
このページについて
主に家庭用3Dプリンターで自作のビー玉発射玩具(通称:現代ビーダマン)について研究している人たちで集まったグループ「球体発射玩具研究会」。(略称:球射研1)
どちらかというと実戦性能を追求する人たちの集まりで、当時の玩具の機構再現だけにとどまらず、オリジナル含めの超性能の機体開発を目指して日々研究中。
そんな「球体発射玩具研究会」が展示会で情報発信するにあたり、活動記録をまとめた紹介用パンフレットや機構の説明展示用ポスターを作製したけれど、紙面スペース上語り切れなかった部分をより詳しく紹介するためのページとして作成しました。2
思った以上に情報量が重い記事になったので、興味がある内容へ飛びたい場合、以下の目次をご活用ください。
活動予定・実績
活動予定
第33回 川崎玩具会
開催日:2025年10月18日[土]

川崎玩具会の最新情報は川崎玩具会のアカウント(@kawasakigangu)をご確認ください。
第25回 仙川ビーダマン交流会
開催日:2025年11月15日[土]

仙川ビーダマン会の最新情報については、X(twitter)で「#仙川ビーダマン会」と検索・追跡をお願いします。
活動実績(大きいもの)
Maker Faire Tokyo
Maker Faire Tokyo 2025
3年連続でMaker Faireに出展しました。
さらに進化した「競技台」を使ったスコアアタックや新競技、グラングリーバーの展示を行い、今年も大盛況でした。
Maker Faire Tokyo 2024
Maker Faire Tokyo 2024に出展しました。2年連続出展。
球体発射玩具に使用している機構について、去年から進化した部分を中心に展示を行いました。
液晶画面が大きくなった「競技台」も設置して、スコアアタックも開催。
列が途切れないほど、ご来場・スコアアタックへの挑戦ありがとうございました。
今年度版のパンフレットもダウンロード可能です。
Maker Faire Tokyo 2023
Maker Faire Tokyo 2023に出展しました。
球体発射玩具に使用している機構や最新機体の性能を示すために競技の展示を行いました。
あわせて「競技台」も試遊できる状態で設置して、スコアアタックも開催。
たくさんのご来場・スコアアタックへの挑戦ありがとうございました。
非常に大盛況で、印刷して持ち込んだパンフレットが捌けてしまったため、WEBで公開します。
カラーのパンフレットに興味がある場合、ダウンロードページからダウンロードしてください。
後日談:まさかのMaker Faire公式の会場レポートで取り上げていただきました。
ありがとうございます。

高性能機を支える機構について
超性能のビー玉発射玩具を作るにあたって各々が研究を重ねた高性能機構についての紹介。
球体発射玩具研究会としてのメインコンテンツ。
詳細については「機構・テクノロジー紹介(詳細)」を参照ください。
並べた時の見やすさを優先して作成した説明用ポスター(A4の紙1枚)では泣く泣くオミットして語り切れなかったマニアックな部分を中心に紹介しています。
代表的な機構
パワーイクストリガー
倍力機構とイクスプロ-ジョン機構 3を内蔵したトリガー。
軽い撃ち心地と高い弾速を両立している。
どんな競技でも使用可能な圧倒的な汎用性能は他の追随を許さない。
ペンデュラムトリガー
ヘリカルサーバー
FFトライステーバレル
ドレンキャップホールドパーツ
マルチクロスグリップ
ここでは紹介しきれなかった機構も含めて、こちらで詳細を紹介しています。
競技について
何故「超性能のビー玉発射玩具を作るのか」と言われたら、そこに面白い競技があるから。
球体発射玩具研究会としてのメインコンテンツその2。
設置スペースや安全性の都合で展示会では体験しきれないけれど、競技バランスにこだわりつつ趣向を凝らした競技達を紹介。
詳細については「競技紹介」を参照ください。
代表的な競技
ビーバトルステーション
90年代ビーダマン全国大会の決勝競技を1/1サイズで復刻させた電動マシン。感圧センサーとLEDを搭載し、ヒットパワー(威力)を可視化。
連射競技や早打ち競技、体力と機体の総合競技等様々競技が楽しめる。
詳細はこちらをご覧ください。
ビリガン
斜めになった専用台を使用して行う変則ホッケー。
対面的な競技でありながら、対戦相手が直接射線に入らないため、改造した高性能機体を使っても比較的安全にホッケーを楽しめる。
ホッケーなのでパワー・連射・コントロール・体力の全てが要求されるため、試合の満足感は非常に高い。
仙川ビーダマン会名物。
激突(クラッシュ)バトル
スピンフラッグ
ハクジョウさん開発の万能ターゲット。
回転する台の周りにスイッチが並んでおり、スイッチにビーダマが当たるとフラッグが上がる。
ベアリング内臓なので、周りの羽に球を当てると綺麗にくるくる回る。
工夫次第で対面競技もタイムアタックもこなせるうえ、持ち運びが容易なので非常に便利。
ここでは紹介しきれなかった競技についても含めて、こちらで詳細を紹介しています。
測定機器について
発射性能の測定
ビースピ

発射したビー玉の弾速を測る道具。
単位は主に「km/h」。
弾速が速い = 高威力。
昔はビーダマンの弾速を測る道具としてハドソンから販売されていた。
今は理科の実験用器具として販売されている。(個人でも購入できる。)
デジタルフォースゲージ

トリガーを押すのに必要な力を測る道具。
単位は主に「N」。
必要な力が軽いほど腕への負担が減る。
デジタルフォースゲージ自体は企業等でも使用される産業用機器。(個人でも購入できる。)
これらの機器で感覚ではなく定量的な測定が出来るようになった。
否、なってしまった!
「速度/力 = 発射効率」で夢もロマンも数値化される。
効率1を超えるのは長年不可能と思われていたが、研究の末、効率1以上の化け物マシンも生まれてしまった・・・
「君のトリガー何ニュートン?」
その他の測定
ビー玉カウンター

通過したビー玉の数を数えるカウンター。
あまりにもピンポイントな用途すぎて市販品に無かったので、M5Stack Core2で自作。
詰まらずに通過した玉の集計が圧倒的に楽なのでマガジン開発のお供。
単なるカウント以外の派生機能として「一定時間内に何球通せるか」「既定の球数通過させるのに何秒かかったか」も競えるので玉入れ系の競技にも使える。

クラスとレギュレーション
クラス(部門)
主に3つのクラスで大会を行っています。詳細については個別ページを参照ください。
レンタルクラス
レンタル機として各自が弾速15km/h程度の機体を持ち寄り、それらを借りて戦う部門。
機体特性やその場での発送・判断力が問われる。
基本的に純正+改造程度の機体を使用するため、比較的オーソドックスで一般的なビーダマンに近い。
スタンダードクラス
魔改造解禁。
電動機とスマッシュトリガーに制限を設けた部門。
弾速は15~20km/h以下。(詳細はレギュレーション参照)
ビーダー自身が用意した相性のいい「愛機」を使えるだけあって、より熾烈な戦いが繰り広げられる。
エクストリームクラス
機構制限一切なし。
球速30㎞/h以下なら何でもOKな魔境。
機体性能とビーダーの技術の粋を極めた、異次元の騒音と共に桁外れの点数の試合が展開される。
あまりにも準備が大変なうえ過激すぎて滅多に開催されない。
レギュレーション
安全と競技バランスのため、部門ごとに全長と弾速について規定を定めています。
詳細はこちらを参照ください。
活動場所
主に関東では以下の場所で活動しています。
興味があれば遊びに来てください。
初心者大歓迎です。
川崎玩具会
会場:川崎市教育文化会館(JR川崎駅・京急川崎駅下車)
「玩具会」の通り球体発射玩具以外にもコマやヨーヨー、TVゲームやボードゲーム等自由に玩具で遊べる会。
仙川ビーダマン交流会

会場:ハーモニープラザ(京王線仙川駅下車 徒歩5分)
ビーダマンに特化した会。毎回大会が行われ、激戦が繰り広げられる。
珍しい機体を持ち寄る交流等も盛ん。
レンタル機体を使ったレンタル部門も開催。目指せ手ぶら優勝!
以前参加した時のレポートも参照。
カード&カフェ ドリム

仙川ビーダマン会の会場をご提供してくださる喫茶店。
地下に怪しい空間があり、カードゲーム、ボードゲーム、ミニ四駆4なども遊べる。
喫茶店なので飲食のみのご利用もOK。

Discord「ビーダーの集い」
日々の研究成果は各々のSNSアカウントの他にもDiscord「ビーダーの集い」サーバーでもまとめられています。
関東は遠すぎるけど興味があるという方がいたら、こちらも覗いてみたください。
このページ作成にあたっての協力者
このページを作るにあたって協力してくださった方々。
みそさん
@ponkotupc
仙川会の主催を務めてくださったり、Maker Faire Tokyoへの出展にあたっての取り仕切りを担当してくださった。
この記事では主に「パワーイクストリガー」について解説。
ハクジョウさん
@HK_jyo
ビーダマン研究に3Dプリンターを導入しはじめた第一人者。
この記事では主に「ペンデュラムトリガー」と「マルチクロスグリップ」について解説5。
なべさん
@aVfwpvLiVhCKqbz
ロボット界隈から参戦。家庭の工作環境がすごい人。
「ドレンキャップホールドパーツ」の発見者。
シュトルム・パンツァーさん
@STURM_PANZER
ヨーヨー界隈の有名人。
アニメ版スパビ機体の再現や雑誌に掲載された改造例を再現するレジェンドビーダー。
球体発射玩具研究会のパンフレットのデザインを担当してくだった。
ヨッシーさん
@yamazin_4wd
電子工作のスペシャリストな初代仙川会主催。
ビーバトルステーションの開発者。
ほうじ茶
@toastedtea
このブログの管理人。
今回は「ヘリカルサーバー」と「測定機器」の解説を主に担当。
その他スペシャルサンクス
・会の開催に尽力して頂いていただいている方々。
・会の参加者の皆さん。
いつもありがとうございます。