クロスファイトビーダマンのシンボル的競技「ブレイクボンバー」。
電動で動くギミックが加わった「ブレイクボンバー7」も楽しい。
連射、コントロール、駆け引きの要素が高いレベルでまとまっていて、競技としてかなり面白い。
そんなブレイクボンバー7のセットは
・フェンス1・エリアシートが紙製
・持ち運び時に嵩張る
と少々気になる点がある。
無論、「紙製」なのがわかりやすい欠点なので、「フィルムを貼る」等の工夫はたまに見かけた。2
フィルムを貼るだけでも十分ではあるけれど、せっかく改造するなら拘りたい。
というわけで、遊びやすさ、落ち運びやすさ、収納、ビジュアル面に拘った、自分にとっての理想のブレイクボンバーを作ってみました。
※レーザーも使うので、再現する場合は自己責任でお願いします。
ブレイクボンバー7
通常のブレイクボンバーも十分面白いし、運搬性や再セットのやりやすさ的意味では捨てがたい。
だれど、本記事では電動ギミックの力でより試合展開が複雑になるブレイクボンバー7を採用した。
ブレイクボンバー7の欠点であるブロックをセットする部分(サーバー)3の収納性の悪さは、レールを取り外して、サーバーを横向きに入れることで多少はマシにできる。
木製フレーム
ブレイクボンバーのフレーム(フェンス)は残念ながら紙製。
さらに、絶妙に長くて何かと扱いにくい。
そこで、運搬性に拘った木製のフレームを作ってみました。
寸法とかを書いたら思いのほか文章量が多くなってしまったので、詳細は別記事を参照。

シューティングラインをレーザー投影
木製フレームを作った時に遊びやすさ優先4でエリアシートは思い切ってオミット。
一応、木製フレーム単体でもフレームジョイントの端でシューティングエリアを判断できるようにはしたけれど、直感的にわかりにくかった。
そこで、レーザーライン投光器を作成。
その名の通り、レーザーで地面に直線を投影する装置。
レーザー光が間違っても目に入らないように、なるべく下向きに投影する仕様。
レーザーの角度を調整することで、線の長さも調整可能。
これにより、シューティングラインが視覚的にわかりやすくなった上に、近未来的な雰囲気でビジュアル的なカッコよさも達成。
今回はフレームジョイントの出っ張りに合わせて、本来のシューティングラインよりも2.5cmほど前に調整した。
これはこれで遊びやすいけど、必要に応じて調整するかも。
フィールドへの固定方法
フレームジョイントを利用してフィールドに固定する。
仕組み的には投光器の底に作った穴をフレームジョイントのボスに刺して固定しているだけ。
工作
主に使ったものはラインレーザーモジュールと適当なスイッチ付き電池ボックス5。
どちらもaitendoで調達。
回路的には電池ボックスとレーザーモジュールを繋いだだけ。
モバイルバッテリーから電源を取る仕様とかも考えたけど、どこでも誰でも簡単に使えるように乾電池式にした6。
後は家にあったプラ材、ビス(つまみ付き)7を使って角度調整機能を作りつつ、スパイラルチューブを使って適当に仕上げ。
レーザーモジュールをプラ板に固定するのにはグルーガンを使った。
余談になるけどこの投光器を思いついて実験したのは2018年。
レーザー投影によるシューティングエリア試作。
近未来モチーフの競技台っぽい雰囲気。
(明るいところでの実用性はともかくとして)#ビーダマン pic.twitter.com/XcvLeJlLBt— かたかけ ほうじ(ほうじ茶) (@toastedtea) September 10, 2018
『いつでもいいや』と思っていたせいで、完成するまでだいぶ間が空いてしまった・・・。
ビー玉のカウント(ビー玉用トレー)
ブレイクボンバーは初期の持ち球が12球と決まっている競技。
元のエリアシートにはビー玉を12個数えるためのガイドがあり、実際使うとかなり便利だった。
ところが、今回は上記の通りエリアシートを使わない仕様にしたので、再セット時にビー玉をいちいち数えるのが面倒。
また、エリアシートを使っても、シートの反り等でビー玉が散らばってしまうこともあった8。
そこで、ハクジョウさんが作った「ビー玉用トレー」を譲っていただいた。
そういえば今回の玩具会に持って行って意外と評判良かったモノを紹介します
名称:ビー玉用トレー
置くだけでビー玉を12個数えられる便利なトレー
ブレボンの準備とかでビー玉数えるのも簡単になります
試合前にこれにビー玉置いておけば机の上で転るのも防げます#ビーダマン#Adventurer3 pic.twitter.com/lQz3F4HT8u
— ハクジョウ (@HK_jyo) June 8, 2020
ビー玉用トレーのおかげでビー玉を数えるのが楽になった上に、フィールド上で散らばらない。
使い勝手
競技面
ルール説明の時に「ラインから前に出ちゃダメ」と一言で済むので非常に楽。
試合中もはみ出ていることの自覚もしやすい。
競技バランス的には、試合の最初にトレーを持って一気に捕球が出来るので、開始直後の展開がやや早くなっている。
もっとも、結局リロードは必要になるので、捕球スキル自体は重要なまま。
結果的に、遊んでいて違和感がない。
唯一の欠点は「バレルがシューティングエリアよりも前に出る機体」9だと、レーザーを覆い隠してしまうことがあること。
とはいえ、シューティングエリア自体広くしているので、よほどロングバレルで接射とかやらない限りは問題になることはない。
収納性
ボム、シャッター、フレームジョイント、木製フレーム、レーザー投光器、ビー玉トレー+α10一式が100均で買ったA4 ケースの中に綺麗に収まる。
普段の収納、持ち運びともに非常にコンパクトにまとまっていて便利。
さいごに
以上、色々と拘った「理想のブレイクボンバー7」の紹介でした。
いつかやりたいと思っていたことが実現できて大満足。
何はともあれ、
このフィールドで
もっとバトルがしたい・・・
- 厳密には「紙製フレーム」。[↩]
- 実際、自分が予備で買った中古品はフィルム加工されていた。[↩]
- 厳密には「クリアサーバー+べース+サーバー(長)+サーバー(短)」[↩]
- エリアシートが少しでも曲がっていると、取り付けた時に隙間になってしまい何かと面倒。[↩]
- 単四乾電池が2本入るもの[↩]
- どちらにしろ充電式の乾電池を使っているけど。[↩]
- 無限マガジンシステムVer2を作る際に買った余りを流用。[↩]
- 捕球スキルもビーダマンの重要な要素ではあるけれど。[↩]
- ブレイクボンバーのルールは足先がシューティングラインを超えないこと。なのでバレルが前に出るのはOK。限度は不明。[↩]
- スピードFK用のシャッター固定用パーツとバトルビーダマンのカスタムターゲット[↩]
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