2021/4/24にベイブレードバーストの新シリーズ「DB(ダイナマイトバトルシリーズ)」が発売された。
シングルレイヤー→デュアルレイヤー→神(ゴッド)→超Z→GT→超王(スパーキング)→DBとベイブレードバーストシリーズも7世代目1。
『7世代目』をスーパービーダマンで換算しようとするとバトルビーダマンに突入してしまう。
アニメ的にも6年目。どう考えても某ドラゴンボールを意識してそうな名前縛りで5年続けたのもすごいと思う。
新シリーズということで早速入手したので軽くひとり遊びした段階で簡単にレビューしてみる2。
DBベイ
レイヤー構造
ダイナマイトバトルベイはレイヤーが3層構造。
今作では「DBコア」、「ブレード」、「アーマー」の3パーツで構成。
DBコア
キャラクターのアバター相当。
レイヤーを構成するパーツを固定する機構やドライバーとの接続部分もDBコアに集中している。
GTのようにコアによってロックのパターンが異なり、良くも悪くもチップごとの性能差は健在。
公式の写真だと金属と勘違いしそうだけど、周りのメタリックカラーな部分はプラスチック製3。
左からガチンコチップ(GT)、スパーキングチップ4(超王)、DBコア(DB)
ブレード
相手と直接ぶつかり合う部分。
GT、超王と単純化されてきた部分だけど、ついに外周のリングのみに。
DBコア単体でロック機構が完結しているので、ブレードによるロックへの影響は流石にないと思われる5。
アーマー
今作のメタルのウエイト相当。
外周にメタルが配置されるため、遠心力的に効率がいい
左からウエイト(GT)、シャーシ(超王)6、アーマー(DB)
モードチェンジ
もはや3層はおなじみになりつつあるので、3層組み換え程度では製品の売りとしては弱い。
DBシリーズ最大の特徴は、パーツを組む順番によって低重心なローモードと今までのディスクが使えるハイモードの切り替えができること。
若干ロックが固くて組み換えは面倒だけど、逆に言えばしっかり固定できるということなので、独楽の性能的にはメリット大。
ローモード
アーマーを上に取り付けるモード。
上からDBコア→アーマー→ブレードの順に重ねる。
一番重いアーマーが下段に来るので非常に低重心にできる。
ローモードの欠点は、今までのディスクは使えず対応したディスクが必要なこと。
だけど、ローモード対応のディスクが全体的に高性能の為デメリットになっていない。
発売前の宣伝では超王ベイよりも小径で軽そうなイメージを持たれてたDBベイだけど、実情はやや小型ではあるけれど7超王ベイに匹敵する重量を持ちながら低重心で遠心力に任せて殴るベイ。
ダブルシャーシに匹敵するほど強い。
ハイモード
アーマーを上に取り付けるモード。
下からDBコア→ブレード→アーマーの順に重ねる。
特徴は攻撃位置が高くなること。
そして、今までのディスクが使えること。
ローモード対応ディスクを使うと隙間が気になるけど、今までのディスクならそれほどは気にならない。
今までの資源が使えるのはありがたいけど、ローモードが強すぎて正直メリットが見いだせない。
(そもそもハイモードが必要な場面なら今までのレイヤーを使った方が早い。)
ディスク
DBディスクは低重心でローモードのレイヤーに取り付けられるように上側が小径に絞った形になっているのが特徴。
全体的に重く、DBシリーズの強さの要と言っても過言では無い。
限界突破”専用”ディスク8と違って、DBディスクはローモード”対応”。
DB以前のベイにも取り付けられるのがいいところ9。
ドライバー
特に今までと違いは無い10。
あえて挙げるなら、ローモード対応ディスクが地面に擦りやすい形状だからか、底が丸っぽい倒れにくい形状になっている位。
機体別解説
ダイナマイトベリアル.Nx.Vn-2 スペシャルVer
今回は新スタジアムも新ランチャーも買う気だったし、なによりもナマコブシカラーに惹かれたので
DBエントリーセット版を購入。
ピンク+ダークグレーは悪役カラーなはずなのに、なまこのせいでかわいく見えてくるから困る。
なのでクリアなスペシャルカラー版で紹介。
今作の主人公ベイもランチャーが付属しないブースター発売なので通常カラーの買い増しもありかも。
DBベイ1号としては無難に要素がまとまってる。
ダイナマイトベリアルのDBアビリティ11は、今後発売される追加パーツで強化される「ダイナマイトエボリューション」。
現時点でも超王ベイ相手に普通に立ち回りできるスペックだけど、ところどころ物足りなさがあるし、全体的に今後の拡張パーツを付ける部分が露骨に目立つ造形。
DBコア:ベリアル
標準的なロックのコア。
約7g。
ブレード:ダイナマイト
王道な攻撃系。
「ダイナマイトエボリューション」の今後の拡張の為か、軽めの約5.5g。
クリア版だと白化が怖い。
アーマー:2
2点に重心を集中させたアーマー。
約13.5g。
現時点では0.1g程度の差とはいえ、一番重いアーマー。
ディスク:ネクサス
約30.5g。何気にあのホイールよりもわずかに重い。
今後パーツを付けられそうな爪が目立つ。
ドライバー:ベンチャー
フラット軸の周りにラバーの軸がついているドライバー。
使い勝手自体は割と普通のアクセルなので扱いやすい。
極端に傾けてシュートするとラバーで急加速するので、強力な初撃→安定したフラットという運用も可能。
なぜか素でダッシュドライバー並みにバネが固いので攻撃型としては安心して使える。
今後ひねって部品を取り付けそうな溝がある。
重量は約7.9g
サイクロンラグナルク.Gg.Nv-6
ランダムブースターVol.25のレア枠。
今回のラグナルクはかなり強め。12
デフォの組み合わせ(ローモード)で適当に回しても軽く2分は回るほど。
優秀なパーツが多いので普通に単品販売してくれなかったことが悔やまれる。
サイクロンラグナルクが入っているセットにはDBコアの取り外し方の注意書きが入ってる。13
ちなみにレイヤー+ディスクの重量は、かのレイジロンギヌス3Aとほぼ同じ。
DBコア:ラグナルク
GT世代以来、久々の7ロックタイプのコア。14
約6.7g。
ブレード:サイクロン
超Z以降のラグナルクでは定番の遠心力で可変するブレードが特徴。15。
約8.3。
アーマー:6
重量バランスバランスよく配置したアーマー。
約13.4g。
ディスク:ギガ
名前からして重そうなディスク。
重量は驚異の約32.9g。
編重心だから許されていた感のある「超ディスク」16すら超える最重量ディスク。
それでいて重量を均等に配置して外重心なので弱いわけがない。
ドライバー:ネバー
フリー回転する中心のシャープ軸+POMによる回らない皿17の持久タイプドライバー。
いわば逆エターナル18。
単独での持久力は非常にあるけど、実戦でぶつかり合っての吸収合戦ではやや頼りない。
重量は7.6g。
続く


- 無限ロックと限界突破のせいでもっと世代があったように錯覚しそう。[↩]
- ここ数年、新シリーズ第1弾+1機種しかレビューできていない気がする。[↩]
- メタル使ったコアも出そうと思ってたら、案の定レアベイでメタル搭載が出る模様。[↩]
- 正確にはスパーキングチップ+チップコア[↩]
- 今後バーストストッパー付きとかは出そうだけど。[↩]
- 厳密にはシングルシャーシ使用時。ダブルシャーシ時はまた特殊。[↩]
- 「小型」は何時まで持つんだろう・・・[↩]
- 超・王・皇[↩]
- またパーフェクトフェニックス(超Z)が強化されそう・・・[↩]
- メタルロックが標準化とかにはならなかった。良かった。[↩]
- 今作も「アビリティ」表記。[↩]
- 最近のラグナルクは毎回初期は強いと騒がれるけどインフレに置いて行かれるイメージ。[↩]
- 流石にDBじゃないのにDBコアの説明を入れる煽りはやらなかった模様。[↩]
- やはりアシュラはラグナルク枠だった。[↩]
- 単純な重量増加以外の効果があるかは疑わしいけど。[↩]
- 約31.4g[↩]
- 厳密には皿形状ではないけれど用途的に皿と同じなので「皿」と表現した。[↩]
- 回らないシャープ軸+フリー回転する皿[↩]
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