フリックスでは久々のメイキングネタ。
先日公開したフリックス「枯参推」 のメイキング紹介。
パテを使わないと作業に制限時間が無いから余裕があるし、手が汚れないので写真が撮りやすい。
作ろうと思った動機
たまたま出かけ先で枯山水のミニチュアに出会ったから。
結局のところ、これが全てかもしれない。
開拓大事。
それと和な物の工作をして、経験値をためておきたかったのも理由。
フリックスはコンパクトなので、材料消費も少ないし、保管場所も占拠しないので、実験的に何か作ってみるのと相性がいい。
工作編
1、ミニチュア枯山水の感覚をつかむ
さすがにいきなり応用は辛いので、まずは素直に遊んでミニチュアサイズで枯山水をするのがどんな感覚なのかを掴む。
満足したら工作開始。
2、フリスクケースに土台部分を組む
ABS板を使いフリスクケースの上に枠を組む。
この時点では何色に塗るか決めてなかったため、数の多い白ケースを使用した。
固定にはアクリルリキッド+アクリルパウダー(疑似プラリペア)を使用。
アクリルパウダーが銀ラメ混じりなので、普段だったら色合い的な意味では扱いずらいけど、今回は砂も使う為、色が近くほとんど気にならない。
(結果的に塗装するから関係ない話になったけど。)
3、採用するギミックを決定する
せっかくフリックスを作るのだから、デザインのみの一発ネタではなくある程度戦えるようにはしたい。
なので、前々からやりたかった枠や、スポンジなどいろいろ検討。
ギミックが枯山水の雰囲気の邪魔になったら本末転倒なので、最終的に主張が少なく、「立ち入り禁止の柵」と言い張れる枠ギミックを採用することにした。
4、ギミックを仮組
ギミックが決まったら一旦仮組。
土台の横に紐をつけるためのパーツを取り付ける。 その後、枠部分も接続。
これである程度戦える機体が完成。
手持ちの機体達相手に軽く戦って性能検証。
ちなみに、この枠はSSDを買った時の箱にスペーサーとして入っていたものだったと思う。
紐は以前パーフェクトチョロQの撮影の為に買ったっきり全く使っていなかったものを利用。
5、塗装
最近、塗装環境を手に入れたので塗装がマイブーム。
なので、色調合&塗装の練習もかねて真面目に塗装。
以前の自分だったら、今までの機体たち同様に白黒の機体で満足していたと思う。
『枯山水するなら落ち着いた和風な色が合うだろう』ということで枯葉色か朽葉色にすることはすんなり決まったけど、最終的にどっちを使うかはかかなり迷った。結局、両方使った。
この時点で、ある程度和な雰囲気は出せたと思う。
塗装の黄系+赤系に加え、砂が白系。
ある意味ツボツボカラー。ついでに岩タイプ。
6、枯山水を作る
砂を敷き小物を置いて、仮レイアウト作ったあと、砂をよけて小物を接着剤で完全固定。
その後再び砂を整え、砂を固める為に水で溶いた木工用ボンドを流し込む。
次に砂に絵を描く。泥状になっているため、付属の熊手では描きづらいので爪楊枝を使って絵を整える。
7、乾燥待ち(1回目)
木工ボンドの乾燥待ち。完全乾燥には1週間近く時間がかかるけど、とりあえず砂が崩れない程度まで乾燥させる。
8、枠を接続
待ちきれないので、紐で枠を接続。
これで作業そのものは完了。
あとは乾燥を待つだけ。
9、乾燥待ち(2回目)
固まるのを待つ。
砂が固まったら完成!
というわけで、フリックス「枯参推」のメイキングでした。
「色をどうするか」悩めるようになったのは、次のステップに進めた感がある。
余談
色を塗った画像を見た後に塗装前の画像を見るとモノクロ加工したように感じる。
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