\飛び上がライズ!ライジングホッパー!/
/A jump to the sky turns to a rider kick.\
※実はフリックス
令和元年~2年の現行仮面ライダー「仮面ライダーゼロワン」で変身に使われるアイテム1「プログライズキー」。
正直、フリッカー2なら、プログライズキーのサイズ感、そして四角い形状を見て『フリックスにしやすそうだな…』と思ってしまった事は何度かあるはず3。
なので・・・市販のプログライズキー(SG)を流用してフリックスを作成してみました。
フリックスとしての性能
ギミック
\グラスホッパーズアビリティ/
シャーシ(後述)にプログライズキ-の音声ギミックを改造して移植したので、シュートしたり何かとぶつかるたびに音声が鳴る。
/ゼロワンドライバー!\
音声によってはベルト側の音声と合わせるためにワンテンポ遅れて鳴る。
なので、試合の緊張感の中、シュートでぶつかり合ったあとの一瞬の静寂の中で
A jump to the sky turns to a rider kick.
と音声が鳴り響くことも。なかなかシュール。
何気にフリックス史上初の「鳴るフリックス」4だったりする。
基本性能
ボディ重量:約45.1g
シャーシ重量:約20.4g
(合計で65.5g)
サイズは60*100*25mm。
余裕を持ってレギュを満たしてる。
戦闘性能
ビジュアル重視の一発ネタのような機体なので戦闘性能は重要視していない。
原則としてフリックスにおいて単なる直方体形状はあまり強くない。重量も限界ではない。
とはいえ癖も無いので、使用者の腕によっては最低限は戦える程度。
プログライズキーを活かした変形は、もちろん対応。
マインヒットの可能性が上がるかもしれない。
ただし、可動部分はマインより高い位置にあるため、役立つ場面は余りないかも…
元が対象年齢3歳以上なだけあって、フリックスとして使っても外装が割れない強度はある。
いろいろな方向から
プログライズキ-として見たときの正面と上部。
(フリックスとして見た場合は上部と側面。ややこしい。)
このアングルは改造部分が見えないので、ただのプログライズキ-にしか見えず、フリックスであると気が付かれにくい。
食玩版なので上部のスイッチは押せない。
シャーシ/シュートポイント部分に隙間があるので、感がいい人は『なにか改造している』『フリックスだ!』と気が付けるかも。
下から見るとシャーシの存在感が強い。
どうみてもまごうことなきフリックス。
地味なこだわりの一つとして、プログライズキ-に貼られていた2次元バーコードのシールは元の位置のまま。(写真では念の為モザイク。)
なので、ガンバライジングなどでも使用可能。
アーケードゲームと連動できる貴重なフリックスでもある。
最後に展開状態。
ボディ内部をよく見ると、基板や配線の代わりにに黄色いもの(ボディのベース)があるのがわかる。
フリックとしての組み換え
フリックスなので、ノーマルシャーシの機体となら他の機体とも組み換えができる。
なので・・・
\ジャンプ!/
シュートするたびに音がなる、あらゆる意味で問題になりそう5なナマコブシや、
逆にしっぽ6の生えたプログライズキーなんかも作り出せる。
ただし、シャーシが重いので、組み合わせたときの重量には注意が必要。
(性能的に大会のような真剣勝負で使うことはないから、問題にはならないと思うけど)
シャーシ詳細
今回一番こだわったのがシャーシ部分。
基本的には、「ただ元々のSGプログライズキーの基板を組み込んだだけ」ではあるけれど、シャーシ内部に全パーツを詰め込むためには干渉部分を削る作業が必須。
電池も固定方法を考えた上で入れなきいけない。
なによりも、フリックス、プログライズキ-のどちらとしても遊べる様に、切り替えスイッチとちょっとした工夫を実装した。
プログライズキーモード
プログライズキーとして遊べる様にするため、元々のスイッチをそのまま使えるようにした。
ただ、プログライズキーとしてのスイッチはボディ側、音声ギミックや電池はシャーシ側と別れてしまっている。
フリックスとしてのレギュレーションを守るため、ボディとシャーシの分割は必須。
なのでコネクタで付け外し出来る方式で対処。
コネクタ/ソケットとして「丸ピンIC用ソケット(1列のピンソケット)」を使用した。
「丸ピンIC用ソケット」ならオス側もメス側もあるので簡易的なソケットとして使えるし、オス側もメス側も共通の1部品でいいから管理も楽、組立時に圧着など不要7な上、元々付け外しをするためのものなのでコネクタとしての性能は十分。
かなり良さげな使い方で今回最大の工夫点・・・と、思いついた当初は思っていたけど、電子工作界隈の作例を見ていると同じことを考えた人は多い模様。
下記のフリックスモードにすると持ち歩きの振動でも音声が鳴ってしまい、鞄の中が喧しいことになる。
なので、スイッチを押されない限り音が鳴らないこのモードが運搬時の電源OFFも兼ねている。
フリックスモード
スライドスイッチを切り替えて、振動スイッチを使用して音声を鳴らすモード。
モード切替用スライドスイッチの選定理由は「なるべく小さくて軽いもの」を適当に。
振動スイッチは「四角くて配置しやすいもの」を利用。
振動スイッチのおかげでシュートの衝撃で音声が鳴る動作が実現。
機構をノーマルシャーシ内にまとめられたので、ノーマルシャーシを使用している機体8なら全てライジングホッパーの音声を鳴らすことが可能になった9
プログライズキーからの変更点
元々のプログライズキーの機能はほぼ全て残したけれど、唯一変更せざるを得なかったのがキー展開のロック部分。
本来は成形プラの弾力を利用した最初と最後のみカチッとなるロックだったけれど、今回はスペース的に元々のロックを移植できなかったので、軸にハーネステープを巻いて太らせて、稼働しにくくする方法で実装。
本家と比べるとキーを開くのに少し力が必要になってしまった。
でも、この改造の副産物10で展開中の好きな位置で固定出来るようになった。フリックス的には地味にメリット。
プログライズキ-として
ライジングホッパーな理由
言ってしまえば「一番代表的なプログライズキーだから」。
現行ライダーである間は毎週テレビに出てくるので、間違いなくプログライズキ-の知名度としては一番高い。
強化形態であるシャイニングホッパーが出てからは一度もライジングホッパーに変身しない事もあるけれどOPとCMには必ず出てくる。
次回作以降の劇場版でゲストキャラとしてゼロワンが出演する時もライジングホッパーの出番が皆無とは思えない。
ネタ的には使用者の面白さ&変身ポーズが力づく繋がりで「シューティングウルフ/パンチングコング」やオリジナルのプログライズキー11を使うことも考えたけど、ネタとしての方向性が複雑になってきてしまうので、シンプルにライジングホッパーに落ち着いた。
本物のベルトと
まずはDX版のプログライズキ-(無改造)たちと一緒に。
いよいよ変身遊び。
今回使うベルトは・・・
滅亡迅雷フォースライザー!
※撮影協力12:Fダグさん
ベルトにフリックスをセットするとこんな感じ。
\Break Down/
初めて仮面ライダーの変身ベルトに対応したフリックスだと思われる。
写真だと白飛びしてて見にくいけど、裏から見ればフリックスだということもわかる。
これで、映画で大活躍の仮面ライダー001に変身ができる。
プログライズキー側もベルト側も黄色と黒と同系統の色合。ある意味一番似合う組み合わせ。
残念ながら本来のプログライズキーよりもキーの可動が固めなせいで、フォースライザーのレバーを引いてプログライズキーを開く機構では開けない。13
なので、予めキーを開いて装着する必要あり。
一旦閉じて再度開く、必殺技ギミックもやり難い。
/ディストピア\
とはいえ、キーの開閉ギミックと相性が悪いだけなので、元々キーを開いた状態で差し込む飛電ゼロワンドライバーやショットライザーetc・・・では特に問題なく使用可能。
メイキング編に続く・・
- 近年恒例のコレクションアイテム枠[↩]
- ユージンさん提唱の自作競技玩具「フリックスアレイ」をする人のこと。フリックスアレイについての詳細は公式を参照。[↩]
- かつてはフリスクケースを仮面ライダーWのガイアメモリに例えるというネタもあった。[↩]
- 音を鳴らすことを主目的とした機体[↩]
- 重量オーバー&大人の事情。[↩]
- なまこの内蔵。[↩]
- 専用工具不要。ハンダごてのみあればOK。[↩]
- 専用シャーシ以外取り付けられない機体を除く。[↩]
- 特にボディ内に空洞がある機体だと反響してより音が響く。[↩]
- 「副作用」と言った方が正しいかもしれない・・・[↩]
- 「ブッシングナマコ」口から出る内臓で殴りかかる某ナマコのデータイメージ(・大・)。真面目に実現しようとすると専用デザイン&専用音声の用意が困難。[↩]
- ベルトを貸してくれた人[↩]
- フォースライザーのこじ開けるギミックは安全のためか少しでも力がかかると開けない構造。そのため無改造のキーでも開けないこともあるとか。[↩]
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