自分なりのフリックスの作り方を「バクタンセ・サミン」の時を参考に書いてみる。

フリックスは人によっていろいろな作り方があるので、あくまでも僕の場合の例。
多分、デザインから一番遠い立ち位置なのもあって適当度はトップレベルだと思う。
(もちろん真面目には作ってるよ!特にギミック部)
1:材料調達しながらネタを考える。
仕入れた材料はこんな感じ。フリスク込みで500円くらい。
時間節約&アイディアを探すため100均現地でどういう物を作るか考える。
今回は「後ろを押してジャンプさせる蛙のおもちゃ」が目に入ったので飛翔モデルにすることに決めた。
飛翔モデルなので
・飛ぶギミックをどうするか
・軽くする
・軽い分攻撃力が下がるのでどうやって補うか
的なことを思い浮かべて使えそうなものを探す。
今回は「ギミックにバネを使おう→楽につけられるバネが欲しい→洗濯ばさみ」という考えにたどり着いた。
幸い今回の洗濯ばさみはポリカーボネイト性。強度は十分。100均すげぇ。
少しでも軽くするためパテの代わりに紙粘土を選択。
あと100均ではないけどケースのためにフリスクを購入。
少々高いけど、「フリックス素体が入った食玩を買った」と思えば・・・
(付属のお菓子がラムネというのも食玩っぽい)
2:素体を作る。
ここから工作開始。
まずは下敷きを程よいサイズに切り出す。
今回使うものを並べてどう進めていくかイメージしたら・・・
フリスクケースに合わせて下敷きをカット。
カットしたものをプラリペアでフリスクケースに接着。
(※厳密にはプラリペアの代わりにアクリルリキッドとアクリルパウダー)
これに洗濯ばさみをしっかりと固定。(やはりプラリペア)
洗濯ばさみの高さがレギュレーションを超えないように調整。
負荷がかかるギミックなので洗濯ばさみ自身が接地するようにして少しでもフリスクケース本体への負荷を減らす。
しっかり固定が出来たら・・・
3:ギミックの調整
この時点でギミックの動作を確認する。
また、攻撃用洗濯ばさみに力を加えたままにする方法を考える。
今回はルーブ・ゴールドバーグ・マシンやピタゴラ装置でビー玉を打ち上げるために使われる物を応用して、家に転がっていたプラスチック片を挟むことに。
(※プラスチック片はおそらく「キモケシ」という玩具の部品と思われる。)
外れた衝撃でプラスチック片が飛んでいくのも薬莢の排出みたいでかっこいいけど、なくすと面倒なので紐で固定。
余談だけどここら辺で「バクタンセ・サミン」の名前を思いついた。
4:肉づけ
可動に気を付けて全体に紙粘土を盛ってデザインを作る。
これでほぼ完成!
一番最初に公開したシルエット画像の段階はここ。
後はパテが乾くのを待つ。
デザイン側の人に怒られそうだけどデザインはかっこよさは考えていない。
「なんとなくまとめる」「実戦で当たった時に都合の良いようにする」という事だけ。
コックピットっぽく作ろうと思ったけど僕の腕ではうまく加工できなかったので半球を載せて満足。
5:レギュレーションの確認
寸法がきちんと満たしているかどうか確認。
フリックスはそこまで厳密ではないけれど個人的にはこだわりたい。
オーバーしていた所を削った。
6:シャーシの改造
これらを満たすノーマルシャーシ・・・じゃ流石に味気ない。
とおうわけで卓球用ラバー(テナジー)の破片を張って威力と扱いやすさを強化。
7:本体の補強
ぶつけ合う競技なので強度がすごく大事。
というわけで全体をプラリペアでコーティング(厳密にはアクリル以下略)。
申しわけ程度に色つきアクリルパウダーを使用。
8:塗装
無し。
色つきアクリルパウダーで満足。
ぶつけて遊んでいるうちに剥がれちゃうし、何よりもポリカの塗装が面倒。
最後に
僕はデザインセンスはないけどギミック作るのは大好き。
「○○が出来ないからやらない」はもったいない。
苦手は妥協して、できるところを最大限に生かせばいい。
一部が苦手でも得意なところを生かして補ってしまえるのが玩具工作のいいところ!
「こういう風に作らなきゃいけない」そんな決まりはないので自由な発想こそ面白い。
(基本的にデカくて大きい方が有利な玩具なのでレギュレーションはあるけど。)
なので、周りはすごいものを作っているけど、こんなのでもいいんだ。
自分もできそうだと思えた人は是非挑戦してみてください!
余談
余った洗濯ばさみはバネが固いのを利用して指の筋トレに使用中。
追記
2015/01/15 文章を追加しました。また、一部の文章を修正しました。
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