先日紹介したフリックス「リベリオン・ピッツァ」

今回はメイキング編。
機体の紹介は元の記事を参照。
作ったのは外出自粛が求められたゴールデンウイーク。
時間に余裕があったからこそ、いつもなら作る時間を考えて省いていた1部分も拘れたのはよかったけど、結果的にこれを作ってるだけでゴールデンウィークは消し飛んだ。
外出自粛余裕すぎる…
逆に言うと「こんな機会でもなきゃ作れなかった機体」とも言える。
バネギミック
パワーモード用のバネギミックの詳細。
ユージンさんの「バンキッシュドライバー」と「ゴルドライグ」を参考にしつつ、シャーシ内部に仕込めるようにコンパクトに作成した
多分これが一番小さいと思います2。
100円玉と大きさ比較するとこんな感じ。
フリックスのバネギミックがかなりコンパクトに仕上がった。#フリックスアレイ pic.twitter.com/ZUUmYd5MKH
— かたかけ ほうじ(ほうじ茶) (@toastedtea) May 3, 2020
ロックも兼ねたシャーシへの取り付け部分は、一見シンプルに見えるけど、強度を出すため凸凹した形状に。
(完成後撮影)
シャーシへの取り付けはこんな形。
これにボディ部分を重ねる。
干渉部分は、なるべく最低限の加工で切り落とす。
たったこれだけでは有るけれど、細かい調整が必要で地味に面倒。
あとはロック機構を作って、カットしたピザを付けたら完成。
注意点として、バネが伸びる衝撃でシャーシ自体が引っ込んでしまうと威力が大幅に減ってしまう問題が有る。
突起を付けて引っかかる部分を作るだけでも改善できるので、引っ込まない工夫は忘れずに。
ボディ(円盤部分)
コンパスと分度器で円(扇形)を作り、その形にABSを切り出す。
機体全体の強度を底上げするため、ピザの耳に相当するリング状のパーツも切り出した。
完成したらあとは張り合わせればOK。
経験から、フリックスで一番壊れやすいのはボディベース3なので、交換することも考えてベース部分の接着は行わず、予め組み立てたボディのパーツと両面テープで固定方式にした。
ボディ(サイドモジュール)
ゆくゆくの修理・改造、あるいは全く別の機能が必要になった場合に備えて、機体の左右の部分はモジュール化した。
最初は『面倒だからただの積層でいいか』と思っていたけど、結局実戦向きの変形機構を作ったせいで完成が2日ほど伸びた4。
変形ではなく見た目重視の「発光」を搭載する案もあり迷ったけど、前々作で発光欲は満たされていたので今回は実用性を優先。

今までだったらCADで設計して型紙を作っていたけど、いつも使っていたCAD5が有料化してしまったので、やむを得ず最後に削って整えればいいや精神でフリーハンドで設計。
型紙を作ってABSプラ板に油性マジックで転写6。
よく見るとただの下書きのくせに一部が可愛い。
工作中
切り出しラインと穴あけ位置とメモ書きなのに妙に可愛い。 pic.twitter.com/V1irEt7Phr— かたかけ ほうじ(ほうじ茶) (@toastedtea) May 4, 2020
詳細を書くと目は穴あけ位置、口はドリル径(横向きにした4)、頭の模様は識別子7(横向きにしたE)。
今から思えば、これがピザの顔を作るに当たってのヒントだった気もする。
これらを切り出したら部品ごとに張り合わせていく。
組み上がれば一応完成。
組み立て+削り
モジュールが揃ったら組み合わせる。
メンテナンスで分解することも考えて、接着剤は使わず強力両面テープで固定した。
組み終わったら後はひたすら削る。アッパー形状にしつつ全体のバランスを整える。
いい感じに丸まったら機体としては出来上がり。
塗装
本体が完成したら塗装。
トマトソースっぽい赤8とパン生地っぽい淡黄色で塗る。
ピザなので均一に塗る必要はないし、むしろムラがあったほうがそれっぽい。
筆で気軽に塗った。
この時点でSNSに上げたら、「オーメダル9」「いちごのタルト」といった意見を頂けた。確かに似ている。
装飾と仕上げ
塗装が終わったらよりピザらしく仕上げるための装飾。
画用紙を使って装飾用のシールを作っていく。
まずは顔。
白い画用紙にひたすらスケッチ。
ペンやバランスを変えながらお気に入りの顔を探す。
結果的に(ぴざ゚ひ)という顔に決めた。
余った白い画用紙を適当に丸く切ってモッツアレラチーズも作成。
最後にバジル。
緑の画用紙を葉っぱ型に切り出し、濃い緑の色鉛筆で葉脈を書き込む。
これでバジルの葉っぱ完成。
あとは、作った画用紙に、先日のらいおんさん同様「カバーフィルム」を貼ってシールの出来上がり。

作った具材をビザの上に散りばめれば・・・
完成!!
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