ベイブレードバーストがまさかの5世代目「GT(ガチンコ)シリーズ」突入。
もうすでにあっちこっちで語り尽くされている気もするけれど、せっかくなので自分なりにも綴り残してみる。
GTシリーズ
(初代)→デュアルレイヤー→神(ゴッド)→超Z(ちょうぜつ)ときて「GT(ガチンコ)」。
その時代の流行りを感じるネーミング。
カスタマイズ(組み換え)
ベイブレ-バーストの「レイヤー」「ディスク」「ドライバー」は健在で、今までのシリーズとの互換性もある。
だけど大きな変化が2つほど。
レイヤーが3分割
レイヤーが「ガチンコチップ」「ウエイト」「ベース」の3層に分割。
これら3つのパーツを組み合わせて一つのレイヤーを作る様になった。
(各パーツの詳細は後述。)
ガチンコチップとベースが合わさって一つのロックを作り出すのは芸術的。
ガチンコチップがベースにハマる位置が、真ん中よりもズレた位置にあるので、おそらく右回転ベースには右回転GTチップ、左回転ベースには左回転GTチップをつける仕様。
レイヤーとしての呼び名が「ベース名+ガチンコチップ名+ウエイト名」なので、デュアルレイヤー発売前に多くの人が妄想したことがついに実現した。
この3層はバーストしても一つのレイヤーとして一体のまま。遊ぶ上で結構ありがたい。
ギミック内蔵ディスク
もう一つの変化がディスクにギミックが内蔵されたこと。
神シリーズのロマンギミックが好きだった身からからすると非常にワクワクする展開。
レイヤーでかなりのギミックが消化されたのでネタかぶりも多そうだけど、似たギミックでもレイヤーについているのとディスクに付いているのでは使い勝手が全く違う。
真髄はギミックレイヤーと併用出来ること。
ロマンの塊を作り出すことが出来る。(実用性はともかくとして)
(実例に対してはディスクの紹介で)
ギミック自体は今後にも期待しているけど、後半で「GT覚醒ディスク(バーストロック搭載)」とか出てきそうで楽しみなような不安なような・・・1
また、フレームは廃止された。
超Zではフレームの入手機会が少なかった2ので、わりと妥当。
ガチンコレイヤー
ガチンコチップ
全体のデザイン、ロックの特徴を決めるパーツ。
ガチンコチップ最大の特徴は、デザインだけでなくロックの性能にも影響を与えること。
GTレイヤーではロックの爪はガチンコチップに依存。3
使うガチンコチップによってロックの深さ(消耗しづらさ)、ロックの数、ロックの傾向が異なるので、性能的意味でも重要な選択要素。重量も違う。
逆に言えば性能にも大きな影響が出てしまうので「このキャラが自分の相棒だから使い続けるぜ!」というのがやりにくい。
また、擦れる爪なので消耗品。
過去のレイヤーにつける「チップ」たちと。
ゴッドチップ:本来は見た目のみを変えるパーツ。(実際は個体差のせいでロックの硬さにも影響を与えていた。)メタル搭載のパーツも出た。
レベルチップ:機体のガタツキ4を抑えるパーツ。実質必須級なパーツなのに入手方法が非常に少ない5。
これらを踏まえたあとに出ただけあって、ロックの硬さが変わるのはガチンコチップの仕様だし、別手段で入手しないといけないものがあると言うわけでもない。
個人的にはGTシリーズで一番良心を感じるのがここと言っても過言じゃない。
また、過去のチップたちを踏まえると、終盤では別のパーツと一体化してきそうな予感がひしひし。
また、1パーツ整形だけで良いのでレイヤー作るのに比べればコストがかからないだろうから、レイヤーとして出すほどの需要はないけれど、人気はある機体がガチンコチップだけで良いから復活するのに期待してしまう。
おまけ:寸法が近いので、ゴッドチップを無理やりはめることは出来る。
固定はできないし意味もないけど。
ウエイト
レイヤーに仕込める金属製の重り。
重さと重心に影響を与えるパーツ。
個体差厳選が一番きつそうな部位でもある。
中心部分のデザインも微妙に異なるあたり芸が細かい。
同じレイヤー使っていて重心バランスの選択肢があるのはカスタマイズの幅が広がる。
とはいっても、結局偏重心にしない限り、重量と遠心力が全てなので、誰しもが「どうせ最終的に6個全部埋まった強いやつが出るだろうし早く出せ」と考えてしまうはずのが悲しい所。
逆に考えれば、どうしても重いレイヤーに流れがちなのがベイブレードバーストシリーズの宿命だったので、後半でも初期機体を使い続けられる可能性が高いというのが希望。
ベース
レイヤーのメイン部分。相手と接触する所。
ロック性能自体にもしっかり影響はある模様。
サイズは順調にインフレしていて、シリーズ初期機体から、かつて最大経だったマキシマムガルーダと大体同じ経6。でかい。
GTレイヤーの重量
数g程度の差しかないとはいえ、今回最大重量だった各パーツをあわせてみたのが「グランヴァルキリー 烈」。
重量は22.1g。
パーフェクトフェニックス(約27.7g)がぶっ飛びすぎていて感覚が麻痺しているけど、超Zと比べても普通に重量級。
(参考)ウイニングヴァルキリー:19.4g
ウエイト抜きで遊んで見る(非公式)
非公式だけど、ウエイト抜きでも組むことが出来る。
シュートも可能。(真ん中のピンが押されないのでロガーは非対応)
その場合の重量はエースドラゴンで12.2g。
コアディスクと組み合わせる
今までのコアディスクも使えるので、GTレイヤーとコアディスク+フレームと合わせると驚異の6層構造になる。
真面目に検証しようとすると組み合わせ数が恐ろしいことに・・・
GTアビリティ
今作ではレイヤー・ディスク・ドライバー全体を使った必殺技的7な扱い。
超Z同様カタカナで「アビリティ」表記。
パッケージ
超Z初期は一度ブリスターに戻ったけど、GTでは最初から紙パッケージ。
スターターであるエースドラゴンはシューターや別のベースなどの付属品が多いためやや大型。
正面から見たときに使用キャラの顔が見えない。主人公なのに・・・
ブースターかなり独特な形状の紙パッケージ。
その他
ICチップの復活は無し。(すでにベイターミナルに新機体を追加すること自体廃止済)
ICチップ廃止してもう1年経ったというのが驚き。
ベイロガーも今までどおり。
商品パッケージにおまけでシートが付いてくるのもそのまま。
簡易レビュー
エースドラゴン.St.Ch 斬(ザン)
新主人公機。
青→赤ときて白ベースの虹。
やっぱりクロスファイトビーダマンっぽい(本編(青→赤)とフェニックス伝説的(白)意味で)。
攻撃型のエースに加えて、持久型、防御型の交換用ベースが付属するので1セット買えばGTレイヤーのカスタマイズが楽しめる。
ベースを変えるので当然見た目の印象はガラリと変わる。
でも、付属のドライバーは1種類なので動き的にはあまり変わらない。
また、アプリのアイコンも変更された。
ライトランチャーLR&ドラゴンワインダー
エースドラゴンはスターターなのでランチャーが付属。
ワインダーだけで文章量が思った以上に多くなってしまったので、ドラゴンワインダーについては別記事に。
GTチップ:ドラゴン
ロックの山はオーソドックスな形状。
重量は2.8g。
ウエイト:斬(ザン)
重い部分を左右に1つづつ配置したバランス系のウエイト。
重量は7.9g。
ベース:エース
アッパー形状の攻撃型という王道な形状。
シールなしだと白+青+金。シールで赤色が加わる。
シールの有無で印象が変わるレイヤー。
ディスク:St(スティング)
ギミック重視のネタパーツかと思ったら重量がコアディスク+フレームを超えていて(約28.8g)初見だと驚く。
中にバネ(?)ギミックが入っていて可動するギミックを搭載。
ある意味ゴッドヴァルキリーのディスク版。
動きは緩やかであまり変形しないので、反発というよりは衝撃吸収のダンパーのような動き。
バウンドレイヤー+バウンドディスクの組み合わせも、もちろん可能。
ゴッドヴァルキリー.St.Pw
ドライバーもある意味バウンド系で合わせてみた。
色合いも合う。
ただ、レイヤーも巨大化した今、普通に運用していてこのディスクが何かに接触することがあるのかが疑問。
ちなみにGTアビリティは「バウンドスティンガー」。
ちょっと紛らわしい。
ドライバー:Ch(チャージ)
オクタドライバー同様に、下部に金属パーツを大量に搭載した非常に重いドライバー。14.8g。
金属部分多いので個体によっては15gの大台に乗りそうな予感・・・
ベース2:グラン
エースドラゴン付属の交換用ベース1。
赤いくて円形に近い持久型ベース。
ドラゴンのガチンコチップが優秀なのか、ロックもある程度の硬さはある。
重量は約10.4g。今回のベース5種の中では一番重い。
ベース3:ロック
エースドラゴン付属の交換用ベース2。
6枚刃の防御型ベース。
可もなく不可もなく。
同じく防御型のブシンが同時発売なので、影が薄め。
重量は約10.0g。
ロックドラゴン斬としては約20.7g。
ロックベースだけでロックという単語の意味が3つもあるので少々ややこしい。
・ロック①:ベース名
・ロック②:ガチンコチップを固定する爪
・ロック③:ベイブレードを組む時の爪(バーストに関わる部分)
後半に続く。
(長くなったので分割)
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