ここ最近1フリッカー2のライバル達が着々と強そうなフリックス3を発表している。
その機体たちを見て久々に自分も燃えてきたので、戦闘面も考えた新たな機体を作ってみました。
概要
デザイン上のモチーフは見ての通り「ピザ」。
ピザの中でも「マルゲリータピザ」をイメージ。
ピザになった理由は円形状とギミックの兼ね合いというのが主だけど、単にマルゲリータピザが自分の大好物だからというのも大きい。
好きなものだからこそ、愛着が湧きやすい。
それと、先日話題になった「一人暮らしを始める奴は、ピザを食え。マジで。」という妙に説得力の有る記事の文中に書かれていた
神なきこの世界には、ただピザが残った。それが答えだ。
というパワーワードが頭から離れなかったというのも原因。
性能面でのテーマは「実戦性能」。
こんなデザインだけど、本気で実戦も考えた仕様。
「積層構造の円形型」の時点で最低限以上の性能は担保されている。
それに加えて、自分の戦術の得手不手をを見つめ直し、今までの得意の邪魔にならないよう、苦手を補いつつ、より自分らしく強くなるためのギミックを搭載。
一種の「集大成」4、まさに「愛機」と言っても良い機体に仕上がったと思う。
デザイン詳細
今回は先にデザインから解説。
ピザ
ギミックを作った時点で「ピザ」にすることは決まっていたけど、どんな具材を載せてもピザはピザなので何のピザにするかは迷っていた。
結局、シンプルな最低限の装飾だけでわかりやすさ優先。緑のバジル、白いモッツァレラチーズ、そして赤いトマトソースとイタリアの国旗をあしらったともいわれている王道中の王道。ピザの中のピザ。「マルゲリータピザ」にした。
顔&キャラクター化
なんとなく「キャラクター性」が欲しかったので顔をつけてキャラクターっぽくした。
一応、前作に続いて「かわいい系」のつもり。

キャラ化するにあたって、ピザをモチーフにしたキャラクターを一通り調査5。
調べた限り、多くのピザキャラが「切った扇形を顔に見立てている」ものばかり。
※イメージ図
ピザの耳を頭頂部または顎にしている2種類が生息。
これと被るのは癪だったので、顔以外の全体含めて、ピザそのものが一つのキャラクターになるように試行錯誤。
当初は「具材で顔を表現」と考えていたけど、あまり可愛いらしい感じには出来ず、顔をどこに落とし込むか妙案が浮かばない。
悩みすぎて、『ピザがもし生き物だったと仮定して食事方法とかどんな生態系になるのだろうか?』という方面でピザ自体をクリーチャー化する事も考えた6。
悩んでいるうちに
・「顔は白いモッツアレラチーズ中に配置」7
・「顔は某なまこのように絵文字で表現できるようにしたい」(・大・)という方向でまとまり、結果的にこうなった。
よく見ると顔は「ぴざ」で構成されている。
半濁点が目、「ざ」で口と鼻、「ひ」は頬。
絵文字で表すなら
(ぴざ゚ひ)
とりあえず「ぴざ」であることが明確な顔が作れた。
どう読むかはわからない。
機体名
割と見たままの名前。
スペルは「rebellion pizza」。
一見英語に見えるけど、実はピザらしくイタリア語。
地味にフリックスでは珍しい。
もう少しひねった名前も考えたけど、「リベリオン」も「ピザ」も英語とイタリア語で全く同じ意味とスペルだったことに運命を感じたので、素直にこの名前にした。
戦闘性能
現時点(日時)では戦闘未経験8なので、机上&一人遊びの空論なところはある。
ボディ:ノーマルモード
まずは単純なものから
円形状(リベリオン型)
癖がなく扱いやすい円形状。フリック用語では「リベリオン型」9。
なので、円形型の特徴は余すことなく健在。
攻撃時はシュート時に多少回転して、正面以外の面で当たっても性能に大差が出ないという安定感が売り。
防御時は芯を捉えないと攻撃が通りにくいから防御力が高い。
ただ、ベテラン相手だと当然のように芯をを撃ち抜いてくるので、「当てやすい的」にもなりやすい欠点も。
また、円形だから向きを変えても一切形状は変わらない。
だから、大抵の拘束系ギミックも無効にできる。
少し私的な話になるけど、普段から円形系の機体を愛用している身からすれば、普段の感覚そのままで運用できることも大きなメリット。
アッパー形状
横から見ると台形型で微アッパー形状になっている。
鋭すぎても潜り込んでしまうので、打点が高い攻撃を受け流せる程度のアッパー形状。
タイヤみたいに立てることが出来ない程度には斜めになっているので、円形の弱点「転がりやすい」を、縦になったらすぐに倒れることでカバーしている。
リーフサイト
マルゲリータピザらしく載せたバジルの葉。
ただの装飾と見せかけて、機体前方に配置する葉は、ストレートシュート時に簡単な照準器として機能する。10
名付けて「リーフサイト」。
必須な機能ではないけれど、狙い撃ちをする時に意外と便利。
シュートポイント:ラウンド(ダウンフォースバージョン)
本体の円形状と合わせて完全に円形になるように丸みを付けたシュートポイント。
アッパー形状に合わせたので、結果的に下方向に力が伝わりやすい「ダウンフォース系」になった。
飛び跳ねにくく安定したシュートが可能。
シャーシ:ピザ用Lラバー
性能自体はシャーシの底面をくり抜いてラバーを貼ることで、車高を上げずにブレーキ性能を高めた、定番のローワード11系シャーシ。
ただし、後述のギミックとの兼ね合いで専用仕様。
前面がくり抜かれていたり、謎の凸があるのはそのため。
一応、このシャーシを別の機体に付けることは可能だけどほぼ無意味。
他のシャーシ12をピザにつけることも出来るけど、肝心のギミックが使えなくなってっしまう。
余談になるけど、底面ラバー+ローワード系はリベリオンシリーズの伝統だったり。(一部例外はいる)
単純に、自分にとって使いやすいから採用しがち。
重量と寸法
重量は約67g。
まだ重量に余裕はある。
寸法は円型機の例に漏れず、幅だけはレギュレーションギリギリ。
ほかは余裕。
モードチェンジギミック
基本的にはただの円型機体として運用する予定だし、円形型は万能では有るけれど、どうしてもカバーできない状況がある。
具体的に言うと攻撃力不足と微妙に離れたマイン。
今回はその対策として「モードチェンジ」を搭載。
パワーを補うためのバネやマインヒット力を高める羽といったギミックを使うモードに変形できる。モードによっては専用超必殺技も使用可能。
各モードの詳細については長くなったので別記事に分割。

モードチェンジ搭載にあたって一番重要視したことは、「円形時の円形としての性能に悪影響を与えないこと」。
モードチェンジは全てサブウエポン。あくまでもメインウエポンは円形型としての性能。
いくら特定条件で輝く機能が増えても、一番使う基本モードの性能が落ちてしまったら元も子もない。
これらのモードチェンジの共通する欠点は「円形型ではなくなること」。
拘束ギミックを食らう危険性が増してしまうし、やりたいことがあからさまなので相手に読まれやすくなってしまう。
ギャラリー
とりあえず歴代リベリオンと。
まずは並べて集合写真。
こうしてみるとフェザーだけ何かを模した塗装がなくて寂しい。
次に積み重ねて。
5機も有るとは思えないくらいコンパクト。
レギュレーションギリギリの機体たちと比べると、余計にリベリオン系の省スペース性が目立つ。
「オカルトアソート」の八角形部分も積層円形13なので一緒に。
せっかくなので積み重ねやすいボックス形状の機体を追加。計9機を積んだタワー。
メイキング
案の定長くなったので別記事に分割。

さいごに
というわけで「リベリオン・ピッツァ」の紹介でした。
今回実践重視で作ったのは、ユージンさんに自分自身よりも自分のことを把握してそうな分析記事を書かれたのも理由の一つ。

客観的に書かれた自分の戦術の得手不手を素直に受け入れつつ、『実戦的な機能が苦手』と書かれていた部分には反逆した。
なにはともあれ久々に・・・下手したら「ネタ抜きの実践性能ありきで作ってきっちり完成させた機体」としては初かもしれない機体だけあって、対人戦に実戦投入するのが非常に待ち遠しい。
注釈- 2020年4月頃[↩]
- フリイックスアレイ愛好家[↩]
- ユージンさんが提唱している、戦略的な底が見えない次世代おはじき競技玩具。フリックス・アレイについての詳細はフリックス・アレイ公式を参照。[↩]
- 真面目に作った機体は毎回集大成と言っている気がしなくもない。[↩]
- 「ピザ キャラクター」で検索。ピザ屋のマスコットキャラとかが引っかかった。[↩]
- 別名:「天地創造デザイン部」ごっこ。「無理難題を振られたデザイナーが必死に設計したもの」という体で動物が紹介されていく個人的に好きな漫画の一つ。[↩]
- 赤いトマトソース中だと顔が目立たない。[↩]
- 外出自粛期間だったため[↩]
- 最初に作られた円形機の名前から[↩]
- 自分の癖に合わせてゼロイン調整済み。[↩]
- Lowered:低くする・下げる[↩]
- ノーマルフォーマット[↩]
- 厳密には八角形[↩]
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