新シャーシの発表もありミニ四駆熱が高まってきたので、久々にミニ四駆関連の加工をしみました。
集光アクリルリヤステー!!
マシン本体じゃないんかいというツッコミもありそうだけど作りたくなったから作った。
集光アクリルという素材
東急ハンズでハンズで購入。
150×300×2(mm)で600円。
名前の通り本体に当たった光が側面に集められ側面が発光する、色付き透明なアクリル板。(プラスチック板)
ドレスアップ目的やピンポイントで目立たせたい部分があるなら光源を積まなくともそれなりに明るくなる便利な部材。
もちろん白色LEDと組み合わせると発光ロマンはさらに増幅する。
特性的にはアクリルなので固いが脆い。(しなりにくい)
なので、実際に走らせるミニ四駆のステーパーツとしては不適。すぐ折れかねない。
アクリルの固さに加え、今回使ったのは2mm厚という事もあり、手加工のみだと結構大変。
(工具があればわりと楽だけど)
メイキング
作り方はいたってシンプル。
・・・ただし原理は簡単でも加工となると割とめんどくさいタイプ。
①集光アクリル板と、コピー元になるステーを用意する
②ステーに両面テープを貼り、集光アクリル板に貼り付ける
③ステーの周りを切り出す
2mm集光アクリルはかなり切りにくいので、ケチらず大きめに切り取るのを推奨。
④ある程度形に添って切り出す
ステーの穴をガイドにして集光アクリルに穴を空ける。
なるべく傾けず垂直にドリルの刃を入れること。
⑥削る
貼り付けたFRPをガイドにして削る。
この時点では両面テープが邪魔になるので0.5mm位残す程度でOK。
器具によってはステー諸共削ってしまうので削りすぎ注意。
⑦ステーを剥す
両面テープで貼ったステーを剥す。
ここで失敗してせっかく削り出したものを割ってしまうと悲惨。
ある意味最大の難関。
⑧ねじ止めして削り仕上げ
テープ貼って削ると削りかすが貯まってしまい、縁が見にくいので、綺麗に剥す。
その後FRPと、集光アクリルをビスで止め、縁ギリギリまで削る。
⑨磨き上げ
最後に紙やすりで磨き上げ。
これで完成!
使った工具
手加工でも不可能ではないとはいえ、集光アクリルは加工が大変。
そもそも悠長に手加工できるほどの時間は無い。
なので今回の工作は電動工具の力に頼り切って工作を行った。
切断:超音波カッター
刃に超音波を加え、切れ味を超強化したカッター。
これをもってしても2mm集光アクリルを1発では切断できないので、表裏から刃を入れて最後は軽く力を入れて折る形で加工。
穴あけ:電動ドリル
地味に便利な工具。φ2mmのドリルで穴を空ける。
削り:リューター+ジルコニアビット
(アルゴファイル スターP30+ジルコナイト)
集光アクリルもFRPも問答無用で軽々削る最終兵器。
ジルコナイトのおかげで回転量を上げてもアクリルが溶けないのはとても楽。
削った粉が出るので吸い込まないよう注意。
ちなみに使ったビットはシリンダ型のファイン1本のみ。
ビットの径が少し太いけど、FRPプレートを削るにはちょうど良かった。
磨き:スポンジヤスリ
最後は電動工具ではなく手加工。
スポンジヤスリだと曲面が楽々削れる。
これらの道具を駆使して加工時間は大体1時間。
期間削減において工具の力は偉大。
さらに欲を言うならデータ作ってセットすれば見守るだけで出来るNC切削機やレーザーカッターが欲しい・・・
まとめ と おまけ
というわけで集光アクリルリヤステーでした。
意外にも、加工難易度、機械による恩恵のわかりやすさ、所要時間等、電動工具の試し削りや練習としては結構良さげなテーマだったので機会があったらぜひ作ってみてください。
パーツは作ったけどボディ側にこれと言ったネタが無い。せっかくだしコンデレ用としてまとめ上げたいなぁ・・・
おまけ
加工途中に失敗して折ってしまった1号。
やったのは2017/7/20。リベンジしようと思っているうちにあっという間に時間がたってしまった。
原因は横着して切り込みが甘い状態で折り割ろうとしてしまったため。
いくらシンプルなものとはいえ、初めての素材だと特性がつかめず失敗することはざら。
まずは失敗覚悟でやってみて経験を積み重ねるのが何よりも大事。
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