先日公開したナマコブシフリックスのメイキング。
思った以上に空いてしまった…….
基本的にはパテ造形。
材料
・某タブレットケース:1個
・プラ棒:少々
・エポキシパテ:適量(約50g)
・プラスチック板の破片:少々
・塗料:適量
塗料は今回Mr.カラーのマルーンとスモークグレーを使用した。
白は適当に手持ちの物を利用。
マルーンとスモークグレーにした理由は某電器屋店頭で、ポケモン公式サイトのナマコブシ画像をタブレットに表示しておいて、ひたすら近そうな色を目視で照合した結果。
マルーン(C100)とスモークグレー(C101)が偶然にも連番で隣同士だったというのも大きい。
作り方
①下準備:某タブレットケースをプラスチックで盛る。
パテを直接つけると、コスト・重量的によろしくないので、パテの前にある程度プラスチックで中を盛っておく。
プラスチックの板は量は使うけど切れ端でOK。
結局パテで覆う形になるので、プラスチック辺は盛り方も接着も適当でOK。
②パテを盛る。
①でプラを持ったケースの全体にナマコブシっぽくパテを盛っていく。
水を付けた指でなでるように整えると滑らかに仕上がる。
(今回の製作時にはこの技法を知らなかったのでやってない…….)
ナマコブシは潰し伸ばした円形のような形なので、複雑な造形は不要。
全体的にナマコブシっぽいフォルムになればOK。
③とげの部分を作る。
今回唯一かもしれない造形パート。
適当にトゲっぽい形を作る。
あえて言うなら完成後に高さのレギュレーション(5cm)を超えないように注意。
④シュートポイント
シャーシのシュートポイントをいつも通りに加工する。
その後シュートポイントの作成を行い、パテで作ったしっぽ(?)をくっつける。
エポキシなので当然食いつきが良い。
(塗装後)
元々ごわごわした形状なので、形状は割と適当の方がそれっぽさが出る。
とは言え、レギュレーション的に一番引っかかりやすい部分。
シュートポイントがシャーシのリア部を超えないように、平べったくする必要がある。
⑤乾燥を待つ
今回はパテの乾燥待ちの置き場として3DSのパッケージ(ソフトケース)を使用。
当然ポケモンサンの物を使用した。
何気にソフトケースの裏側はパテがくっつきにくいため、パテ作業の下敷きとして優秀。ちなみに表紙部分とソフトは、少しでも保管スペースを減らすためCDと同様に両面不繊布ケースに入れて保管している。
今回のパテなら一晩おけば大体固まる。
夜に造形して、風呂に入って手を綺麗にして寝る。翌日朝から作業再開というのが理想。
⑥パテを削る
乾燥したら、紙やすりを使って全体を滑らかに整える。
整え終ったら顔(・大・)のモールドを掘る。
塗装するから掘る前にマジックで直接下書きしてもOK。
ルーターと丸ビットを使うと楽。
当たり前だけどエポキシの削りかすがルーターに入り込まないように注意!
⑦仮組
仮組をする。
今回は後回しにしてやらなかったせいで悲しいことになったけど、本来はこの時点で穴を空けたりプラ棒を差し込んだりして仮組出来る状態にしておく。
(画像は着色済み。この時点で完成した形にできるようにしておく。)
⑧塗装:サーフェイサー
サーフェイサーを吹く。
⑨塗装:色付け
今回は色の調合は行わわず、塗料の色をそのまま使う。
エアブラシでサッと吹いた。筆塗でもOK。
⑩塗装:色付け(顔付け)
ある意味肝心なパート。
既にモールドが彫ってあるので、爪楊枝の先端で塗料を付けて、そのモールドに少しずつ流し込むようにすると楽。
⑪組み合げ
理想は塗装したものをハメ合わせるだけで完成する事。
事前にしっかりと接続方法を確保しておけばサクッと完成するはず。
(今回は計画性皆無だったためここでトゲの接着方法に悪戦苦闘する羽目に・・・)
⑫重量調整
フリックスとして仕上げるので、レギュレーションに合わせて重量の調整をする。
パテ機は重量オーバーしがち。
オーバーした分は見えない内側を削って調整する。
逆に軽すぎる場合、シャーシの中におもりを入れて調整すればOK。
これで完成。
ぶにゅにぃ……
今回の反省点は
・エポキシパテをなだらかにする時は水を付け指でなでる事を知らなかった。(完成後知った)
・固まったエポキシパテ同士のをエポキシパテで接着する困難。塗装前に仮組み立てをしておく。
・ナマコブシはもう少し丸い。
の3点。
特にトゲをエポキシパテで接着すればいいやと考えていたけど、固まったパテ同士を少量のパテで接着するのは無理があった。
その為、塗装後に穴あけや棒刺し加工をやったせいで塗装にむらと汚れが出来てしまう結果に。
今回の経験のおかげでしっかりと体感的に学べたことだけど、これらを先に知っていたらもっとナマコブシのかわいさを表現できたのに……
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