2記事にわたり紹介した2つのフリックス「フェロー・フリクシロ 」と「フェロー・クロリッス 」。
それらの名前の由来は
フェロー(fellow)の意味は「(二つのうちの)片割」。
そして、
フリクシロ=フリ(ッ)ク(ス)+白 (白が下側)。
クロリッス=黒+(フ)リッ(ク)ス (黒が上側)。
これが意味するところは…
合体!!
フリックス・ニーセット!!
概要
テーマは「合体」。そして「フリックス・アレイ」そのもの。
「フリックス」文字通りフリックス・アレイ。
「ニーセット」はフリックス2セットが合体したから。
2体合体ではなく2セットの合体というのがポイント。
いままで「カラフルな奴」と呼ばれていた機体。
フリクシロの「白ケース」、クロリッスの「黒ケース」、フリスクケース2つ「ピンク+水色」「黄色+オレンジ」で6色のフリスクケースを贅沢に使用。
ケースも白黒にしてモノトーンにするのもあり。
合体コンセプト
「黒が上」「白が下」になる、「2つの機体の名前を合わせることで「フリックス」という文字列が揃う名前」というのが合体前の機体の名前の真の理由。
フリクシロ&クロリッスの名前は即決まったけど、合体時の名前がさっぱり思いつかず公開が遅くなったというのが真相。
単なる2機合体ではなく
「フリクシロとマイン(1人分のセット)」
「クロリッスとマイン(1人分のセット)」
これら2人分のセットが合体してニーセットという機体が誕生する。
バリケードも考慮すると「2人分のセットとバリケード」が「ニーセット+マイン(1人分のセット)」になる。
この機体自体がフリックス(アクティブバトル)というルールを内服していることがポイント。
「この機体+マイン」の1セットあれば、2人対戦プレイも楽しめる。
言わば「戦う対戦セット」。
だから名前に「フリックス」。
ちなみに合体時に相手マインとバリケードが不足するという問題は、相手分のマイン相手が用意するだろうし、バリケードは貸して貰う(どちらか持っていればOK)事で対処。
※現在は2バリケードの方が主流だけど、製作当時のレギュ的にはバリケードは1つだった。
合体シークエンス
写真が多くなったので別記事に。
→「フリックス・ニーセット」(合体光景編)
全体性能
重量:57.0g
合体形態でも寸法および重量はレギュレーションを満たしている。
合体する機体を製作した人は過去にもいたけど、合体状態でも普通に一つの機体として試合に出せる機体は初。
ボディ「フリックス・ニーセット」
合体というギミックのわりに、シュートポイント以外の戦闘特徴はあまりない。
マイン上のパーツを装備しているけど単なるデザインで、マインそのものを搭載しているわけではない。
※そもそもレギュ的に最初からマインを機体に組み込むことは出来ない。
とはいえフリスクケースそのものなので、それを活かした機能もおまけとして搭載。
(おまけ機能なので取り付け時に物理的に干渉してしまうシャーシは無理だけど)
内蔵ウエイト
横のケースにウエイトを入れることで重心をずらすことが出来る。
シャーシを側面に装着
特殊な底のシャーシを側面(相手との接触用)として取り付けることも可能。
例としてグリップ力の高いシャーシなら、相手に引っかかるような攻撃。
スピン系のシャーシで刺突攻撃に転用できる。
※側面装着したシャーシは「あくまでもボディ」なので、試合中に実際のシャーシとの組み換えるはルール的に不可。
シャーシ「パネルイングリップシャーシ」
物自体はフリクシロで紹介した物。
クロリッスに入れていたウエイトが入ったことにより、ゴムが押さえつけられブレーキ力がアップしている。
「パンチングシュートポイント」
クロリッス上部のCRゴム部が元々のシュートポイント部分を覆い隠す巨大シュートポイントに変形。
実戦面ではおそらくこの機体最大の特徴。
面のどこを打つかによってもシュートにバリエーションが出せるのは勿論、面が広いので(実用はともかくとして)パンチングシュートが可能。
しなりうちとかだってOK。
CRゴムのクッション性おかげで、手が痛くなりにくいのもポイント。
戦術
オーソドックス戦法
合体したことにより重量が増すので押し込む攻撃力は上がる。
と言っても、特に凄い攻撃ギミックは無いのでそこまで強い訳では無い。
分離戦法
せっかくの合体機なのにどうかとは思うけど、分離戦法はわりかし応用範囲が大きい。
本来攻撃できない位置にいる相手でも、
フリックスのアレイのルール上シャーシ基準なので、フリクシロボディは勿論、シャーシを付け替えればクロリッスボディをシュートすることも可能だったりする。
フリスクケース部分を分けることで更に弾(分離数)を増やせるけど、ややこしすぎるだけで実用性はまずない。
酷い例。わかる訳が無い!!
やってみたいこと
フリクシロとクロリッスという白黒な機体なのは、初見でもパッと見の区別を付けやすくするため。
マインの色を合わせれば、どっちがどっちのマインなのかも一目瞭然。
なので、フリクシロorクロリッスの片方を貸し出して、フリックスのルールのチュートリアル。
そして、興味をもって自分の機体を作ってきてくれた人との対戦時に合体させて真の姿で応戦。
いかにも入門の大詰めって雰囲気を演出・・・というのも根底にあるコンセプト。
えげつない高火力能機は無く、57gという重すぎない重量、攻撃を受けやすい広い面の多い形状と、入門者が対峙する機体としては結構いい線に出来たと思う。
ただ、これにはわりと痛い欠点があって…
・ルール的に混乱を招く
流石に分離戦法はややこしすぎるので自重してオーソドックス戦法をするにしても、「パッと見マインを搭載しているように見える」ので、ルール的混乱を与えかねない。
・合体に元々のマインを使ってしまう
ケース不足に悩む入門者に自分用のマインも用意しろというのは酷な話。
・バリケード分のケースが無い
バリケードを相手から借りる必要があるけど、「入門者から借りる前提ってどうなのよ?」って問題もある。
元々のマイン・バリケードとは別にケースを用意しておくことでこれらの問題は解決できるけど、2セットが合体するコンセプト的にはモヤモヤが残る。
他の機体との合体
実質フリクシロボディとコネクトスリッドシャーシの合体なので、コネクトスリッドシャーシを付けることが出来るフリックスとなら大半の機体と合体可能。
ヴェシック1と。
他人製作の機体とだって合体OK。
シールドセイバーと。
他の特殊シャーシ(特殊シュートポイント)+ボディの合体機能を持つ機体を組み合わせれば・・・
フェニックスセイバーと。まさかの3体合体!
他の人が作った物とも互換性があるお蔭で、いろいろ試せるからフリックスは面白い。
というわけでフリックス・ニーセットでした。
合体機に挑戦する人もっと増えるべき!
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