前からハンティングリンクス用に欲しかったPIパーツ「パワートリガー2」。
ずっと欲していたこのパーツをついに入手することが出来たので色々レポート。
パワートリガーって
押し出す力を増幅する歯車を使った機構が内蔵されている特殊トリガー。
押し出す距離(ストローク)は増えるけど、軽い力で押してもビー玉を発射できるので、トリガーが重い機体でも片手で発射可能。
トリガーが軽い上に接地面も広めなので、発射時の手ブレ抑制効果も大きい。実際使っているとこれこそが真骨頂に感じる。
欠点としてはストロークが伸びるので連射力が落ちることと、押し出す速度が遅くなるので、発射したビー玉の威力(球速)自体はむしろ下がること。
パッケージ
中に入っているランナーが見えるビニールに入った、PIパーツおなじみのパッケージ。
組立レポ
せっかく未組立品だったので組立方法について。
ランナー
入っているランナーは2つ。
・黒い外側の用パーツ
本体に取り付けるレール、指を掛ける部分等、発射時に負荷がかかるところが多い。
ビス(トレー入)、スプリングもこのランナーに取り付けられている。
全体的に立体感がある。
彫られたモールドがすでにかっこいい。
・オレンジのギアの歯が大量のパーツ
ほぼ全てのパーツに歯車状の部分があって、眺めているだけで楽しいランナー。
シール
いかにもPIパーツっぽい質感、色使い。
今回は使わなかった。
組み立て
まずはビー玉を押し出す部分の組み立て。
信頼と安心のサークルトリガー。
溝に合わせて押し込むだけ。
ひねったりする必要はなし。
次に外殻と歯車上のパーツを合わせる。
この時点では、ほぼ乗せるだけ。
そしたら最初に作ったトリガーを載せて・・・
もう一つの歯車で挟み込む!
減速用に両面が歯車になっているパーツ。
コレがランナーって事の時点で普通にすごい。
・・・というのが説明書の手順だけど、実際に組み立てるなら、先に2つの歯車を合わせて組んでからトリガーと合わせて外殻に取り付けた方が間違いなく楽。
あとは反対の外殻で挟み込めば前側が完成。
次に指で押し出す側。
パワートリガー2完成!!
指で押す側のパーツも外殻で挟み込んで外れないように固定する物かと思っていたけど、実際は後から差し込む方式。ちょっと予想外。
改造
改良:トリガーの不具合対策
設計上のミスなのかは不明だけど、バネが理想の長さより短く、発射した後ギリギリ戻りきらないことがしばしば起こる。
トリガーが戻っていない状態。
リロードするビー玉が引っかかる。
只でさえストロークが長いからリロードに時間がかかるのに、更にこの不具合。
リロード性能は壊滅的。
パワートリガー2の評判を下げている原因は間違いなくコレ。
とはいえ、パワートリガーの原理上の弱点はともかく、この程度の欠点ならちょっとした改造で修繕可能。
スプリングが足りないのはごく僅かなので、適当なプラ板を加工してワッシャー状のパーツを作り、スプリングを受ける部分に噛まして、厚くして(上げ底(?)にして)あげればOK。
たったこれだけでも普通に連射できる程度には、リロード性能は大幅に良くなる。
改造:サークルトリガーの加工
後のビーダマン(EX等)では普通になる「サークルトリガーの上部を削って、少しでも捕球が早くする工夫」をパワートリガー2にも適用。
改造:更なるグリップ力向上
パワートリガー2は接地面が広いけど滑りやすい。
せっかくなので100均の滑り止めシートを貼り付けて摩擦力を強化。
遊んで見る~狙撃特化改造ハンティングリンクス~
前に作ったチューニング済みハンティングリンクス+クロスレーザー換装のレーザーサイト2。
これにパワートリガー2をあわせることで、
レーザーで標準を定めて、
ゼロイン調整したホールドパーツで、
軽い力でブレずに撃ち出して、
確実にターゲットを打ち抜く!
そんな狙撃特化の傑作ビーダマンに仕上がった。
少し余談になるけれど、「PIパーツで揃えたかった」というのもパワートリガー2を採用した理由。
さいごに
実は今回の入手経路はamazon。
おもちゃ屋巡りや中古や巡りでパワートリガー2に出会えるのを期待していたけど、今まで一度も見かけたことがない。
それに、今後も出会える自信もない。
なので諦めて、プレミア価格だけどamazonで1180円で購入。
定価(380円)の約3倍と考えると高く感じるけど、「現代でこのパーツが発売されたらいくらになるんだろう?」と考えると1000円弱はしそうなのでそこまで高額に感じなくなってくる不思議。
以上、狙撃特化機にオススメなパーツ「パワートリガー2」についてでした。
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