紹介編。
以前に一度挑戦した「ナマコブシなフリックス」。
![](https://katakake.com/wp-content/uploads/2017/01/P_20161203_192907.jpg)
それをよりナマコブシらしくなるようにリメイクしてみました。
リメイクした動機はポケモンキッズを眺めているうちに、完璧なナマコブシのフォルム(曲線美)に惹かれたから。
![](https://katakake.com/wp-content/uploads/2017/03/CIMG0365.jpg)
基礎知識:フリックスって?
ユージンさんが提唱する、次世代おはじき競技玩具。
某タブレットケースをベースにして自分好みに機体を作成し、競技ルールにのっとり力と知恵とテクニックを駆使して競い合う。
重量と寸法さえ守れば造形は割と自由。
詳細は公式サイトへ。
変更点
前作からの変更点。
・全体造型をよりナマコブシらしく。
・トゲを一体化。
・丸みを出しつつ、重量のレギュレーションを守るため中空化。
・造形の横幅調整の為、ノーマルケースを使用。
・生物感を出すために塗料をつや消しに。
(ばにらさんから頂いたアドバイス。ありがとうございます。)
主な変更点はこんなところ。
自分史上最高のナマコブシと言っても過言じゃない。
持てる限りの技術とナマコ哲学をつぎ込んだ。
ナカミィ~基礎~
外見
見た目はほぼ完全にナマコブシ。
重量規定ギリギリだったので、全体の比率に対してとげが少し小さくなってしまった。
下から見るとこんな感じ。
重量のレギュレーションを満たすために、見えない部分は可能な限り軽量化しているので、中空なのが丸見え。
塗装は前回と異なり、塗料そのままではなくちゃんと混ぜて色を作った。ついでにフラットベースを入れて艶を消した。
実は冒頭の写真は画像編集でごまかしたもの。
真の姿はこっち。
よく見ると額の部分の塗装に失敗してしまったので誤魔化している部分がある。
もっともフリックスはおはじき。ぶつかり合う玩具だから、綺麗に塗装したところで長年使っていたら剥がれてしまう。なのでパッと見で問題ないレベルに塗り直す程度にした。
スペック
全長:9.6cm(しっぽ含む)
全幅:6.7cm(トゲ含む)
高さ:4cm
重量:71.2g
レギュレーションはクリアしている。
重量はかなりギリギリ。
~パーツ紹介~
シュートポイントに対応したフリックスなので3パーツに分解可能。
ボディ:ナマコブシR
モチーフは無論「ナマコブシ」。よりそのものへ。
前作ありきなので、ある意味「後継機」ともいえる。
特に性能に仕掛けは無い、重量級の中空造形のボディ。
中空なので低重心ではない。
残念ながら今回も「とびだすなかみ」ギミックは再現できず。
実は隠しギミックとしてボディ内に小さいビスなどをウエイトとして搭載出来る穴+空間を装備。
\ナカミィ……/
製作中の写真。
中空のメインの空間部分とは別室になっている。
これで重量バランスの調整やいわゆる土嚢ダンパーが可能。
穴自体はシャーシで押さえる形になるのでウエイトがこぼれてしまう(とびちるなかみ)心配はない。
もっとも、重量が素の時点でギリギリなため、ウエイトを増やすのは困難。
なので残念ながら実質死にギミック。
シャーシ:フレームシャーシ
フリックス界隈で重量を軽くしたい場合にお馴染みのシャーシ。
パーツの互換性もフリックスの楽しみの一つだと思っているので、これに頼るのは負けた気がするけど、ボディ削るだけではレギュを満たせなかったのでやむなく使用。
強度を残すために淵部分は残すように穴を空けた。
シュートポイント:ウエイトラウンド(ナマコ仕様)
以前のナマコブシの物をそのまま流用。
「ストレートシュートは困難だけどその場から動かないスピンシュートはやりやすい」素早さ5らしい性能は相変わらず。
これも中空構造にして少しでも重量を減らすのもありかもしれない・・・
ポケモンキッズと
造形の参考元であるポケモンキッズナマコブシと一緒に。
\ぶっし/\ぶっし/\ぶっし/\ぶっし/\ぶっし/(何気に前回から1匹増えている)
ポケモンキッズナマコブシと比べるとやはり二回り以上大きい。
ポケモンキッズナマコブシの台座としても予想以上にマッチする。
一回り小さいナマコブシも欲しくなってくる。
作った本人なので自画自賛になってしまうけど、見た目の癒し性能は異様に高い。
名前について
「Re:ナマコブシ(リ・ナマコブシ)」にするか最後まで迷ったけど、最終的に言いやすさを重視して「ナマコブシR(ナマコブシ・アール)」に決定。
どっちにしろ「ナマコブシ」と呼ばれるんだろうけど。
「R(Re)」の意味は主に「リターンズ」「リメイク」「リベンジ」「リニューアル」。
ほかにも「リペア」。
(旧ナマコブシのとげが良く壊れるため)
そして「リベリオン」。
円盤ではないけれど、上から見たときの形は楕円なので割とリベリオン。
(※リベリオン:フリックス用語では円盤形の事。)
これら色々な意味を「R」に込めた。
フリックスでの実戦性能
軽く使った限りの感想では、案の定乗り越えに特化している。
ただ、シャーシの穴が引っ掛かるときは引っかかる。(気に入った場所から動かない習性のナマコブシらしい)
当然アッパー機に潜り込まれやすく、案の定投げられやすい。
(ナマコブシ投げのバイトがあるくらいナマコブシは投げるもの。原作再現。)
重量はあるので、致命的に弱いわけではないけれど、グリップ力が低い+体積デカい+重心高めを駆使するのは割と難易度が高い。
なので、フリックスとしての性能は旧ナマコブシの方がおそらく上。
中空では無いほぼ純粋なパテ造形で重心が低くいのは伊達ではない。
というわけでナマコブシRでした。
最大の目的だったナマコブシの曲線美について勉強できたし、見ていて癒されるので作って大満足。
メイキング編に続く。
![](https://katakake.com/wp-content/uploads/2017/04/CIMG0469.jpg)
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