告知から半年以上の時を得て爆球連発!!スーパービーダマンの電子書籍版がついに発売された。
個人的に全ての漫画の中で一番好きな漫画と言っても過言ではないので、心の底から「家でスパビーを通しで読める」という状況を満喫している。
僕なんかが特に書くこと無いので静観するつもりだったけど、一気読みを5週しているうちにいろいろな思いが込み上げてきたのでせっかくなので文字に起こしてみる。
発売まで
自分が尊敬する漫画家と嫌っている企業の話題を避けては通れないけど、平等な評価を書けないのでその辺にはあえて触れない。
「爆球連発!!スーパービーダマン」のコミック版はとっくに絶版。
中古も11巻までは中古で簡単に入手できるけど、それ以降は激レア。
最終巻に至っては軽く1万円は超えるプレミアムもの。
12巻以降は読むことさえできない状態が長年続いていた。
そんなわけで「たのみこむ」などのサービスで再販を望む声もあったけど、あまりの権利の複雑さに再販は絶望視されていた。
そんな中、今から半年くらい前に、作者の今賀先生直々に手持ちの単行本を切断し電子化し出版するという前人未到の偉業を行い、スパビー難民にようやく救いが・・・と思われた。
ところがこれも様々な大人の事情に巻き込まれ、よりにもよって入手が容易な11巻まで発売→その後レア巻を発売するはずが大人の事情で全巻発売停止。その後良い進展の話を聞かないという、一度期待させて落とされる展開になってしまい絶望感がひしめいていた。
そんな絶望的な中、今回ようやく大人の事情を解決し電子書籍として再販された。
割と突発的に発表されたので初めは信じられなかった。
関係者の努力と奇跡的のおかげとしか言いようがない。本当に凄い。
これで誰でも名作の「爆球連発!!スーパービーダマン」を気楽に読めるようになった。
作者直々の電子化
作者自身が電子化したので、カラーページの挿入、見開きの修正などスキャンしたままではなく各ページに綺麗に補正・修正・差し替えが入っているこだわり仕様。
単行本を自炊するよりも遙かに綺麗。
金額
amazon価格だと1巻のみ108円。
それ以降216円。
電子書籍化した漫画としてはわりと安め。
全15巻買っても3132円。
今までだと軽く1万円以上はかかっていたことを考えるととても安価になった。
転売屋ではなく作者にお金が入るのも良い所。
欠点は絶妙に3000円ギフト券で足りないところ。
ビクトリーマン
名前は以前の今賀先生のtweetより。(現在は削除済み)
電子書籍版では権利の問題でボンバーマン型の機体は全てこのデザインに差し替えられた。
ぼんぼりのアイポイントが細くなり、額にVが追加されたような形。
ボンバーマンデザインに慣れ過ぎていると初めは違和感を感じるかもしれないけど、すぐに慣れる。
実際、作中でボンマーマンの意味あるのはバクダン(ボム)という名称位。
ターゲットや散らばったビーダマンなどもしっかり書き直されているので、修正忘れを探すという意地の悪い楽しみ方も考えられる。
僕の見た限りでは見つけられなかったけど。
一部のキャラの機体は個性的なデザインの顔になっている。特にガンマと円。
ガンマモデルのサングラス感は個人的にブラックビーダマンやワイバーンシリーズを穂移すさせるのでキャラに合ってて好き。
幸いにもボンバーマン型が登場る11巻まで(一部除く)はブックオフ等の中古で比較的簡単に入手可能。
ボンバーマンとビクトリーマンを見比べてみても面白いかも。
ついでにアニメのオリジナルビーダマンも比べると同じーンも3回楽しめる。
V部分も合わせれば3点アイポイントになるので、ボンバーマンより狙撃性能は上がってそう。
せっかくだからビクトリーマン仕様のビーダマンがタカラトミーから発売されないかなぁ・・・。
残念なこと
作品自体には一切不満は無いけど。いくつか残念なことが。
実機の相場が上がる
この漫画は販促効果も非常に高い。読んでいるうちに登場するビーダマンが欲しくなる。
なのでスーパービーダマンの相場は間違いなく上がる。
一番話題になりそうな場所が無い
残念ながら某掲示板のビーダマンスレは連投荒らしの手によって事実上の消滅。
本来だったらこんなビックニュース盛り上がったんだろうなぁ。
まとめ
というわけでとりあえずまとめてみました。
いくつかのエピソードについても機会があったら感想を書いてみたい。
特に終盤の巻で「〇巻の□ページ」で話が通じる人が増えるの本当に凄い事だと再認識。
これを機に持ってなかった人も読んだことない人も既に書籍で持ってる人もぜひ電子書籍版スーパービーダマンを是非読んでみてください!
そして実機で遊ぼうぜ!!
コメント
お久しぶりです。
電子書籍版 爆球連発!!スーパービーダマン、いよいよ発売されましたね。
連載開始20周年にとても良い記念になりました。
ビーダマンを描き換える作業の恐ろしさを考えると、今賀先生は相当大変だったでしょうね…本当に頭が上がりません。
個人的には本で欲しかったのですが…それはわがままですね。
とにかく、感謝、感謝です!
>ひとうさん
お久しぶりです。
偶然にも丁度20周年記念というキリのいいタイミングになりましたね。
書き換え、漫画家による電子書籍化と実際前例を見ない相当凄い事ですよね。
もともと相当尊敬している今賀先生ですけど、今回改めて尊敬しました。
幻の15巻がスマホprPCがあれば誰でもいつでもどこからでも購入できるようになったのには本当に感謝という感情以外浮かびません。
もちろん大きなきっかけの一つになったひとうさんにも!