フリックス「アクリルマゲターノ」

おもちゃ(フリックスアレイ)製作
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先日作ったプラスチックヒーターの動作試験も兼ねてこんなフリックス1を作ってみました。

KP-30 アクリルマゲターノ

概要

テーマは「集光アクリルを曲げる」こと。

自作プラスチックヒーター~USB Type-C仕様~
概要プラスチックを曲げる時に使う道具「プラスチックヒーター」。アクリルホームセンターで買える工作向けプラスチックの中ではアクリルが最もメジャー。ABSは売ってない。工作によく使われるので「アクリルヒーター」と呼ばれることも多い。工作していて...

冒頭に書いたとおり、プラスチックヒーターを使うことありきで深いことは特に何も考えず、玩具会前日の夜に作成。
一応デザインは「(どちらかといえば)かっこいい系」を目指した。

実は非公開2含めて自分が作った30機目のフリックス。
キリのいい数字の記念機にしては少々簡単すぎる気もするけど、加工用の工具3の作成も含めれば、記念機らしくそれなりに手間のかかっている機体

特徴・性能

発光

集光アクリルなので、周りからの光で輝く。今回は集光アクリルを曲げて一体成型したおかげで立体的になりつつも集光性能は高いまま
なので、少ない明かりでもより明るく縁が光る

周りに光がないときにも自発的な発光をしたかったので、インパクトモジュールを使った発光機能も搭載。
衝撃を受けると光るので、暗闇でシュートすると輪郭が綺麗に浮き上がる
せっかくなので動画で紹介。

実戦性能

対戦での実用性は度外視
やや乗り上げ形状なくせに乗り上げ性能は低め
なのに潜り込まれ易いため、正直かなり弱い

サイズ

原則レギュレーションを守った寸法・・・のはずだけど、実は厳密にはレギュレーションをわずかにオーバーしている可能性がある4

フリーバトルなら少しくらいのレギュオーバー程度は見逃してくれるのがフリックスのありがたいところ5
(※そもそもルール厳守した真剣勝負(公式戦)なら性能的意味で使わない。)

重量

重量は約26g
わりと軽量級。

名前の由来

そのまま。
あえていうならば某丸めたソーセージが元ネタ。

メイキング

見たままではあるけれど簡易的なメイキング。

①型紙を作る。
紙を切ったり曲げたりして完成品を見据えながら型紙を作る。

②型紙を集光アクリルに転写。
転写と言っても、型紙をアクリルに重ねて縁を油性マジックでなぞるだけのアナログな手法。

油性マジックはアルコールで消える。
今回はこの時点で曲げ線も書き写しておく

③切り出す。
転写した縁に合わせて集光アクリルを切り出す。
今回も工具の力に頼った

④曲げる。
今回のメインテーマ
プラスチックヒーターを駆使して谷折り、山折りに注意しながら曲げていく。

ただの板が立体物に!

力をかけすぎて割れてしまったら最初からやり直しなので、要注意。

⑤発光部分。
仕組みは単純。配線すらいらない。
シャーシ内にインパクトモジュールを貼り付けて

発光位置に合わせてボディ側に穴をあけるだけ。
これだけで衝撃発光ギミックの出来上がり。

⑥仕上げ。

厚手の両面テープで集光アクリルと発光ギミック部分を張り合わせれば完成!!

 

まとめ

以上、アクリルマゲターノの紹介でした。

集光アクリルと曲げ加工の相性の良さは想像以上。
接着無しで立体的になっていくのも独特の楽しさがある。

今回の工作でアクリルヒーターを扱うコツは掴めたので、今後はプラスチックの曲げもどんどん取り入れていきたい

おまけ:失敗ver

最初はより細かい造形で作ろうとしたけど、加工時に割ってしまって没になった

結論から言うと、アクリルヒーターで細かい部分・・・具体的に言うと加熱部分と曲げる際に持つ部分の距離が短い物を折り曲げようとするのは難易度が高い
実際、加熱が不十分なのに力をかけてしまい割ってしまった。

また、複雑な形状に曲げようとすると、ヒーターを当てる際に別のところに接触してしまいやすい
事前に加工する手順も考えてシミュレーションはしておいたほうが良さげ。

「実際にやってみる」以上の経験値獲得方法は無いと改めて感じる・・・

  1. ユージンさん提唱の、とりあえずの試作を「作品」に落とし込みやすい工作系競技玩具。詳しくはフリックス・アレイ公式を参照。[]
  2. 未完成のまま保留中、作ったは良いけど実用性無いまま破損など。[]
  3. プラスチックヒーター[]
  4. せいぜい数mmなので削ればいい話だけど。[]
  5. 厳密に言えばルールよりもプレイヤー民度のおかげ。だから「フリッカーのありがたいところ」のほうが正しい。[]

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