これの購入理由はオープンなどの屋外用途のほかに、割と真剣にジャパンカップ2015東京大会で勝てる見込みがあると思っているから。
戦略
前提条件
どんなに速いマシンでも完走できない限り勝つことはできないのがミニ四駆のレース。
言い方変えると遅くても完走さえできれば勝てる可能性がある。
それが立体の攻略が難しいコースだと顕著。
ならばひたすら安定に特化したマシンを用意してみようというのが今回の試み。
モヒカンストレート
タイプ1シャーシ+スパイクタイヤは車高が非常に高い(1cmくらいある)。
なので、障害物がシャーシの裏にそもそも触れないから完全に無効。
プラウドマウンテン&0着&スロープ系
速度が遅いので登りきった直後も下り坂も浮くことなく張り付くように走る。
なので、ここで体勢を崩す・着地に失敗することはほとんどないと思われる。
シューティングウォッシュボード
そもそもオフロード用なのでこの程度の段差は気にならない。
何だったら車高とトルクを活かして本来できない逆走すらこなす自身がある。
なによりも、そもそも速度が速くないので飛び上がる域まで行かない。
メビウスチェンジャー
バーニングチェンジャーのようなものだから特に影響ないと思う。
飛ぶこともなくトルク不足になることもなくただ淡々と自分のペースで進み続ける。
調整不足を補える
社会人なら時間が無くて、ニートなら交通費が無くてきちんとしたコースで試走が出来ない何てことも多々ある。
本来は何度も走らせて調整するのがとても大事。だけど、時間が無くて試走を一切しないで下手な調整をするくらいなら、遅いけど圧倒的な安定感を取るのも一つの手。
初コース
今回ジャパンカップがハイパーダッシュサーキット2015を使う初レース。
このコースを走るのは他の人たちも含めて皆初めて。
なので、明確な攻略情報が少ない今だからこそ安定重視のマシンにも可能性がある。
また、いくら似たようなセクションを用意して調整したとしても公式5コースの本番環境は初。
思わぬ極悪な伏兵が表れても超安定重視のマシンなら特に問題なく完走はできる。
(最低限の速度が必要なループやジャンプがあったら厳しいけど)
雨
最大の懸念。
時期が時期だけに雨の中コースを走らないといけない可能性もある。(天気予報上は雨)。
雨が降ると滑りやすくなったり水を吸ったりしてコンディションがガラッと変わってしまう。
でもこいつなら、もともとシビアな調整をしていないのでコンデションの変化がそこまで気にならない。
むしろオフロードや水中など過酷な環境を走るために用意したマシン。雨程度に負けてられない。
また、軸周りにベアリングなど錆びやすい部品も装備してない(装備できない)ので水気に対して神経質にならなくていいのも魅力的。
レインタイヤとかは用意せず、ある意味溝には困らないスパイクタイヤで挑む予定。
トルク的には全く問題ないので「水吸ったスポンジタイヤによる超グリップ」を試すのも楽しそう。
現地調整不要
今回のジャパンカップから明確に会場内でFRPやカーボンやタイヤを削る行為が禁止された。
なので、「ブレーキ調整がギリギリ過ぎて車検に引っかかってしまったとき削って何とか車検内に収める」という行為もNG。
その点ギリギリな調整とは無関係なこのマシンなら何の問題もない。
どんなコースだとしても、どんな悪条件だとしても会場行って走らせるだけ。
グライドバンク45とデジタルバンクコーナー30
戦略ではなく、現状のコースに対する大きな懸念点。
トルクがあるので登るのは大丈夫だし、速度域的に飛び出すことはないと思うけど、ローラーが前2つだけでは流石に心配。
この戦略のメリット
・調整が甘くても運要素にほとんど左右されず完走出来る可能性が高い。
・他のマシンがコースアウト等で全滅した場合勝てる。
・雨によるダメージが最小限。
ベアリング等の水に弱い高価なパーツをそもそも使わない。
(・マシンをキャッチが非常に楽)
我ながら超消極的すぎる戦略である・・・
この戦略の問題点
・他のマシンに追いつかれたら即死。
最終的に自分以外全滅するような荒れたレースでも、それまでに追いつかれた時点で失格になる。
後続マシンに影響ないように追いつかれそうになったらスタッフの人に強制リタイアさせてもらう必要があるかもしれない。
(遅いので後ろから追いかけてもキャッチは容易)
・速くて安定しているマシンには勝つ望みが無い。
「本来早いけど念のためチューンモーターを使って速度域を落としたマシン」にすら勝てない。
・例え1次予選が突破できたとしても2次予選は絶対に勝ちあがれない。
・完走に3倍ほどの時間がかかる。
おそらく公式車載動画のスローモーション版と同じくらいの時間がかかると思われる。
時間的にまわりに迷惑をかけてしまうかもしれない。
改造案
ノーマルマシンで参加するのもそれはそれで面白いけど、せっかく公式で加工が許可されている玩具玩具であるミニ四駆で無加工はもったいない。
なのでいくつか改造予定。
・リアステーの確保。
流石に前2ローラーだけでは心ともな過ぎるので、何とかしてリアステーをつけてたからばこ化する。
・スライドダンパーの装備。
更なる安定感の為に。ただ耐水性・対塵性は落ちてしまうのが悩みどころ。
この2つの改造をすればグライドバンク45とデジタルバンクコーナー30の問題点はなくなるのでここまではやる。
・ステアリングシステム。
やりたいけどさすがに厳しい。
さいごに
というわけでタイプ1シャーシの購入理由とジャパンカップへの計画でした。
改造編に続く。
「真剣なジャパンカップに速度を重視しないタイプ1とかふざけているのか!」と怒る人がいるかもしれないけど、「悪天候の中、高難易度の立体コースを走る」にあたって真剣に考えた結果です。
コメント
そういえば、昔タイプ1でフラットのコースで秒6出してる人見たことありますよ。
その人は公式レースをタイプ1で優勝決定戦まで行ってました。
>匿名さん
超速ギアすら使う事の出来ないタイプ1でスピードを出す・・・
恐ろしい方もいらっしゃる物ですね。
頑張れ!タイプ1