10月24日、クロスファイトビーダマン1以来のタカラトミー製ホールドパーツ玩具「ボトルマン」が発売された。
ビーダマン好きにとって待望の実質後継玩具2。
全国的に何故か入荷が少なく争奪戦が勃発してしまった3。
何とか確保出来たので簡易レビュー。
ボトルマンはキャンペーンや有名人への先行配布4があったし、ほかの人も書いていると思うので簡潔に。
(正直、広報や販売スタイルには言いたいことが山ほどありすぎるけど、今回はそこには目をつぶって5純粋に商品をレビュー。物が良いだけに本当にもったいない。)
ボトルマン概要
ボトルマンを一言で言うならば「腹部からペットボトルキャップを発射する玩具」。
ビーダマン基準で言うならばペットボトルキャップ版ビーダマン。
現シリーズでは「ボトル」だけあって飲み物がモチーフ。
こんなHN(ほうじ茶)を名乗っている自分としては妙な親近感。
セット内容
パッケージはフック穴部分がボトルっぽいデザインになった四角い箱。
中身はこんな感じ。
大きく分けて「ボトルマン本体を構成するパーツが入った袋」、「ホールドパーツやトリガー、アーマーのパーツが入った袋」、「シールと取説が入った袋」、そして「キャップが入った袋」の計4袋が入っている。
「ボトルマン本体を構成するパーツが入った袋」はパーツごとに個別に分かれている。
「ホールドパーツやトリガー、アーマーが入った袋」は複数のパーツごとに纏められているけど分類が謎。
組み立て
ボトルマン本体
まずはホールドパーツを準備。
必要に応じてローラーやラバーを挟み込んで組み立てる
このホールドパーツを本体下部のパーツに取り付ける。
個人的には一番強度が心配な部分6。
次にトリガーを取り付け。
上下を間違えないように注意。
トリガーとホールドパーツをボディ上部で挟み込む。
あらかじめトリガー部分につけておいた部品でボディの上下が分解しないようにロック。
ついでに後頭部も取り付け。
次にボトルの口部分を頭頂部に取り付け。
これが頭の前後のロックにもなっている。
無駄なく全体的にロックされているので、試合中に分離してしまう危険性は低い。
ここまで組めたらキャップの取り付け。
お好みのキャップを上部に取り付ける。
これでボトルマンの本体完成。
ちなみにトリガーの上下を間違えると、少しかみ合わせが悪いけど一応組みあがる。
ただ、トリガーが戻りきらないので、キャップの発射はできない。
仕上げ
頭と手足を取り付けたら・・・
機体別レビュー
コーラマル(デジタル対戦セット限定カラーVer)
不死鳥×コーラな主人公機。
例に漏れずパワータイプ。
デジタル対戦セット限定カラーVerは頭、手足がクリアカラーで本体もラメ入りと少々豪華な感じがする仕様。シールの色7も微妙に異なっている。
ホールドパーツは右側片方がラバーのスピンタイプ。
腕は「締め打ちウイング」。
コツをつかめば締め打ちしやすいのは事実。
だけど構造を理解して使わないと発射威力がかえって落ちてしまう。(威力調整という面ではこの上ないメリット。)
前述のとおりトリガーが固い機体なので、初心者が打つときにトリガー抵抗を下げる一種の工夫なのかもしれない。
足は他2種よりも後ろに伸びていない。そのため取り外しに少々コツがいる。
アクアスポーツ
リバイアサン×スポーツドリンクモチーフのライバル機。
やはり例に漏れずスピードタイプ(連射)。
はっきり書くと、現時点で無改造なら間違いなく頭一つ抜けた性能。
ローラーホルパなので、発射は非常に滑らか。
最強の威力ではないけれど、比較的軽い力で打てる割には威力が高い。
ちなみにローラーの大きさは内径4mm、外形6mm、厚み2.5mm。
腕には3連射できるようにする「ロングマガジン」がついている。
これにより連射が可能に。
それに加えて、マガジンが腕の広がりを抑える構造になってしまっているので、締めなくても安定して強発射できる。
連射性能重視のはずなのに、現時点では最強のパワー強化性能。
足も比較的大きく安定性が高い。
とはいえ欠点もいくつか存在。
①シールの量が多い
ボトルマンのシールは貼りずらい。
そのシールを貼る箇所がほかの2機に比べて非常に多い。
なので結構大変。
②頭の竜が外れやすい
今回の3機の中では断トツで頭のパーツが外れてしまいやすい。
レギュレーション的にどうなるのかわからないけど、接着してしまえば解決。
分解も考えるなら強力両面テープを使うのも手。
③リロードがしにくい
マガジンは便利だけど補給口が狭くなるのでリロードの難易度は上がる。
特に焦ってリロードするときにうっかりミスをやらかしやすい。
手マガジンや素早いリロードが出来るのならば(詳細は後半にて)、下手にマガジン使わない方が連射性能は上がる。
初心者から中級者にとっては連射もパワーも上がる最強パーツだけど、逆に上位の人にとってはパワーは魅力だけど連射性能にに制約がかかる。
そう考えると意外といい調整なのかもしれない8。
④ジャムった時が致命的
ボトルマンはたまにキャップが縦に供給されてしまってジャムることがある。
マガジンがなければすぐに復旧できるけど、マガジンがあると復旧が少々面倒になる。
試合中に起きたら大きな隙をさらす羽目に・・・
ギョクロック
玉露×(多分)武士モチーフ。
パッケージ裏の説明には、ギョクロックだけヘッドの説明が機能についてで、モチーフについては何も書かれていない。
大きな剣(バレル刀)が目立つコントロールタイプ。
バレル刀が長いので異様にボリューム感がある。
発射時に開いてしまうので弾道補正効果はないけど、サイトとしての運用はありかも。
特に説明は書かれていないけど、鞘をスタビライザーにする素敵デザイン。
ホールドパーツは特にギミックのないシンプルな形状。
単純に威力が高い。
あと、トリガーも押しやすい形状。
頭部にはコントロール機おなじみのサイトが搭載。また、本来の効果ではないけれど、肩が小ぶりなので、比較的片手打ちがやりやすいというメリットも。
ガンマ式(変則9)方手持ちの例
プロトタイプ
キャンペーン品。本体のみ。
本体性能はアクアスポーツとほぼ同じ。
限定品だけど専用性能では無いので、性能基準で集めてる人にとっては助かる仕様10。
目の元ネタはどう考えてもスーパービーダマンのフェニックスシリーズ。
そのためか、不死鳥デザインのコーラマルのアーマーがとても似合う。
ローラーホルパ+締め具合を調整する腕。
まんまアイアンサイクロプス11。
「プロトつながりでプロト0412と同じ仕様」と言われると納得してしまうかもしれない。
非常に滑らかなショットを打て、いざというときはパワーショットも使えるバランスのいいカスタム。過度なパワーが要求されない競技や片手撃ち運用なら選択肢として大いにあり。
公式キャップ
公式キャップ。
専用弾じゃなくても遊べるのがボトルマンの売りではあるけれど、ボトルマンの性能を100パーセント引き出すには固くて、余計な凹凸やバリもないこれが最適。流石公式。
デジタルバトル
ボトルマン(デジタルバトル編)を参照。
公式ターゲット
デジタル対戦セットに付属しているボトルマンの公式ターゲットもボトル型。
組み立て方法は前後のパーツを合わせてキャップで止める方式。
ターゲットは使わないという場合でも、シリーズ開始直後ではまだ貴重な公式キャップと同等のキャップが手に入るというのはありがたいこと。
ボトル型ではあるけれど底が抜けているので、中に物を入れる使い方はできない。
逆に、底が抜けているおかげで積み重ねができる。
収納や運搬時に地味にうれしい「実際に遊ぶ人が考えたんだな」と思わせてくれる機能。
積み重ねられるものがあったら無意味にひたすら積み重ねたくなるのが人の性。
残念ながら(?)、ボトルマンとはボトルの肩部勾配の形状が微妙に異なるので、ターゲットに頭のアーマーを取り付けることは出来ない。
下側のターゲットのキャップを外して奥まで差し込めば、しっかりとロックして大きいターゲットにすることも可能。非常に画期的。
後半に続く・・・
追記情報
2020/10/25:誤字修正+デジタル対戦セット関連を追記+後半の内容を一部前半に移動させました。
2020/10/26:デジタル対戦セット関連を独立させました。
2021/1/16:アクアスポーツのローラーの径を追加。(文章が途中で消えていた)
- 最終商品は2013/7/20発売。[↩]
- 公式でビーダマンとミスリードするプロモーションを仕掛けるくらいに。[↩]
- 大手家電量販店ですら当日販売は1店舗に1個しか入荷しなかった模様。[↩]
- 正直ステマに片足突っ込んでいる気がしなくもない。発売日に入手しただけなのに今更感があるってどうかと思う。[↩]
- 注釈では触れるけど。[↩]
- もし折れたら金属ビスに交換するつもり。[↩]
- 目の色が違う&通常版ではシルバーの部分がゴールドになっている。[↩]
- 本当に極めた人なら、狭い補給口でも確実にリロード出来るんだろうけど・・・[↩]
- 本来は両肩に指をかける[↩]
- そもそもこの記事を書いている時点ではアクアスポーツも品薄で貴重ではあるけれど、限定品よりは入手性はいい。[↩]
- PIビーダマン[↩]
- アイアンサイクロプスの色違いの限定品[↩]
コメント
やっぱ先輩のブログは懐かしさと安心感があって好きです
次の更新楽しみにしてます!(笑)
>ドラゴン野郎さん
ありがとうございます。
ようやくPC環境が整ったので、これからも更新頑張ります!