「ググっても参加者目線の情報無いから、情報残したい」と友人に頼まれたので、工学院大学(not日本工学院)で行われる
「歩け歩け大会」
というイベントについて紹介してみる。
最初に
この文章は「まとめてほしい」と頼んできた友人Tから聞いた話を元にまとめた物の為、一部個人的な視点が入っているかもしれません。
ちなみに友人は6回以上参加したとか。
また、一部自分が誘われて参加したときの記憶をもとに書いた部分もありますが、2013年の物の為、現在も正確かどうかはわかりません。
どんなイベント
工学院大学は八王子と新宿にキャンパスがある。
そんな工学院大学の5月に八王子キャンパスで行われる「プレ八王子祭」。
プレ八王子祭はプチ文化祭みたいなもの。
日中は学生による出店が出る。が、授業は普通にあるため、授業と重なると参加できない。
その最後を飾るイベントが歩け歩け大会。
「あるけあるけ大会」ではなく漢字が正式名称な模様。
歩け歩け大会は名前の通り
八王子キャンパスを深夜0時に出発し、甲州街道を歩いて新宿キャンパスに向かう
という、約43Kmをひたすら歩くイベント。
歩数にすると、個人差あれど約5万5千歩。
時間だと人によるけど6~12時間。
走るのは禁止。
当然任意参加だけど、一部の部活や生徒会では新人強制参加の伝統があったりする。
中には、プレ八王子祭で1日立ち仕事をした後、そのまま歩け歩け大会なんて人もいる。
参加条件は別に工学院の学生じゃなくても良い。
なので、僕自身もかつて誘われて参加したことがある。
八王子キャンパスの近所に住んでるおばちゃんたちとかも参加してたりする。
イベント参加者はゼッケンをつけて歩く。
おかげで「なんかイベントしている感」はあるので、後半グロッキーになりながら歩いていても不審者扱いはされにくい・・・かもしれない。
好きな人は好きなイベントなので友人のように卒業後も参加している人もそれなりにいる。
1位を目指すガチ勢も存在(主に陸上部)。(※走ったら失格)
また、最近はコスプレによる参加もOKになったらしい。流石工学部・・・
参加するメリット
上位になれば景品がもらえるらしいけど、ほとんどの参加者にとってメリットは特にはない。
ほとんど趣味。
運動にはなる
運動だし健康には良いはず。
ダメージもあるけど。
歩くのが楽しい
新宿八王子間は景観の変化も大きく、意外と歩いているだけで楽しい。
友人が目を輝かせて語っていたけど、これは僕も同意。
詳細は後日。
人間関係が見える
友人が熱く語ってた要素1。
人間疲れてきたときほど本性が見えてくる。
また、最初は調整で来ていた歩幅のずれも、中盤以降は過労で、わずかな歩幅のずれを調整するのも大変になってくる。
頑張って歩幅を合わせたにしろ、たまたま歩幅が近かったにしろ、最後まで同期で一緒に歩いた世代は困難にも共に立ち向かい、卒業後も仲良かったりする。
逆に速攻で同期を切り捨てた世代は、割とトラブル続き。卒業後に連絡取りあうことはまれ。
途中まで一緒に行ったけど結局最後はバラバラな場合は、普段は仲良くしているけど、トラブル会ったら即潰崩。
そんなわけで、歩け歩け大会で同期とどう行動するかでその世代がどう回るか見えてくる。
友人以外の常連参加者からも似たようなことを聞けたので、各種学生団体が新人を参加させようとする理由の1つなのかもしれない。
ちなみに、ペースのずれが顕著になるのは中間付近の味の素スタジアム周辺。
なので、「裏切りの味の素スタジアム」と恐れられているとかいないとか。
八王子⇔新宿間の距離の認識
友人が熱く語ってた要素2。
工学院大学は学科にもよるが途中でキャンパスが八王子から新宿に変わる。
ところが八王子で行われる必修科目を落としてしまった場合、普段は新宿で授業なのに、再履修の為に八王子にも行かないといけないという事態になる。通称「新八」。
こうなってしまうと、日によっては「1眼は八王子で授業を受ける→2限の時間を使って新宿に移動→3限を新宿で受ける→4限の時間で八王子に戻る→5限は八王子の授業を受ける」なんてことも。
歩け歩け大会で、新宿八王子間の距離感を体感しておけば、新八しようとは思わないはず。
※ちなみに、単位不足で新宿キャンパスに行けない事は「残八」というらしい。
これを抜きにしても、400円・40分程度で新宿八王子間を移動できる京王線&中央線が神に感じるようになる。
共通の話題
一度でも参加すれば嫌でも記憶に残るイベント。
なので、学科、学年(世代)問わず参加したことがある人なら共通の話題に出来る。
攻略へのアドバイス
6回参加した人が語っていたアドバイス。
体調管理は万全に
一番大事。
自分のペースを保つ
自分にとっての歩きやすいテンポを維持する。
遅すぎるというのも逆に疲れる。
また、遅いと長時間運動することになるため、短期速効型には辛いものがある。
あると便利な物
履きなれた靴
とっても大事。履きなれない靴だと長距離歩くと足へのダメージが尋常じゃない。
長距離歩くので履き潰す覚悟をしておいたほうが良い。
湿布
必須ではないけどあると便利。
もっていると、いざとなったら使えるという安心感に繋がるかもしれない。
お金
最重要アイテム。
お金があれば、足りないものをコンビニで現地調達可能。
荷物を減らすことにもつながる。
深夜に歩くので過度に持ち歩くのも怖いけど。
荷物は最低限
少しでも身軽に行くの推奨。
わずか数100gでも後半になると、その負担が大きく感じる。
特に水分は重いので現地コンビニ調達が基本。
トイレに注意
汚い話になるけど、トイレのタイミングに注意。
基本的に道中のコンビニを借りることになるけど・・・
①区間によってはコンビニが全くない
どこにでもありそうなコンビニだけど、無い所には本当にない。
②コンビニのトイレは混む
コンビニにトイレは基本的に一つしか無いため、他の歩け歩け大会参加者で混んでいるという事も多い。
なので、行ける時に行っておくのが吉。
気温に注意
5月は夜は涼しく、日が登ってからは熱い。
温度がガラッと変わるので、ので調整できる服装の方が安全。
また、年によっては最中に雨に振られることもあるとか・・・
「一緒にゴールしよう」はあてにならない
最初一緒に歩いていても、最後まで居られるとは限らない。
9~12時間はかかるので会話的意味でも。
深夜にはしゃぎ過ぎない
なんやかんやで深夜に歩くのはテンション上がる。
序盤に飛ばしすぎると後半疲れるからってのもあるけど、どっちかというと近所迷惑的意味で。
リタイアも大事
ヤバいと思ったらリタイアするのも大事。
ただし、道中に10か所ほどあるチェックポイントでリタイアしないとゼッケン返却が面倒らしい。
さいごに
というわけで歩け歩け大会の紹介でした。
スペシャルサンクス:友人
実際に歩いたレポート編に続く。

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