クソ漫画の薦め

自分では違うと思っているけど「クソ漫画愛好家疑惑」がかかっているのでクソ漫画についてまとめてみようと思う
自分がクソ漫画愛好家ではないと言いたい根拠は一般的な漫画から同人漫画まで、手元にあるなら少女漫画がだろうがなんでも読むから
良く言えばただ差別をしないだけ。

大前提

人それぞれに好みはある。
なので、全ての人にクソ漫画が合うとは思っていないし、あってたまるか
当然、無理をしてまで読むものでもない。

そして僕の想定する「クソ○○」は基本的に心の底からのヘイトではない
これは大前提。

クソゲー、クソ漫画、クソ玩具etc…
異質すぎる、何かがおかしい、技術だけはすごい等、何か光るものがあるけど総合するとやっぱりお面白くない

だけど何かが気になる

そんな作品へのゆがんだ愛が「クソ○○」というネーミングだと思う。
馬鹿な子ほどかわいいに近いのかもしれない。

もっとも

何も知らずに高い値段でクソ○○をつかまされた犠牲者は
怒っても良い

クソ漫画の例

簡単にこんな要素があるとクソ漫画扱いされやすいよーって例を挙げてみる。
一つでもあったらクソ漫画というわけではないし、これら複数の要素を持っていても普通に名作とかは普通にある。
クソ漫画は要素を複数持つだけではなく、光る何かをも持ち合わせる総合芸術なのかもしれない。
当然一つの要素をとっても人によってとらえ方が違う。
気にならなかった~生理的嫌悪感を思えるまで人それぞれ。

絵が汚い

人による感性の違いがあるので何とも言えない。

デッサンが崩れている

気になる人は気になるようだけど僕自身は画力が皆無なので余程の事じゃないと気が付かない。

やたらと白い

背景がほとんどなく真っ白。
見開き大ゴマと合わせると驚きの白さ

説明不足

説明が足りず意味が分からないケース。
個人的にはクソ漫画と呼ばれる必須要素なんじゃないかとさえ思っている。
1ページ読み飛ばしたんじゃないか?という疑問が生まれることもある。

しれっと作中オリジナル用語が何の説明もなしに出てくるとレベルが高い。
さらに現実のエピソード・用語に紛れ込ませるとレベルがもう1段上がる。

露骨な説明台詞も如何かとは思うけど皆無はヤメテ。
説明してる体なのに「そうか、あいつも・・・」みたいに完全な部分をはぐらかしてるのに説明したつもりになっているのも困る。

描画がおかしい

個人的にはここが一番熱い。
言動と描画が一致していなかったり、夜のシーンなのに空が明るいままだったり。
所謂漫画のお約束を無視して滑ったり・・・
単なる説明不足の場合もある。

言い回しがおかしい

編集仕事しろ。
おかしな言い回しは下手なキャッチコピーよりも印象にのこるので計算のうちなのかもしれない。

ストーリーが破たんしている

設定がころころ変わったり・・・

キャラに感情移入できない

特に主人公。
もっとも少年漫画の主人公で実際にかかわってみたいキャラというのも相当レアだけど。
(※ホビー漫画除く)

世界観がおかしい

登場人物の人格がことごとく酷かったり、作中で絶賛されていることにどうも共感できなかったり。

純粋にギャグが詰まらない

ギャグ漫画だと致命的。
ギャグはつまらないのにギャグ以外が(ある意味)面白いというケースも。

クソ漫画のいいところ

ここからが本題
一番語りたいところ
薦めとタイトルにつけたからにはメリットを押していきたい。
基本的には連載雑誌(特に週刊漫画雑誌)をリアルタイムで購読の場合の視点で。

次回へののワクワク感

基本的に連載漫画の面白さはこれが全てと言っては過言ではない。

引きが上手い漫画は、次週の展開を予想したりするのも醍醐味の一つ。
また、次はどんなことをするんだろうという?どうやって切りぬけるんだろう?
そんな妄想が次の回を見るワクワク感を盛り上げてくれる。
綺麗で意外な伏線回収など予想できなかった事への驚きはかなりの物。

逆にクソ漫画は次は何をやらかしてくれるんだろうという感情が第一にくる。
この感情はある意味立派なワクワク感。

作中キャラがピンチに陥ったところで引き、ドキドキ感を残す展開は定番。
クソ漫画は漫画自体が常にピンチ
もはやキャラがどうこうのレベルではない。

そろそろ最終回告知が来るんじゃないか
もしかしたら次週が最終回なのではないか
下手すると今週が最終回だったかもしれない

という、そもそも次があるのかへのドキドキ感は段違い。

(これは「次週から長期休載になるかもしれない」という感情と常に戦い続ける某ハンターも近いかも)

基本的にコンパクト

所謂クソ漫画は人気が出ないので基本的に早期に打ち切られてしまう
なので、下手な引き伸ばしで当初の目的を見失うことなくコンパクトにまとまる作品も少なくない。

中には打ち切りが決まったことでまとめモードに入り、すごくきれいに閉める作品も。

コンパクトにまとまっているので伏線回収がある漫画の場合も思い返す量が少なくて済む。
大作にありがちな10巻以上前の伏線みたいな展開は余程熱心な人じゃ無いと覚えてられない。

コンパクトなおかげで必要な予算や時間が少なくて済むのは結構メリット。
貸したりもしやすい。

一体感・達成感を味わえることもある

何故か同士の解析班が結成され、何がしたかったのか、何が問題なのかの分析が始まることもある
それで少しずつ明らかになっていくのは、みんなで困難に立ち向かったような、トレージャーハンティングに成功したときのような謎の一体感を感じる

このパズルのような、暗号を読み解くような楽しみ方もネットが栄えた現代のクソ漫画の楽しみ方の一つ。
正直漫画よりもこっちが楽しいのかもしれない。
(漫画が無かったら生まれない作業なのであるいみマンガの功績)

予測不能

普通の漫画はある程度次の展開が読める。(製作者もわかりやすいように次の展開を予測させるようにお話を作っているんだけど。)
ところがクソ漫画は読みやすいようにという配慮もなければ、そもそも展開が常識の範囲に収まらない。
なので次の展開を予想することは困難。
ある意味毎回サプライズ!!

ネタバレコミュニティに行ってもどれが嘘で何が本当なのかわからないのもざら(下手すると嘘の方がまとも)

ハードルが低くなる

不良が少しだけ良い事をしたら感動話()になるように、クソ漫画の場合は普通な展開を書くだけで凄いことをしたかのように感じる

もっともやらかしに対するハードルは上がる
指が多い位気にもされない。
(ちょっとしたミスに目をつぶってもらえるともいう)

ファン同士の争いが少ない

最大の突っ込む(一番ヘイトを溜め込む)相手は作品本編
なので基本的に文句のベクトルが作品の突っ込みどころに向かう
そのため、「ファン同士で不満のベクトルがぶつかり合ってファン同士で論争」というのはあまりない。
全ての罪を受け入れてくれる存在と表現すると神々しい。

また、アニメ化などまず起こらない。
そのため原作VSアニメ対立声優の話題など良くある荒れる話題はそもそも出てこない。

ファンのある程度の濃さが保証される

マイナー作品あるある
語れる人は少ないが、語れる人はある程度の濃さが保障されている
これは地味に有名作品にはないクソ漫画の特権。

にわかクソ漫画好きもいないわけではない。
ネットでちょっと話題になるとまとめられるこのご時世。
一部のシーンだけを見て知ったつもりになっているのも多少はいる。
でもその対象はクソ漫画と言われっるくらいには一般的に面白くない物
ちょっと興味を持ったくらいじゃすぐに離れるのがオチ。
何よりも自分で解釈してナンボな界隈でもあるので、にわかのままでいるのは難しい。
少しでも興味を持って自分で調べだしたらあとは堕ちるだけ。ようこそ。

雑誌掲載で探しやすい

基本的に人気のない漫画は雑誌の最後に掲載される
なのでとても探しやすい

ただ逆走するとうっかり結末が目に入ってしまうかもしれない。
そこには注意
(結末を知ったところで「どう繋がるんだろう?」という疑問は残る)

意外とレアアイテム

そもそも流通が少ない。
売れないので中古にも流れない。
中古に流れたのも「好きだけど定価を出す気にはなれないから中古を安価で買おうとするクソ漫画ハンター」に早々かっさらわれる。
好きな人に行きわたるので中古には流さない。
再販もない。
だから最終巻発売からしばらくたつとまったく見かけなくなる
そんなわけでレアアイテムと言っても過言ではない

というわけでクソ漫画の薦めでした。
クソ漫画と表現するのが単なるアンチだけではないという事を知っていただけたら幸いです。

余談
この記薦め自体ロストブレインをまとめていたときに派生したもの。
自分でもこんな深夜にクソ漫画について長々書く日が来るとは正直思っていなかった・・・
きちんとwordpressのhtmlを整えて書いた長文がこの記事になるのも予想外・・・
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