ユージンさん(@masaiyuji)が提唱したおはじき競技玩具「フリックス・アレイ」のアクティブバトルに使用する「フリップバリケード」。
より競技をさらに面白くするため、そして今後競技が広まった時の入手性を踏まえて、ユージンさんと議論と試行を重ねて3Dプリンタを使ったより理想の「アドバンスバリケード」を作成してみました。
(※「フリックス・アレイ公式のバリケード」として採用されました!)
概要
フリップバリケードのおかげで、防御ターンにバリケードを用いて機体の落下を防ぐことができるので、防御ターンでも見守るだけでなく試合展開に積極的にかかわれるようになった。
さらに「強い衝撃を受けると程よく外れてしまう(バリケードが壊れてしまう)」というバランスに調整されているため、アクティブバトルを盛り上げる一要素になっている。
さらに上級ルールが発足し「バリケードが割られること」の重要性が増した。1
先日「スポットバリケード」という物を公開したけど、特定条件で無敵になってしまう問題が見つかったため、より使いやすく、競技バランスが良くなるようにアップデートしました。
入手方法(配布)
フリックス・アレイという文化の発展を応援する為、3Dデータを無償公開します。
各自ご自由にご利用ください。
組み立て方は後述。
特徴
①曲面形状
曲面とスティック側の短柱により、中心で捉えたときは防御力が高め。
中心から外れれば外れるほど防御力は下がってしまうように調整。
より軌道を読む力や瞬間的な判断といったテクニックが活かせるようになった。
②金属板の取り付け
前作から、金属板の取り付け方法をスリッド式に変更しました。
③押さえつけ
フリップバリケードおなじみの、強く地面に押さえつけることで防御力が上がるシステムももちろん踏襲。
スティックを強い力で押さえつけるほど、地面との摩擦により全体的な防御力の底上げが可能。
とはいっても過信は禁物。
押さえつけるのでとっさの機動性落ちてしまうし、曲面形状なのも相まって、いくら強く押さえてもバリケード端に強い攻撃を食らったら普通に割られてしまう。
なので、バリケードが強すぎて試合が硬直してしまうことはないはず。
④扱いやすさ
取り付け方をシンプルにしたので、競技中外れたバリケードを再度取り付ける時、向き等を気にせず素早く簡単に組み立てられるようになった。
重心と形状にこだわったので、持ち上げた時に回転してしまって持ちにくい問題も対応済み。
また、組立時に磁石の極性を気にしなくていいのもひそかに便利。
組み立て手順
必要なもの
物 | 説明 |
---|---|
印刷したデータ | こちらからDLしたSTLファイルを印刷してください。 印刷時のおすすめの向き。 |
マグネットキャッチ 「C-54-1」 | タキゲン(TAKIGEN)製のマグネットキャッチの「29×16(t=1.6)」の受板のみ使用する。 ホームセンターで購入可能。 価格は80円弱2。 同サイズに切り出した鉄板でもOK3。 |
ネオジムマグネット | 100均で購入可能。 |
割りばし | 市販品の四角いタイプ。 |
手順
①壁側の組立
特徴でも記載しましたが、印刷した壁のスリッドにマグネットキャッチの受け板を奥まで差し込みます。
基本的には接着しなくても固定出来るように設計してますが、必要に応じて両面テープ等で固定してください。
②スティック側の組み立て
まずは印刷したものの正面にマグネットを埋め込みます。
鉄板相手に着くので極性は気にしなくて大丈夫です4。
基本的には圧入だけで可能なように設計していますが、必要に応じて接着剤・テープ等で補強してください。
次に割りばしの持ち手を取り付けます。
割りばしを奥まで差し込んでください。
③仕上げ
最後にマグネットで壁をスティックに取り付けたら完成です。
さいごに
以上、新型フリップバリケード「アドバンスバリケード」の紹介でした。
是非組み立てて、より防御面が熱くなったフリックスの試合を体験してみてください。
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