2020/12/12(土)に川崎で行われた「第4回川崎玩具会」に参戦してきました。
せっかくなので久々に玩具会のレポを簡易的に綴ってみる。
川崎玩具会って?
4speedさん(@4speed8)が主催する川崎の会館を借りて行っている玩具会。
特色としてはかなりビーダマン特化。(今回から一部競技ではボトルマンも使用)
かつてのスーパービーダマン時代の大会の優勝経験を持つような伝説的なTOPビーダーたちが何人も参戦していたり、3Dプリンター性の自作パーツ・・・どころか本体部分から設計してしまうような技術持ちの人たちが交じっている良い意味で魔境。
※もちろん初心者お断りでは無い(重要)。
主催者や参加者が様々な競技を持ち込んでくれるので、ただ遊ぶだけでも十分楽しめるから初心者だって大丈夫。
最大の障壁はビーダマンの入手方法かもしれない。
ビーダマンの競技としては、机を使ってやるブレイクボンバーやホッケー系1に加えて、床面に大きくフィールドを展開して「シーバトル」(後述)やチームでのホッケーといったやや大がかりな競技を行うのも特色。
今回やったこと
今回は大会もやった「スーパークレーシューティング」と「シーバトル」のインパクトが特に強かった。
スーパークレーシューティング
かつて、スーパービーダマン時代の公式大会から使われ、バトルビーダマン2、クロスファイトビーダマン3と時代を超えて大会で使われ続けた伝説の電動筐体競技「スーパークレーシューティング」4。
それを元に、ヨッシーさん(@yamazin_4wd)が現代に残る僅かな情報や参加者の証言から再現した、本物と見紛うほどの一品。
ちゃんと2台あるのでスコアアタックだけではなく、2人並んでリアルタイムでの対戦が可能。
(実際やってみると、必死すぎて対戦相手を見る余裕はないけど)
その6
インフレしていくスコア#川崎玩具会#ビーダマン pic.twitter.com/BFpyYmw9wz— pico@火力ジャンキー (@pico_admiral) December 13, 2020
当時の参加者からしたら懐かしの再戦。
当時は参加できなかった立場からすれば、憧れ続けていた競技で当時の猛者と戦える。
まさに夢のような空間が実現!!
ルールは、可動する3つのターゲットを一定時間内に何回打ち抜けるかを競う。
コントロール力と連射力が問われる競技。
(実のところ連射する体力が問われる競技な気がしなくもない。)
今回は「軽い接触で反応する5」「ヒット後のディレイも短め」という、やや連射寄りのバランスに調整されていた。
接触の感度やディレイは制御するプログラム側で調整できる模様。すげぇ。
シーバトル(海戦)
漫画版「爆球連発!!スーパービーダマン」9巻収録の、作中でも特に人気の高い瀬戸内バイキング戦6で行われた競技「海戦」を工夫して再現。
その9
ワイルドワイバーンさんの見事な狙撃#川崎玩具会#ビーダマン pic.twitter.com/oRJoYyNnyY— pico@火力ジャンキー (@pico_admiral) December 13, 2020
足漕ぎボートはライディングソーサー7(段ボール戦機の赤外線リモコンで動く玩具)で、ターゲットブイはハクジョウさん(@HK_jyo)特性のターゲットで表現。
今回のルールは2人組のチーム戦。
1人がビーダマンで逃げ回る相手のボートを狙撃して、もう1人が3つのブイを装備したボートの操作。
相手のボートについている3個のターゲットブイを先に全部ゲットしたチームの勝ち。
原作通りビーダマンでタッチすることで操縦者の交代も認められているけど現実問題そんな余裕はない。
また、船の体当たりによる攻撃もOK。
ここもある意味原作再現。
原作と違ってボートでターゲットブイへのダイレクトアタックも認められている。
意外と拮抗状態を打開することもあるのでネタとは言い切れない重要な要素になっている。
チームでの連携がカギ。
ちなみに、シーバトルはビーダマンだけでなくボトルマンでも遊ぶことができる。
威力はないけど弾速が早いので似てるようで微妙に異なる感覚で対戦できる。
ビーダマンその他競技
ビーダマンブロック崩し(複数人対戦)
川崎玩具会名物の一つ。
簡潔に書くとビーダマンで積み重ねたブロックを撃って行う「山崩し」。
崩したブロックの数が得点で、上に載ってるビーダマンを落としたらペナルティで減点。
シンプルなルールながら意外と熱い。
今回は複数人で行い、最下位(大抵の場合崩した人)が山を再セットするルール。
途中で参加人数の増減にも対応可能なのでメンバーが入れ替わりながら何戦もやっていた。。
アクションクレー
Chokkoさん(@choconaak)制作のアクションクレー。
#川崎玩具会 であった競技その3
アクションクレー!
転がってくるターゲットを打ち抜いて当てた数を競う競技!
競技をする側からはいつターゲットが転がってくるか分からないから気を張ってないといけない!#ビーダマン pic.twitter.com/Z3NTcCRQ2i— クマシエル 元トップビーダー (@kumaciel2020) December 12, 2020
一言でいえばクラッシュビーダマンのクレーシューターを大きくしたもの。
クラッシュビーダマン版はターゲットがかなり小さく難易度が高いので、より当たりやすくマイルドにした版。
それでも難しい。
理想のブレイクボンバー7
自分が今回持って行ったもの。
ラインをレーザー投影にしてハクジョウさんの作ったトレーと合わせることで理想的なブレイクボンバー7が出来上がった。
詳細はまたの機会に。
ただし、今回は他の競技が凄すぎて数戦使った程度の出番しかなかった。
とはいえ激戦も繰り広げられたけど。
他の玩具
他にもビッグベイスタジアムを使ったベイブレードバーストやヨーヨーなどが楽しめた。
雑談
ビーダマンの工作方法や競技の攻略法談義が至る所で盛り上がっていた。
中にはホワイトボードでガチで力学計算をしながら雑談したりしているところも・・・。
競技玩具物でデータキャラはある種お約束だけど、現実の玩具会で数式交えてデータ計算してる方を初めて見た!
(※本人に掲載許可いただいてます。)
大会
上記の「スーパークレーシューティング」と「シーバトル」でトーナメント形式の大会を行った。
参加人数的に予選→準決勝→決勝の流れ。
トーナメントのシードができないように敗者復活戦も有り。
スーパークレイシューティング
最高記録では無く、二人同時に挑戦して点数が多い方が勝ち上がる方式。
なので、時にはジャイアントキリングも起こりうる。
電動やスマッシュトリガー、並列連射等の容赦のない改造も参加。
100点越えすら飛び交うまさに激戦。
全力すぎて毎試合何かしらパーツが外れるのはお約束。
(スパビーの大会当時からあるあるらしい。)
自分もトリプルストリーム=ギルシオンの片割れ「ストリーム=スタリオン8」を使って参加した。
優勝者は電動機相手に人力連射で勝利をもぎ取ったpicoさん(@pico_admiral)。
当時の大会のトロフィーを再現したトロフィーが授与された。うらやましい。
余談になるけどpicoさんはフリープレイでクロスファイトのスマッシュトリガーを使って140点以上叩き出していた。相変わらず恐ろしい9。
シーバトル
参加者同士でランダム10でタッグ(チーム)を組んでのトーナメント。
こちらも8点射やスマッシュトリガーが猛威を振るう。
タッグ戦なので大事なのは作戦とチームワーク。
作戦会議が至る所で行われていた。
優勝したのは派手さはないけど堅実な機体と戦術で行った、ジュロウさん(@julwcorim)11とほうじ茶さん(@toastedtea)12のタッグ。
つまり、優勝してきました!
優勝しても終わりではない。
昨日の友は今日の敵!
優勝賞品13をどう分けるか決するため、上記ブレイクボンバー7を使って欲望も交えた全力の争奪戦!
4-3の激戦の末、争奪戦はジュロウさんの勝利で終わった。
後から知ったけどジュロウさんは初ブレイクボンバーだったとのこと。
結果的に自ら用意した慣れている競技で未経験者相手に勝負を吹っ掛けて負けてるという完璧な悪役ムーブを決めた形になってしまった・・・
ワイルドワイバーン
今回の玩具会でネタ方面で一番話題をかっさらっていったのは、間違いなくこのお方。
謎のワイルドワイバーンさん(@WAI_WILDWYVERN)。
ワイはワイルドワイバーンや!スーパービーダマンについて語らせてもらうで。ほな。#ワイのワイルドワイバーン#ワイはワイルドワイバーン#ビーダマン pic.twitter.com/W38l5D2Opx
— ワイはワイルドワイバーン (@WAI_WILDWYVERN) December 12, 2020
その発想はなかった!
使う機体も当然ワイルドワイバーン・・・かと思いきや状況に合わせてフェニックス(ワイバーンカラー)も使用。
ヘルメットなので視界が悪いというハンディを抱えているのに、それでも強い中の人。
一体何者なんだ・・・
さいごに
以上、第4回川崎玩具会参加レポでした。
全力でビーダマンが遊べて大満足。
素晴らしい場を設けてくださった主催者の4speedさん、そして参加者の皆さん、ありがとうございました!
- 川崎玩具会ではパックに「ノコノコホッケー」を使うことから「亀しばき」と呼ばれることが多い。[↩]
- 「スーパーアルティメットシューティング」名義。[↩]
- アジア大会で「スーパーBシューティング」名義で復活した。[↩]
- 「スーパークレイシューティング」という情報も一部にみられる。[↩]
- 具体的には弾速5km/h程度以上[↩]
- 主役チーム全員+ライバルに活躍の場があり、純粋に試合展開が面白いけど、個人的には「入手難易度(中古本が9巻までは入手しやすかった)」と「試合開始から決着まで1巻できっちり終わる」のも人気のポイントだと思う。[↩]
- 厳密には「直進」と「左旋回」しかできないライディングソーサではなく「後退」「右旋回」も出来るようになった「ライディングソーサII」。[↩]
- 外れそうな装飾パーツを事前に外したVer [↩]
- picoさんはどの競技/どこの玩具会でも火力がやばい人扱いされてる気がする。火力ジャンキーの名は伊達ではない。[↩]
- 抽選形式[↩]
- 決勝トーナメントではビーダマン担当。的確にターゲットブイを撃ち抜いていた。[↩]
- 決勝トーナメントでは操縦担当。逃げに徹していた。[↩]
- アクアスポーツとギョクロック[↩]
コメント
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