同人シューティングゲームの東方project。
その公式コミック「東方三月精」の新章が約6年ぶり12に発売された。
もっとも作画の比良坂真琴先生自ら非公式設定とは言え、三月精の同人誌を年2回ほど発行していたので、6年も空白期間があったようには感じてなかったり。
大分前に4部が連載再開したのは知っていたし、たまにcomic-walkerで公式配信していたけど、シーズン連載なので単行本派には非常に長かった。
とはいえ一旦完結したシリーズの正統続編が、それも蛇足ではなくそのまま続く日常が見れるというのは幸せな物。
今回発売した1巻には三月精フィギュア付きの初回限定版もある。
三妖精は漫画連載主人公なのにグッズ化には非常に恵まれない。
同人グッズすら少なく「東方全キャラあります」と言ってたグッズサークルに三月精はあるか聞いたら「ない」と言われてしまった経験があるほど3。
なので公式でグッズが出る時点で非常にうれしい。
概要
フィギュア付き版の受注生産の申し込み期限は2017/8/21。
もっと早く7月には申し込んでいたので、注文から半年(6か月)。
受け取りまでも本当に長かった。
案の定少数ながら、受注版じゃなくても初回限定版の販売はある。
買い増しするなら今の内。
コミックスのデザインは初回限定版と通常版でわずかに違う。
といっても「フィギュア付き限定版」の文字があるかないかの違い探しレベル。
限定版の価格は「本+フィギュア3体」で4536円(税込)。
コミック単品は842円(税込)なので(4536-842)/3≒1231円。
1体あたり約1231円計算。妥当。
ちなみにフィギュアのメーカ-は海洋堂。
三月精フィギュア
三月精フィギュアの簡易レビュー。
どちらかというと写真メイン。
☀サニーミルク☀
リーダー格のサニーミルク。
正面向き。
「何かを発見した!」「いざ出発よ!」そんな躍動感のある格好がかわいらしい。
八重歯も健在。
顔面の絶妙な凹凸のおかげで光の加減で表情が違って見えてくるのはもはや芸術的。
羽無し背中。
ツボツボカラーという印象が強かったけど、並べてみると黄色というよりもオレンジより。
☽ルナチャイルド☽
初期設定では三妖精中一番残酷な設定だったはずのルナチャイルド。
やや右向き。
栗のような口も当然再現。
やや前のめり気味で、転びそうな様なそうでないような・・・
髪のロールが凄い。
羽が特に細いので扱いに注意。
羽無し背中。
★スターサファイア★
幻想郷最強クラスの要領の良さを持つ妖精スターサファイア。
髪と羽のハマりが絶妙。
羽無し背中。
スリーフェアリーズ
3人(3匹)一緒に。
サニーの目線が正面向き、ルナが右向き、スターが左向きなので、「スター・サニー・ルナ」で並べると何かを見ているように。「ルナ・サニー・スター」の順だと周りを警戒してるように見えるから面白い。
羽無し後ろから。
台座の後ろ側にはキャラの名前が記載されている。何故か前側ではない。
開封の儀
梱包方法は箱入りブリスター。
ブリスターといっても特にブリスター自体での固定はしていない。
玩具(例:ベイブレードの神改造セット)とかで見かけるしっかりパーツを固定するブリスターの感覚で開けると羽パーツが散らばってしまう。
羽パーツはどのキャラも似てるので、混じってしまうとぱっと見わかりにくい。
実は羽パーツの付け根及び差し込み口は(羽だけに限らず、首や台座も含めて)全て異なる差込口形状をしている。
なので、特定の部品は特定の所にしかハマらないので間違えようが無く組むことが出来る。初心者も安心。
そもそも三月精の限定フィギュアに手を出すような三月精好きなら、羽が混じった程度普通に識別出来る気もする。
流石にサニー(上側)とクラウンピースの羽を判断しろと言われたら迷うけど。
フィギュアとして
フィギュアとしてのクオリティはかなり高い。
大きさ
とりあえず100円玉と比較。
フィギュアとしては良く見るちょうど良い大きさ。
羽パーツ
スカート&???
ここは健全なブログだから何とは言わないけれど、気になっている人が少なからずいそうな部分。
そこもきちんと造形&彩色されている驚異のこだわり様。
専門家「比良坂真琴先生」が疲弊するほど監修したという時点で予感はしてたけど、見えない中身完全再現とか妖精(バカ)じゃないの!?
※ナマコブシの名誉のために言っておくと、ただナマコブシと一緒の写真を取りたかっただけなんだ…多分台座の絶妙な高さが悪い。ナマコブシごめん・・・。
組み立て&羽
彩色&ほぼ完成済みなので、そのままでも遊べる。
あえて言うなら台座と羽を付けるだけ。
ところがその羽を付けるのが細かい上にハメ合いが曖昧なのでかなり難しい。
付いても、動かして遊ぼうものならすぐに外れてしまう。
持ち歩いて遊ぶなら羽無しで運用したほうが良さげ。
(原作でも羽が見えるシーンと見えないシーンあるし。)
分割
首と体の分割は可能。
だけどここも専用形状。
丸型ではないので顔の向きの変更は出来ない。
頭と首もキャラごとにジョイント形状が違うので、体を付け替える(着替え)も不可。
ジョインとの拘りっぷりは凄まじく、L字部品の両側(キャラ側と土台側)とも全部専用形状。
ワザとキャラと台座の名前を一致させないという遊びも出来ない。
保管
羽パーツが外れやすく折れやすいので、羽パーツは羽パーツとしてチャック付き袋に入れておくと良いかも。
ブンドド
ブンドド:フィギュア同士を絡ませて遊ぶこと。
和平戦士ブンドット(ビーストサーガ)
実際問題、意外といい空中戦が出来そうな気もする。
ブンドットもアニメ版では3体セットだったし・・・
何かを発見
三月精を並べるだけで何でもないものが、「何かを見つけてそこから一話始まるパターン」になる不思議なものに見えてくるから困る。
ただのコイン電池なのに「不思議な円盤発見」ってシーンに見えてくる。
ビーダマン(初期型)と
amiiboと
ほぼ同スケール。
・「デデデ」と
カービィシリーズに妖精はたまに出てくるので違和感皆無。
そもそもカービィシリーズに合わない世界感を探す方が難しい。
・「むらびと」と
「しまう」で簡単にしまわれてしまいそう…
多分虫枠。
ナマコブシと
これがやりたかっただけシリーズ。
ナマコブシポケモンキッズを帽子のように被ることが出来る。

ナマコブシをすっぽり被れるのはスターだけ。
ほか2人はナマコブシを少し横長なになるように押し広げる必要がある。
さいごに
このフィギュア最大の不満点はやはり「セット販売しか無い所」。
フィギュア化するなら三妖精は3人一緒で1セットというのはとても良くわかる。
ランダム要素もなく、全キャラ同時に揃うというのはとてもありがたい。
でも工作用途。具体的に言うとサニーミルクをミニ四駆に載せるような用途に使いたい場合に、特定キャラのみ多々買い出来ないというのはかなり不便。
三月精フィギュアでも特に好きなキャラであるサニーだけ多々買いしたいので、ルナだけ多々買いしたい人、スターだけ多々買いしたい人とトレードしたい…
今さらだけど購入理由は好きなキャラの初公式立体化だから(特にサニー)。
三月精好きというと良からぬ誤解を招かれそうな気もするけど、どちらかというと憧れが一番近い感情。
衣食住の心配なく毎日、年中夢中の好奇心に身を任せて、全力で毎日遊んで暮らす。
羨ましすぎるぞ!
ついでに「もしも東方キャラが競技玩具で遊ぶ」として一番ハマってくれそうなのはサニーだと思ってるのも好きな点。
試合自体は楽しみつつも真剣にやり、勝てば全力で喜び、負ければ本気で悔しがる姿が非常にイメージしやすい。
競技玩具の対戦としてこれ以上の物は無い。
以上、なにはともあれ無事発売された三月精フィギュアでした。
数年後に発売するであろう2巻も
・クラウンピース
・チルノ(or日焼けしたチルノ)
・ラルバor大妖精
のフィギュア付かないかなぁ…
追記(2017/2/1)
後日談+やり忘れたネタについて追記しました。

コメント