週末を利用して新フリックスを途中まで作ってみました。
途中までと言っても普通に実戦投入できる程度まで作り上げた暫定完成品。
でも、名称未定な理由は未完成だから。
シュートポイント&シャーシもテストもかねて今までに作った物をいろいろと試している最中。
コンセプト
サミン2同様、自分が実戦で使う事を想定。
なので、自分が使用していて楽しく(最重要)、サイドシュート・スピンシュート時に攻撃力を発揮できるよう調整。
基本的にサミン2での問題点を解消する方向で作成。
ついでにリベリオン系に慣れてしまっているため円盤機の方が扱いやすいので、なるべく円形に近づけた。
結果的に四角っぽくなったけど。
ギミック部の自作
フリックスは横に何かつける前提の設計だと横幅のレギュレーションが非常にカツカツ。
洗濯ばさみだとどうしてもスペースを食ってしまう為、無理に洗濯バサミを使うよりも自分でギミック作った方が楽。
というわけでギミック部は完全に自作した。
洗濯バサミを使っていたら、迷うことなくサミンの名を与えられたんだけど・・・
変形のオミット
サミン2は使い込んでいくうちに変形の固定部分が消耗してしまい、最近では試合中に分離してしまうことが多くなった。
なによりも、どの変形が本当に最適なのか自分自身が把握できないし、いちいち毎回使いたいフォームに変形させるのが面倒で自分の性分とは合わない。
なので組み換え変形機能は完全にオミット。
ギミックの安定化
洗濯バサミの火力は魅力的だけどギミックが発動しないとそもそも意味が無い。
なので、一言でいうなら最大火力を犠牲に安定性を上げた形になる。
ついでにロック作業の安定化にも成功。一瞬でセット可能。
薄い機体に攻撃を当てる+アッパー気味攻撃
サミン2最大の問題点にして個人的トラウマ「プロトデーモン等薄型の機体に攻撃が当たらない」を解消するため地面スレスレを攻撃できるように設計。
本来のコンセプトが「このための実験用の的」のセンベリオン相手に調整した。
ギミック
ぶつかった衝撃でバネが作動し対象を吹き飛ばす。
真っ直ぐ押し飛ばすわけではなく、軸を中心になぎ払い飛ばすタイプ。
相手にぶつかる面には摩擦力の強いスポンジを貼り、反発力+相手を捉えるグリップ力を高めた。
地面スレスレの高さになるよう、皿ネジをきちんと座ぐって軸にした。
使用したバネは0.8×9×23の物。
ロック部分はいろいろと考えたけど、結局バンキッシュドライバーのロック機構を参考にさせてもらった。
この方式が一番シンプル。そしてわりかし高性能。
レギュレーション対策
ウイングを閉じた(バネをセットした状態)で既定サイズに収まる。
重量はウエイト無しで22.5gほど。軽い。実用的にはナットで60gほどに重量調整。
使用感
良い所
バネのセットが楽
羽を閉じるだけでロックできるので、洗濯バサミにロック部品を絶妙にかみ合わせるよりも圧倒的に楽。
(サミン系のバネセットが異様に大変なだけだったともいう。)
本当に一瞬でセット完了するので、向き変えのついでに気楽にできる。ギミック無し機とほとんど変わらない感覚。
セット時間が問われるルールになってもほとんど影響ない。
場外(自滅/フリップアウト)しにくい
ウイング部がフイールド外に出てしまっても、自重で垂れ下がる部分(初代サミンの紐、サミン2の引きバネ)が無いおかげで場外しない。
自重の影響を受けないってことがここまで便利だったとは・・・
展開によるマインヒット
申し訳程度でも、面積を広げられるのは、マイン狙いの時に非常にありがたい。
低空攻撃
センベリオンと同様の厚さ(約2mm)なので、マインヒットにしろ、突撃にしろ相手の背が低すぎて攻撃が当たらないってことは無い。
結果論だけどセンベリオンに近い感覚で、潜り込ませることも、下側を打撃することも出来た。
欠点
たわむ
横方向にいろいろついているけど、ケース上部の補強をほとんどしていない為、ボディ全体が反るように曲がりやすい。
結果としてシャーシが外れやすい。センベリオンよりはマシだけど。
対策としてはケースの上に板を貼ればOKとはいえ、現物弄るまで盲点だった・・・
主として使うにはやや火力不足
バネギミックなのでそれなりの威力は出るけど、バリケード環境ではやや火力不足で簡単に防がれてしまう。
さいごに
というわけで新フリックスでした。
やっぱり実戦投入できると得られるフィードバックの量が違うので仮完成で良いから形にするのは大事。
とはいえ
・主砲ギミックの追加(?)。
・命名
・デザイン&カラーリング
まだまだ考えることはいっぱいだ・・・
おまけ:メイキング
せっかくなのでウイング部分のメイキング中の写真。
なにげに僕の工作史上、NC切削除けば最高精度。
バネをなくして、潜り抜けるようなマインヒット狙いの機体として作っても面白かったかも知れない。
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