る万人にオススメできる機体。
実質ドライバーの変更位しかカスタマイズ要素は無いけど、今はドライバーだけでも40種以上あるので、試行錯誤するなら十分楽しめる。(デフォのDsでも十分戦っていける)
今後のベイバ展開にいい影響を与えてくれるといいなぁ・・・
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