実機片手に仮組しつつトライ&エラーを繰り返したら完成した。今まで単なる「こんなの出来たらいいな」程度の物だったけど、やる気になって行動に移せば案外出来るもの。
仮組
ステアリングシステムを試しに装着。
勿論ステアリングシとシャフトの軸受は520ベアリングを埋め込む改造済み。加工に慣れたおかげで以前よりも高精度。
ホイール側の軸受も850ベアリングに交換。脱脂済み。
ステアリングシステムの本来シャーシに密着させる部分は真鍮スペーサーとワッシャーで埋め込み軸受を押し出さない程度に装着。固定自体は普通のホイールと同じようにシャフトとステアリングシステムに頼った。
トレッドは感覚で調整。
ステアリングをシャーシに密着させる方法ではなく浮かし気味につけるのでトレッドが長くなってしまいがち。
シャーシの元々軸受を付ける部分を完全に切り落として少しでも短く調整。
アクティブサスペンション
ぶっちゃけミニ四駆がやりたいわけではなく、アクティブサスペンションをやりたい。
どうやってつけるか、如何すればメンテしやすいか、昔の方法の改善したい等試行錯誤を繰り返しているうちにFRP無加工で微調整が利く方法を閃いた。
リンクパーツ
組み込み
新形式のアクティブサスペンションの詳細は後日改めて。
トレサス連動に限らずアクティブサスペンションのリンクパーツの方法としてかなり良さげなので、詳しく書きたい。
今回プラリペアすら使わないのでレギュ的に真っ白。
完成
アクティブステアトレサスMSシャーシ!!
動作検証
まずはトレサス。問題なく作動。
製作時はまったく意図してなかったけど、何気にステアリングの付け方がプラスに作動して、サス発動時に微妙にローラーのスラスト角がきつくなるようになった。結果的に
まさかの可変スラスト機能を装備。
夢(機能)を引き寄せたと表現するとカッコいいかもしれない。
おなじみアクティブステアリングもきちんと動作。
ぶつかった方向と逆向きにステアリングを切る。
また、以前と違い、微調整機能を今回つけたおかげで、サスとの合わせ技にもかかわらず、ニュートラル状態できちんとまっすぐ走る!
さらに、以前よりも高精度なので弱い方のスプリング(黒)でも問題なく動作する。
最後にステアリングとサスの同時使用。
問題なく動いた!!
電源を入れたまま動かしても音に大きな変化なし!!
ニヤニヤが止まらない。
重量
シャーシの重量は125.5g(リアステー込)。
夢は重い・・・と思いきや素組+マスダンパーMAマシン程度。
問題点
・スラダンを取り付けるビスがサス作動時に地面にぶつかってしまう
地面に傷つく危険性あり+サスの可動域が狭まってるので何とかしたい。
小径の加速力を活かしたかったけど、大径タイヤにしないと厳しいかな・・・?
・振動がやや強い
精度のせいか素AR・MAに比べると振動が強い。
なので、ネジのゆるみが心配。(ロックナットやスプリングワッシャーできつめに締めてはいるけど)
・フロントトレサスの動作がやや重くなった
パーツが増えたせいと思われる。
問題ないけど、可能ならば直したい。
ボディ
コンデレマシンの製作のためにシャーシ目当てで買ったオレンジクリアエアロアバンテをベースに改造中。
思いっきり切ったせいで昔のアバンテに先祖返りした感がある。
これでもまだ所々干渉してしまう。意外と難しい。
というわけで
前から作りたいと言っていたアクティブステア×トレサスが完成しました。
ギミック大好きな自分にとって弄っているだけでニヤニヤが止まらないマシンになった。
サスを意味もなく発動させるか、ステアリングを動かしてみるか、あえて同時に動かすか選択肢がある幸せ。
あとはボディをつけてマシンとして仕上げたい。
そして何よりも早く実際にコースを走らせたい!!
コメント
衝撃時の反動を利用したステアリング動作の構造が良くイメージできませんが
瞬間的な衝撃を逆方向に微妙な舵取りと直進操舵の自動復元は可能な気がします。
但し、後輪駆動が前提ですが。
やはり、四駆維持での足回りの改造はステアリングとショックアブソーバー、駆動系と
更に一軸と難関が多いですねぇ へへ!
「コンパクト&シンプル」をテーマに日夜瞑想しています。