去年の12月中旬、握力を鍛えたくなったので、握力トレーニング機器を探しに行った。
スポーツショップではなくディスカウントストアに。
良くあるバネのやつ(ハンドグリッパー)でも買おうかと思ったけど、一番気になったのが
光るグリップアップボール
「握力を鍛えたい」と一言で言っても、「物を運ぶときにホールドする力を上げたい」なので腕全体を鍛えた方が良さそう。
何よりも
というフレーズにものすごく惹かれ、思い切って購入。
価格は1200円ほど。
グリップアップボール
そもそもこれが何かというと、ボールの中にあるフライホイールを高速回転させると遠心力が発生するので、それが飛ばない様に握力・腕力を加えて保持する事でトレーニングをする道具。
またの名をダイナビー、グリップボールなど。色々呼び名がある模様。
フライホイールの可動は非常に個性的。
初見だと「え?そこがそう動くの?」って衝撃が味わえるかも。
フライホイールが止まるまで保持するだけではなく、本体を漕ぐように上手く回すことで、フライホイールをどんどん加速させることが出来る。
回し方が初見だと見当が付きにくいけど、今の時代ググればいくらでも動画が見つかる。
強く回せば強く回すほど、保持に必要な力が必要になる。
逆に言えば、弱く回せば弱い力でも保持できる。
調整とか不要で、自動的に使用者のレベルに応じて使えるというのは、割とすごいことかもしれない。
良い所
弄って楽しい
振動や音など、エネルギーを持ってるというのを強く感じることが出来るので、必殺技(某忍者漫画の螺旋丸等)している気分すらある。
発光モデルなので、余計にいい意味でおもちゃ感があって、ついつい遊んでしまう。
スキルトイっぽさがある
最初少々コツがいるけど、慣れればどんどん高速に回せるようになるので、上達感も味わえる。
実際、回転数の記録を競ったりしているらしい。
ただし、スキルトイとしてなんか凄いトリックがあるかと言われてもとくには無い。
「紐なしスタート」くらい。
運動になる
実際、全力でやると結構な運動になる。
それこそ筋肉痛になるくらいには。
良くも悪くも遊んでいて面白いので、疲れていてもついつい回してオーバーワークしてしまう。
光る
グリップボール全てが光るわけではないけど。
この商品は、赤と緑の光がくるくる回り光る。
光が回るのを眺めるおもちゃとしても楽しい。
回転のエネルギーを利用して発電して光っているので電源不要。
欠点
うるさい
かなり動作音が大きい。
原理的にどうしても音が出てしまう。
高揚感を高める意味ではとてもいいんだけど、周りに迷惑になりかねない音量なので、気兼ねなく使うタイミングが大分制限されてしまう。
発光が綺麗なので夜に回したいけど、流石に近所迷惑・・・
特に、今回のは安物だからか、削れたせいなのか、つかっているうちに音が大きくなってしまった。
もう少し高価な奴ならもっと静かなのかなぁ・・・?
ちなみに、
摩擦を利用して動いているため、うるさいからと言って油をさすと使えなくなる。注意。
可動部に触れてしまう
さわってホイールに初速を付ける。
なので、高速回転しているホイールにも触れることが出来てしまう。
注意すれば良い話だけど、遊んでいるときにうっかり触れてしまうと痛い。
(特に皮膚を挟んだ時)
その他
動作中に地面に置く
振動しているものを地面に置くので、当然のように大きな音が出るし、本体地面共に傷つく可能性がある。
フローリングでやると音が響いて非常にうるさい。
勢いの付け過ぎ
調子に乗って勢いをつけすぎると、疲れも相まって保持できず落としてしまう事もあるので注意。
無茶は程々に。
ストラップとかつけられると理想なんだけど・・・
さいごに
というわけでグリップアップボールでした。
「力のある人が更なる力を得る」という目的にはあまり向いてなそうだけど、「力が皆無の人が人並み程度に力を付けたい」って場合には割と良さそう。
やっぱり問題は音。
調べた限りだと、高級品(っていっても5000円程度だけど)は、「音が別段静か」「持ちやすい」「不快な振動が少ない」と評判が良いので、凄く気になる。
遊んで楽しいのはわかったし・・・
コメント
けどて買い物はエネルギーが実感できない=つまんないのでは?
でも高級品は書かれていた「エネルギー感」「必殺技の感じ」が損なわれてつまらなくなってしまうのでは?
>kiiroinyaさん
実物に触れたわけではないですが、高級品は不快な振動が少ないみたいです。
なので、確かに「暴れるもエネルギーを抑え込む」って感じは減ってしまいそうですね。
でも、質が良い分製品が耐えられるエネルギー量が増えているのもあって、「ある程度訓練して制御可能になったエネルギー系必殺技」っぽく感じられるかもしれません。