新たな戦闘用の愛機とすべく、実践用フリックスを作成しました。
KP-18 リベリオン・フェザー!!
コンセプト&基本性能
コンセプトは「自分の戦闘スタイルを振り返り、自分にあう機体を作る」こと。
なので「マインヒット狙いがやりやすい」「そこそこの攻撃力」「防御力は高め」のバランス型機体として設計&作成。
また、今回は諸事情もあって「軽くする」のも目標にして課題。
センベリオンで使った薄シャーシは、強いには強いけど、個人的にフリスクケース感(互換性のあるシャーシ感)も薄くてしっくり来ていなかったので封印。
円盤型ボディ
リベリオンシリーズおなじみの円盤型ボディ。
円盤型の強度、受け流し性能、反射時の素直さは健在。
最近は「拘束攻撃を受けても影響なく向き変え出来る」という強力な副次効果も判明。
(直径が一定の円盤なので、相手にどう拘束されようと相手の状態を一切変えずに自由にシャーシを中心に回転できる。)
今回のコンセプト的には「今までのリベリオンシリーズで培ったシュート感覚がほぼそのまま使える」ということが最大のメリット。
「重心が素直」なので相手に撃ち抜かれやすいけど、逆に防御もしやすいので一長一短。
ボディ形状
薄シャーシ封印縛り、というか内部にもギミック内蔵できる構造にしたかったのでノーマルフォーマットを使用。
作りやすさの都合上、そして強度対策でABSミルフィーユ(積層)造形で作った。
形状は軽い中でも、防御力と攻撃力を底上げするため「上部分はフラット、下部分は微アッパー」なアダムスキー型UFOっぽい形状に。
流石に薄型機であるセンベリオンほどの潜り込み性能はないけれど、相手の防御力や攻撃力を多少削げる程度の潜り込み力はある。
羽展開
今回の切り札。
ぱっと見ただの円盤造形機に見えるけど、このクリアパーツ部分は引き出すことが出来て・・・
翼として展開可能!!!
これによりマインヒットが狙いやすくなる。
いままで嫌というほど経験した「円形機体故に、相手とマインが機体直径よりも離れられるとのマインヒットができない」に対するアンサー。
完全収納状態から直接翼を引っ張り出すのは大変。
なので、簡単に引き出せるよう翼を裏側から押し出すことが可能な構造に。これのおかげで素早く変形できる。
シュートの衝撃で羽が閉じてしまうことが無いよう、羽を開いた状態で噛み合って固定されるよう設計。
軽量のため細い+透明素材なのでパーツそのものの強度は低め。
なので、「ここで決めれば確実にトドメを刺せる」という場面の切り札。
おまけギミックとして発光にも対応。
自分の愛機ならとりあえず光らせたい。
原理は以前作ったルミネッジと同様、シャーシに開けた穴から光を漏らす方式。
暗いLEDだと少々物足りないけど、明るいLEDならこのとおり!!
穴から羽にダイレクトに光が伝わるよう、穴と羽パーツはギリギリまで密着するのもこだわりの一つ。
発光不使用時に羽が透明で見にくい所が少々ネック・・・
軽量級
あえてかなり軽量級に作った。
そのボディの軽さは19.3g。20gを切った。
軽いので防御力そのものは低いけど、そこは受け流しやすい形状でカバー。
「バリケードによる防御がしやすい(バリケードが破壊されにくい)」という軽量級のメリットも最大限に生かせるので総合的な防御力は重量の割に高め。
他にも、約50gのシャーシまでなら規定重量内に抑えられるので「他のシャーシとの互換性が高い」というのも良いところ。
メンテナンスが容易
こだわりポイント。
整備や修理のしやすさは、愛機として使っていく上で最重要な要素の一つ。
基本的にはただの積層構造なので、簡単には壊れないから拭くぐらいのメンテでOK。
唯一の懸念点が翼関連。
ビス止めなので締め加減調整や、万が一の破損時の交換が出来る構造は必須。
なので、ナット側に簡単にアクセスできるよう、機体前方の上面はパネル式を採用。
パネルは完全な接着はせず、両面テープで固定しているだけなので、メンテ時は剥がすことが出来る。
シャーシ&シュートポイント
シャーシ「ノーマルシャーシ」
LEDギミックのため、サイドに小さな穴が2つ開いているけど、ほぼノーマルシャーシ。
ウエイトとしてフルカラーLEDと意外と重量がある防振ジェルとナットを搭載。
重量は12.1g。
明るいLEDを入れればもっと光る。
シュートポイント「スライスラウンド」
厚みの半分のみにラウンド状の板を貼ったシュートポイント。
このシュートポイントを付けて完全な円盤形が完成する。
薄シャーシとほぼ同じ感覚でシュートすることが出来る厚さなので、薄シャーシに慣れているなら扱いやすい。
もちろん面になっている部分をシュートすれば、ダウンフォース系シュートポイント感覚で使う事ができる。
また、シュートポイント部分を下方向特に強く押し付けるとフロントが浮き上がるので、ジャンピングシュートにも理論上は対応。
名前の由来
「リベリオン」はシリーズ物として。
「フェザー」の由来は「羽」。
一つは「翼を広げる」展開ギミックから。
翼なので「ウイング」の方が正しいんだろうけど、翼部分の細さ・軽さ・そして強度的は割りと羽っぽいイメージ。
もう一つの理由は「軽量級」だから。
最軽量ではないけど軽量級。
ボクシングもフェザー級は軽量級なイメージあるけど、最軽量級というわけではなく、ほどよい重量はある。
メイキング
写真が多くなったので詳細は別記事に。
今回は2次元CADで事前に設計して、印刷しそれを元にパーツを切り出して組上げる方針を取った。
導入した新技法
2次元CAD
使用したのはDraftSightのフリー版。
フリー版はオートトリム等のあれば便利な機能は使えないけれど、基本的な作図は問題無く出来る。
単にやりたかったからというのも無論あけど、この方法を取った理由は主に2点。
一つは「羽ギミックを厳密に設計するため」。
「きれいに収まり、展開時にきちんと固定でき、光源に密着す可能」を満たすには厳密な設計が必須。
(脳内設計できる人もいるんだろうけど、自分には無理)
もう一つは、「事前に完成品の重量が計算である程度わかること」。
DraftSightは面積計算する機能がある。
面積と「厚みは1mm」という情報があれば体積がわかる。
ちなみにハンズ ABS版は1cm^2で約0.11g。(密度もわかる)
これらの情報を合わせれば、実際に作らなくとも、完成品の重量に目処を付けることが出来る!!
どこをどう削れば何g軽くなるかがすぐにわかり、デジタル上なのでコピーややり直しも容易。
今回みたいに重量を軽くするために試行錯誤する場合、非常に有効な方法だった。
印刷からの切り出し
CADで設計した図面を1分の1で印刷し、それを微粘着の両面テープでプラ板に貼り付け、線に合わせてパーツを切り出した。
簡単に正確な寸法が用意できて楽ではあったけど、作業中、どんどんレーザーカッターが欲しくなってくる…(スペース的に導入は無謀だけど)
プラスチックビス
プラスチック(おそらくポリカーボネート)製の軽いビス。プラネジとも。長さも種類も地味に豊富。
丸ビスも皿ビスもある。
これの真髄は軽さ。
例えば金属ビスで3.4g必要な場面。
これをプラビスに変えれば、たった0.5gになる。
やや高価だけど、重量規定等で少しでも軽量化したい場面、特にフリックス用途では、非常に有効な手段。
入手が少し大変かもしれないけれど、運が良ければホームセンターにある。
ハンズには普通に売っている。
今回はハンズで売られていることを知らなかったので、秋葉原マルツにて袋で大量購入。
アリスピナー製作時に使い勝手良かったので今回もM3を使った。
(そもそもM2のプラビスは見つからなかった。)
余談になるけど、透明なのを活かして電飾系のギミックと組み合わせるのも良さそう。
(完成後気がついたので今回は不採用)
さいごに
自分のスタイルに合わせて作ったというのもあり、今のところ軽い以外に大きな弱点はなくわりと安定している。
「超ローリスク、ローリターンを積み重ねてローリスク、並リターン程度に落ち着いた。」そんな感覚。
あえてデメリットを言うなら羽を開くとシュート感覚が僅かに変わるので、展開時は展開時で慣れが必要なくらい。
また、想定もしてなかったメリットとして、軽さと平面の広さを活かして、他の機体との即席合体や、適当なギミック付きおもちゃを貼り付けて即席ギミック機として運用してもレギュを満たせる場面が多い。
なので新ギミック、特殊ルール等を試すときにとりあえず使える機体としても便利。
以上、リベリオン・フェザーでした。
今シーズンはこれメイン運用予定。
当面予定はないけど、面白い塗装もしたいなぁ・・・
余談:さらなる軽量化
手間が数倍かかるけど、積層部分を歯抜けレンガのような構造にすれば、強度を維持しつつ、更に重量を削ることは可能。
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