その1:概要+機体紹介の続き。

DBベイの構造や機体の紹介はその1にて。
カスタムベイランチャーLR
今作ではランチャーにもカスタマイズ要素が追加1。
カスタムベイランチャーはギアユニット、コアユニット、スピンユニットに3分割してカスタマイズができるのが売り。
組み換えで回転方向を変更できるので、右回転/左回転用のランチャーを別々に持ち歩かなくていいのはかなりのメリット。ただし・・・(後述)
本記事で紹介するのはDBエントリーセットに付属する「クリアVer」。
構造が良く見える。
構成とカスタマイズ性
コアユニット
主に紐部分。
ギアユニットとスピンユニットを付けないと回らない(ひもを引っ張れない)構造になっている。
ギアユニット
ベイに力を加える軸に直結しているギア。
ギア比変更のために真っ先にカスタムパーツがでそうな部分。
スピンユニット
両回転対応のツメ+スパーキングランチャー同様ガリガリしない構造。
この部分だけ見れば、歴代人気シューターの詰め合わせ。
今後の拡張予想
ギア比の変更=ギアのサイズ変更に備えてか、スピンユニットへ繋がる軸の穴が長孔になっているのが確認できる。
構造的に、ギアユニットとスピンユニットは指定の組み合わせでのセット運用が基本になりそう。
カスタム要素自体はワクワクするけど、素人考えでも「紐が長いコアユニット」、「径が小さいギアユニット」、「それに対応したスピンユニット」がどう考えても最適解。
もっと度肝を抜くカスタム要素に期待・・・
性能
ロングスパーキングランチャーと比べると、カスタムベイランチャーLRの方がわずかに紐が長い。
だけど、回転数は1回転ほどカスタムベイランチャーLRが少ないというバランス。
カスタム無しの現状ではロングスパーキングランチャーの方が高性能だけど、あちらは高額なセット商品にしか入っていないし、壊れやすい2。
単品買い出来て、動きもなめらかで、気軽に使いやすい点ではカスタマイズベイランチャーに軍配が上がる。
グリップを使う(&問題点)
このランチャーの恩恵を一番受けるのはおそらく、グリップを使わない派。
今までのランチャーよりも手から離れた位置にベイをセット出来、スピンユニットがいい感じにガードになるので、今までよりも安全にシュート出来る。
逆にグリップを使う派はカスタマイズランチャーのメリットをほとんど受けれない。
付属する「ランチャーグリップブラッククリアVer」と合わせた例。
グリップを縦付けするとユニットのロックとグリップとが干渉するため、グリップを付けたままの分解が不可。
よって回転方向の変更も出来ない。
グリップ横付け派も説明書によると必ず正しい向きへの付け替えが必要。
一応、今までのランチャーと異なり、グリップをロックする凸部分がPOMの別パーツに独立したので、比較的グリップを外しやすくはなったけど回転方向を変えるたびに位置父グリップを外すのは正直、手間すぎる。
R用、L用それぞれ用意するのもありだけど、それならスパーキングランチャーで事足りてしまう。
それに、今後のカスタマイズを考えると、強パーツはセット品のみ同梱とか起こりそう3で、カスタムベイランチャー複数運用は少々不安。
ベイスタジアム DBスタンダードタイプクリアVer
DBシリーズに合わせて新型のスタジアムも発売。
「DB(ダイナマイトバトル)スタジアム」と呼びがちだけど「ベイスタジアム DBスタンダードタイプ」が正式名称。
(DBスタジアムだと「ダッシュベイスタジアム」と少々紛らわしい。)
特徴
バトルエリアが広く
バトルエリアがスタンダードタイプの125%に広くなっていること。
120%広くなったと謳っていたダッシュベイスタジアムよりも広い。
くぼみが急に
メインのくぼみの角度が急になった。
設定的には「ベイ同士のぶつかる勢いが増している」はず。
接触頻度が増えたかは不明。
個人的には傾斜が急になったおかげで地面にこすれやすくなったので、吸収合戦の時間自体はわずかに短縮されたように感じる。
段差が2段&ミドルエリアが追加
段差が2段になり、メインのくぼみの外側に、ほぼフラットな「ミドルエリア」4が追加。
フラットになっているおかげでベイの速度に緩急が付くため一人遊び的には楽しい。
欠点は、ほぼフラットなせいか一度外周を始めると、勢いが落ちるまでメインのくぼみに戻ってこないこと。
(以前のスタンダードタイプでも似たようなことは起るけどより顕著になった。)
壁が遠くなったので壁にぶつけて中心に無理やり行かせる戦法(壁蹴り)も困難に・・・
左右対称な形状
個人的に好きな点。
今までのスタンダードタイプは左右非対称だったので、シュート位置によって有利不利が発生していた5。
DBでは対称になったので、シュート位置による不平等感は無くなった。
オーバーするポケットの形状変更
2つに減ったためオーバー自体は起こりにくくなった。
ただし、ポケット自体の奥行きが大きくなった+天井の傾斜が急になった為、マキシマムガルーダ(2017年7月発売)以来問題になっていた大径のベイが落ち切らず復活してくる状況がついに改善された。
感想
スタジアムを一人遊びした感想だと、ダッシュベイほどの壁に激突して自滅するような理不尽さは無いし、今までのドライバーの動きもそこまで大きくは変わらない6。
まさに「スタンダードスタジアムの正統派な派生」という感じで、今後置き換わっていってもそれほど違和感はない。
広い+オーバーエリアが狭いおかげで全力シュートがしやすいのはアドバンテージ。
「ヴァリアブル(覚醒)」(極太ラバー軸)の全力フラットシュートすら自滅せず遊べる。
流石に「エクステンド+(攻撃モード)の全力撃ちだと自滅したけど・・・
純粋に楽しい全力シュートをしても問題ないし、ミドルエリアによる速度の変化もあって見てて飽きにくい。
一人遊び用のスタジアムとしては間違いなく最高傑作候補。
こんなご時世らしい一品7。
対戦用としてみると、悪くはないけど、オーバーしにくさ+ミドルエリアのせいで攻撃型を勢い良くぶつけるのは難しくなったため、以前よりも持久(粘り)環境な気がする。(結局のところいつも通りな気もするけれど。)
吸収合戦も起こりやすそう・・・
より詳しく検証するために対人戦をしたい・・・
さいごに
以上新シリーズのDBベイについてでした。
「発売当初だと新シリーズでのカスタマイズを試すのにランブーのレアを引かないといけないのはどうかと思う」という不満点はあるけれど、システム自体は好印象。
性能向上しつつ、良い意味でベイブレードバーストしている。
さらに、今のところアニメも非常に面白い。
今後のDBシリーズの展開にかなり期待。
初期のラグナルクがランブーだったことが最大の汚点といわれるくらいに名シリーズになることを祈るばかり。
一度文章を閉めはしたけれどこのブログ的にはここからが本番。
検証+プチ改造編に続く。

追記・修正
2021/4/26 ランチャーにグリップを取り付けるときの向きの表現を公式に合わせました。また説明書の内容に合わせてグリップの取り付け方を修正しました。
注釈
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