ベイブレードバーストが驚異の6世代目に突入。
超王シリーズ。
『6世代目』をスーパービーダマンで換算するとE-Unit1。
ベイバ開始時に小学校1年生だった子どもはもう6年生。
ベイブレードバーストシリーズともに小学校生活を過ごしたと言っても過言じゃない。
そう書くと、6世代目という時間の経過が恐ろしく感じてくる。
今回もせっかくの新シリーズなので今回も軽めにレポを書いてみる2。
超王レイヤー
超王と書いて読みは「スパーキング」。
火花が出るランチャーありきでスパーキングなのか、スパーキングだから火花ギミックを搭載したのかは現時点では謎。
構造
今作はおなじみ3の「レイヤー・ディスク・ドライバー」の構造から大きく変更。
基本的な機体の構造がディスク一体型のレイヤーとドライバーに。
ある意味、デフォルトがナイトメアロンギヌスになった。
ディスク一体型左回転の先輩、ナイトメアロンギヌスと。
ディスク一体型ドライバーを使用できないのはやっぱりナイトメアロンギヌスだけ。
レイヤーは「スパーキングチップ」、「リング」、「シャーシ」を組み合わせる形に。
ガチンコレイヤーと同じ3層構造に見えるけど、スパーキングチップは「スパーキングチップ(メインの部分)」と「チップコア」に分割可能。
なので実質4層構造。
とはいえ「完全な互換切りで従来のディスクが全く使えなくなった」というわけではない。
1Sシャーシのような「シングルシャーシ」を使うことで、以前と同じレイヤー・ディスク・ドライバーの構造にもできる。
だから、従来のディスクをいっぱい持っている人や電動等のディスク一体型のドライバーを使いたい人にも安心。
スパーキングチップ
機体の名前と顔を決めるチップ本体と好きなのを選んでドレスアップするチップコアの2層構造。
ある意味ガチンコチップにゴットチップ要素を足した形。
流石にチップすらも機体性能に直結していたガチンコチップとは異なり、基本的には見た目の違いのみ。
わずかに形状が違うので、重量や空気抵抗、バランス等に多少の違いはあるだろうけど、他の部分に比べれば誤差。
性能への影響が少ないので、ついに自分の好みだけでベイの名前を選べるようになり、「〇〇(機体名)が自分の相棒」的な運用もやりやすくなった。
ガチンコチップ同様、スパーキングチップも右回転専用と左回転専用に分かれている。
チップコア
スパーキングチップの中心部分につけるパーツ。
現時点での形状は2種類4。
0.1gも差がないので好みで選ぶ形。
公式サイトのイベント情報を見る限り、メタル版の登場予定もあるので重量重視なら最終的に一択になってしまいそう。
ゴッドチップのような「装飾要素のはずが個体差でロックの硬さに影響」の再来はないと思いたい。
リング
相手と接触するレイヤーの主となる部位。
リングによってわずかに厚みが違うけど、自分の感覚ではロック性能への影響はわからなかった。
スパーキングチップの取るつけ方法は、回して入れるタイプのスライドロック。
やはり、リングも右回転専用と左回転専用に分かれている。
シャーシ
今作でロックの爪があるのはこのパーツ。
レイヤーにつける重り要素。
重りがレイヤーの下側に来るのは事実なので、低重心化の謳い文句はあながち間違いではない。
ディスク要素と一体化した「ダブルシャーシ」とディスクが使用可能な「シングルシャーシ」が存在。
シャーシも右回転専用と左回転専用、そして両回転に使用可能なものに分かれている。
シャーシにもに回転方向が書かれている。
両回転対応は「LR」表記。
リングとシャーシの固定方法は、シャーシにある4つの爪をリングにひっかける形。
ダブルシャーシ
ディスク一体型のシャーシ。
並のディスク+シングルシャーシよりも重い。
ディスク相当の部分が相手に触れることは基本的にない5ので慣性のみでロックが進む。
感覚的には『右回転専用ディスクや左回転専用ディスクが出てきた』って印象。
ディスクが使えないので、当然電動ドライバーとの併用はできない。
シングルシャーシ
ディスクが使えるのがアドバンテージ。
基本的にダブルシャーシが重いので、シングルシャーシをあえて使う場合、ある程度の重量が見込めるディスクやフレームを使いたい場合、ディスクのギミックを活かしたい場合、そしてディスクで殴りたい場合に使うことになる。
電動ドライバーを使いたい場合もこっち。
リングの径が大きいため、現時点では最大径のRd(パラドックス)ディスク位しかリングからはみ出るディスクが無い。
ディスク
シングルシャーシのみ使用可能。
ドライバー
何故か今作の初期ラインアップはすべてフリー回転のガードパーツ付き。
ドライバーは今まで通り。
集めてきたドライバーを今作に使うこともできるし、今作のドライバーを今までのベイにつけることもできる。
GTとの比較まとめ
ここまでで書いた内容を表形式でまとめるとこんな感じ。
超王 | GT | |
---|---|---|
チップ | 「スパーキングチップ」 主に見た目のみに影響。 回転方向が決まっている。 |
「ガチンコチップ」 ロックの爪があるのがここ。 チップごとにロックの形状が異なる。 回転方向が決まっている。 |
レイヤーの外周担当 | 「リング」 相手とぶつかり合う主な部分。 物によって回転方向が決まっている。
|
「ベース」 相手とぶつかり合う主な部分。 ロックの高さ(硬さ)にも影響。 物によって回転方向が決まっている。 |
重り相当 | 「シャーシ」 リングの下に配置。 ダブルシャーシなら相手とぶつかり合う部分その2。 ロックの爪があるのがここ。 回転方向によらず使用可能なものと、回転方向が決まっているものがある。 |
「ウエイト」 ベースの上に配置。 回転方向によらず使用可能。 |
ディスク | シングルシャーシの場合のみ自由に選択して装着可能。 (ダブルシャーシはディスク相当のパーツが内蔵) |
自由に選択 |
ドライバー |
自由に選択
|
自由に選択 |
スパーキングベイランチャー
性能自体は向上しているようなので、持ち物的な意味でLR6が欲しい。
入手できなかったのでいつも愛用しているLRランチャーで遊んだけど、超王から入門する人にとってランチャーが入手できないのは致命的なので、メーカーサイドには何らかの対策をして欲しいところ。
多々買いする場合にはありがたい。
性能の総括
軽く遊んでみた時点での性能の感想。
今作の初期ラインアップはデフォルトカスタムの時点で
・スーパーハイペリオン一式:約61.5g
・キングヘリオス一式:約58.6g
・グライドラグナルク一式:約64.3g
と非常に重い。
一言で言うならば「重量の暴力」。
重量がある+ドライバーが優秀なおかげで、どのベイも普通に強い。
GT世代最初は前世代トップ陣8に勝つのは困難9だったけど、
超王はGT世代トップ陣10でもオーバーできる可能性が普通にあるくらいには強い。
その他小ネタ
パッケージ
超王のパッケージも変わった形状の紙箱。
吊下げ式の箱なのは変わらないけれど、超王ではフック側を前面に持ってきたタイプになった。
そのため、裏面のレイアウトも大きく変更。
アビリティ紹介が一番上に来た。
フラップに商品登録のバーコード印字されているのは健在。
だけど、ロガーシートは廃止。
スパーキングランチャーはベイロガーを装着出来ない構造だから仕方がないのはわかるし、あったところで使うことはまず無い11けれど、毎回切り取って集めてはいたので、いざ無くなると少し寂しい。
アプリ
GTまでは発売日にアイコン変更が行われていたけれど、超王では今のところ変更無し。
キャンペーン
新シリーズ恒例な気がする購入時にドライバーがもらえるキャンペーンも健在。
今回のキャンペーンは「超王シリーズ始動ドライバーゲットキャンペーン」。
ラインアップは「ホールド(赤)」「プレス(黒)」「クロー(金)」「ゼファー(青)」の4種類。
新パーツは無い12けど、新たに始めた人がドライバーによる動きの違いを体験するのに適した収録内容。
今回入手したのはプレス(黒)。
機体別紹介と非公式検証系の小ネタの後編に続く。
- 端的に書くと、コンバート→OS→PI→EX→R→E-Unit。[↩]
- 最近ベイバは新シリーズ初期と”その世代のファブニル”くらいしかレビューしていない気がする・・・[↩]
- すでに一部が一体型の例外が増え過ぎな気もするけれど。[↩]
- おそらく使用キャラの所属チームごとで共通。[↩]
- 後にディスク部分が一部むき出しのダブルシャーシとかは出てきそう。[↩]
- どうせならロングLR[↩]
- ベイロガー付き。後にロガー無しモデルも発売。[↩]
- 超Zスプリガン、パーフェクトフェニックス、サラマンダーなど[↩]
- 万が一勝とうものなら歓声が起きた。[↩]
- ジャッジメント、ロードなど[↩]
- 自作のシートを使っているため。[↩]
- ホールド・ゼファーはダッシュドライバーでもない。[↩]
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