昨日の続き。
長くなったのでページ分割。後半戦。
仕入れたもの+簡易レビュー(後半)
ゴウガカスタムシリーズ(別売りのウエポン)について。
面倒さは全く無く、遊ぼうと思ったらすぐ遊べるのは積み玩具にしてしまう危険性が下がるメリットではあるけど、物足りない。
ストライクバイデン
「ストラグルバイデン」と見間違え一目惚れして購入。
『カバディ用語をぶつかりってひっくり返し合う玩具のパーツ名(実質機体名)にするか。凄いセンスのある玩具が始まったかもしれない・・・』
と一瞬戦慄したけど単なる見間違えだった。
もちろん名前(勘違い)だけでは無く、青と黄色のカラーリング、ツメ部分の重ね合わせられた造形等デザイン的も気に入った。
このウエポンが似合いそうだったからと言うのがスラッシュパンツァー(クロムイエロー)購入の決定打。
実際狙っているのかスラッシュパンツァーのパッケージ裏にも乗っている。
上から見たときのシルエットはカブトムシっぽい。特に取説の画像。
相手を持ち上げるように投げる「巻き投げ」のパーツ。
重量のある相手の機体を持ち上げて倒すのはトルクがあるブレイク轟牙ならではの動き。
相手に掴まれる危険性がある部分が狭く、自分からは相手を引っ掛けやすい。
現時点では確実に強パーツ。
デュエルホーク
非常に大型のウエポン。
大きさそのものインパクトを楽しむパーツと言っても過言ではない。
縦方向への立体感は薄いので、同じく平面的な雰囲気のスラッシュパンツァーと合わせると特に平べったく感じる。
正面から突っ込んだ相手を「ひねり倒す」ウエポン。
回転は上から内側に巻き込む方向。
(機種依存文字で正面から見た図を表すと「↻↺」)
掴まれる危険性がある部分が全体的に厚め。
現時点のウエポンでは唯一裏側にタイヤを装備している。
重量は61g。重い。
遊びとしての感想
良いところ
パワーオフの概念
ブレイク轟牙には「電源を入れると電池ボックスの後方から出っ張りが伸び、そこに攻撃をもらうと電源が切れ止まってしまう」ギミックが搭載。
コレで決着が付く「パワーオフ」は相手の復帰を許さず1撃で勝負が決まる。
素晴らしいのは、このスイッチが「投げられる弱点になりうる高さ」にある所。
おかげで掴まれる危険性のある部分がちょうどパワーオフを狙う攻撃パーツとして機能している。
逆に極端に掴まれる部分が少ない機体はパワーオフ狙いがやりにくい。
「投げに対する弱点が、パワーオフへ狙いへの美点」
もっとも、理論上は素晴らしいけど、これが機能しているかというと・・・
強パーツの入手の平等性
ランダム商品でしか手に入らない強パーツがない。
高額なセット商品でしか手に入らない強パーツがない。
運にかかわらずほしい性能を購入できる。
当たり前のことがこんなにありがたいなんて・・・
どの辺にも合うシール
地味に好きな点。
ストライクバイデンのみかもしれないけれど、シールを貼るべきであろう位置よりもシールのほうが一回り小さい。
だけど、このシールはどこの辺に合わせてもきれいに淵に沿って貼ることが出来る。
どこに合わせて貼るかというのも地味に個性が出る。
同じ種類のウエポンでも、他人の物との区別に使える・・・かも。
残念な点
電池交換が面倒
最大の不満点が電池蓋の開けにくさ。
安全上の都合なのはわかるけどそれでも面倒。
これだけで1記事になっていしまったので、そちらを参照。
シール周りの不備
「明らかに貼る場所が決まってそうな形状なのに、貼り方の指示が一切ない」というのも珍しい特徴。
それは別にいいけれど、パッケージと明らかにシール形状が違うシールがチラホラ。
(パッケージだとだと面全体に貼る形状、実物は模様のみ貼る等)。
また、スラッシュパンツァーの先端の部分のシールがルール的に少しややこしい。
そもそもこのシールは「ギミック未作動・正面方向」からだと見えない位置なので、パッケージの写真だと気が付けない。
一応「弾き飛ばす」の説明で後ろから見た写真も載ってはいるけれど少しわかりにくい。
さらに説明書には
『※ホイールのスパイクやウエポンの先端などの
可動部には貼らないでください。』
の記載が。
この部分はスラッシュパンツァーのウエポンの先端にして可動部。
例外なのかもしれないし、ただの揚げ足取りな気もするけれど、違和感はある。
パワーオフのおこりにくさ
これが頻発するのは派手さが無いからレアな勝ち方にしたっていうのはわかるけど、
1日遊んだけど1回も見られない位、余りにも発動頻度が低い。
なので上で褒めた「投げに対する弱点であり、パワーオフへ狙いへの美点」という要素が機能せず、純粋に掴まれる弱点が少ないほど強いという状況になってしまっている。
そのせいで、引っかかる部分が少ない「ストライクバイデン」が強いこと強いこと・・・
このギミックを活かすために左右のホイール経を変えて傾けて変則的に動くスピンするスタイルがやりにくそうというのも懸念点。
材質変えという手もあるけど。
遊んでみての感想
試合におけるプレイヤースキルは要素はほぼ皆無。
工作要素もないので事前準備の影響もない。
あえて言うならアルカリ電池の温度管理ぐらい。
(充電式NGだから電池育成要素なし。)
「投入時にどこを狙うか」等の駆け引きすら無い。
そういう玩具なんだから当たり前といわれたらそれまでだけど、プレイヤーが積極的に動く競技好きからすると物足りないのが正直な感想。
見守るしかできない。一緒に戦いたい。
良く言えば「誰でも平等に勝てる可能性がある」。
迫力ある運ゲーが楽しめる。
とは言えこの運ゲー感はまだカスタマイズ性が乏しいから感じるものとも言えなくない。
実際ベイブレードバースト初期だってそうだった。
なので、化ける可能性はまだまだある。
その他
新宿ヨドバシでの売り場
発売日だからてっきりレジ付近にコーナーでもあるのかと思いきや、妖怪ウォッチ等があるバンダイ系玩具の売り場にひっそりと並んでいた。
特にポップもなし。
発売日にも関わらず扱いは地味。
『車の玩具扱いで3階(ミニ四駆等、ゲキドライブもこの枠だった)かもしれない』と考えて、思わず3階に探しに行ってしまったほど。
それでも、興味ある人はちゃんと探してたどり着いてくれるらしく、ブレイク轟牙を買っていった方も何人か見かけた。
低速高トルク回転
高速回転する物体に触るのは危険というのは本能的に察しがつくけど、ゆっくり回るものはぱっと見安全そうに見えてしまう。
なので、ブレイク轟牙を通して「力強くゆっくり回っているものも巻き込まれるとヤバイ」と学ぶきっかけになって欲しい。
ブレイク轟牙なら巻き込まれてもクラッチがあるから、人側も本体側も致命傷を追うことはない。
今度出そうなウエポンギミック
せっかくのバネによる瞬間高火力ギミックが使われているので、向きを変えて「なぎ払い」と「突き飛ばし」のバネ内蔵ギミックは出そうな気がする。
さらに「エネルギーを蓄積しておいて固定→接触で発動するスイッチ」ができたら、今の明後日のタイミングで発動するという状況が一転して勝負のハラハラ感は増すはず。
パワーオフ狙い特化のスピン型とかも楽しそう出し見てみたい。
最後に
というわけでブレイク轟牙について気の向くままに綴ってみました。
現時点では、早くも改造して楽しむに傾倒してしまいそうではあるけれど、ブレイク轟牙はまだ始まったばかり。
何事も1強というのは良くない。
大ブレイクとは行かないまでも、1つの選択肢として、競技玩具界隈に、ボーイズトイ界隈に新たな風を吹かしてほしいなぁ。
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