前半の続き

簡易レビュー
スラッシュヴァルキリー.Bl.Pw 烈(レツ)
GTはベイブレードバースト5世代目だけど、ヴァルキリーとしては6世代目。
ヴァルキリーの進化としては撃(ストライク)ゴッドヴァルキリーも入れて7つ目。
デザイン的にも性能的にも王道的なヴァルキリー。
ビクトリーヴァルキリーよりお約束になっている「結果的に高さに関係するギミック」も健在。
相手も自分もバーストさせる破壊力が楽しい。
今回からはスターターではなくてブースターとして発売。複数買いする場合ありがたい仕様。
GTチップ:ヴァルキリー
ロック部分の爪が・・・というよりも、ガチンコチップの爪部分全体の高さがやや高い(0.4mmほど)。代わりにロックの数が少ないという、瞬間的な硬さを求める人向けのガチンコチップ。当然ダッシュドライバーとの相性は良好。
重量は約3g。
せっかくなのでヴァルキリー(レイヤー)とヴァルキリー(ガチンコチップ)を並べて。
進化を感じる組み合わせ。
完全なパーツ名被りはベイブレードバーストでは何気に初。1
ウエイト:烈(レツ)斬
トリプルディスクのような編重心枠のウエイト。
重量は8.7g。今回入手したウエイトの中では一番重かった。
ベース:スラッシュ
ヴァルキリー伝統の大型3枚刃。
ベイバアニメの必殺技でおなじみ2の単語「スラッシュ」がついに正式にパーツ化。
重量は9.1g。
サイズも形状的も前モデル「超Zヴァルキリー」にとても似ている。
ディスク:Bl(ブリッツ)
遠心力で爪が出てくるギミックを持ったディスク。
爪の展開方法は「普段は重力で下向きになっている爪が遠心力で起き上がる」というクロードライバーに近いもの。
重量は29.1g。
今回の3つのウエイトの中では・・というか現時点で発売しているディスクの中で一番重い。個体差で30gの大台も目指せそう。
ドライバー:Pw(パワー)
フラット軸系。
軸先側がロックのバネに直結していて、「軸先が押しつぶされる→ロックも固くなる」、というロマンギミックを搭載している。効果は不明。素直にダッシュドライバーのほうが良いような・・・
ギミック抜きにしてもバネは非常に硬め。
ダッシュドライバーの硬さにはギリギリ届かないけれど、並のドライバーよりは遥かにロックが硬い。(2019/4/6追記)
重量は6.3g。
このドライバーの楽しい使い方は、本来の用途とは違うけどシュート直後の着地の衝撃で跳ねる事が出来る事。
ある意味「持久力のあるオペレートドライバー」。
オペレートやループ(斜め撃ち)と違って重くても跳ねる。(逆に軽いと跳ねにくい)
歴代ヴァルキリーのドライバーを振り返ると
初代(アクセル/プラ軸)
↓
ビクトリー(ヴァリアブル/ゴム軸)
↓
ゴッド(リブート/プラ軸)
↓
撃ゴッド(アルティメットリブート/ゴム軸)
↓
ウイニング(ボルカニック/プラ軸)
↓
超Z(エボリューション/ゴム軸)
↓
スラッシュ(パワー/プラ軸)
なのでゴム軸の強化形態が出る可能性はありそう・・・
ブシンアシュラ.Hr. 天(テン)
ベイブレードバーストで新シリーズの初期ラインナップに毎回入っている防御タイプ枠。3
余談になるけどアキレスとイニシャルが被っている。
と言っても、初期ラインアップでサタン(cS)が出た後に、2種類も出たスプリガン(lS、Sr4)の前例があるからアキレスの出番を諦めるのはまだ早い5。
GTチップ:アシュラ
現時点では非常に珍しい「ロックの数が4と3で非対称、奇数本の爪を持つ」ガチンコチップ。
重量は2.8g。
ウエイト:天(テン)
一番外側の部分は無いけれど、全体的にぶ厚く重量のバランスを内側に寄せたウエイト。
仕様なのか個体差なのかは不明だけど、今回入手した天は四隅の六角形部分の凹が一箇所だけ浅い。そのせいで偏重心になっている。
重量は8.4g。
ベース:ブシン
なんとなくケルベウスシリーズを彷彿させる色使いの防御型ベース。
防御型としては特に可もなく不可もなく無難。
重量は10.2g。
ブシンアシュラ天としての重さは約21.4g。
ディスク:Hr(ハリケーン)
ついに出てきたフリー回転の羽付きディスク。
カラーリングといい性能といいあからさまにトルネードワイバーンを意識したデザイン。
最大の欠点はベイブレードを組み立てようとしてディスを握ると、滑ってしまって組みにくいこと。
重量は25.2g。
せっかくなので元ネタと思われるトルネードワイバーン+サイクルのフリー回転パーツをあつめた組み立てが面倒なセット。
通常版(ランブー版)ワイバーンだったらレイヤーとディスクと色も合わせられた。
結果的に黄色レイヤー+紫ディスク+黄色ドライバーのなのでコレはコレで合う。
見た目的には面白いけど、実用性は・・・あまり無い。
ドライバー:Kp(キープ)
ボール形状のゴム軸がフリー回転する。
ゴム軸らしくグリップ力が高い。そのわりに意外と持久力があるので使いやすいドライバー。
中心部に寄り易い攻撃タイプのドライバーとみると便利ではあるけれど、ロックのバネが弱めという欠点が痛い。
なのでバネの弱さを無視できる超Z覚醒とは非常に相性がいい。(2019/4/6追記)
超Zアキレス.Bl.Kp
個人的におすすめなカスタム。
重量は6.5g。
さいごに
初期の3種で遊ぶ分にはかなりバランスが良い。
程よくバーストも起きて遊んでいて楽しい。
組み合わせでデザインと性能をあれこれ試すのも面白い。
ディスクのおかげでロマンギミックも健在。
そんなベイブレードの楽しさが詰まったシリーズに現時点ではなっている。
過去のバーストシリーズと戦わせても一部のぶっ壊れ性能の機体6以外となら十分渡り合える(左回転吸収相手にはちょっとつらい)ので、インフレし過ぎず、弱くもなりすぎないという意味でも絶妙なバランス。
また、初期販売のセットを買い揃えるだけでも
3ガチンコチップ×3ウエイト×5ベース×3ディスク×3ドライバー=405通りもの組み合わせを体験できる。
参考までに今までのシリーズで初期のラインナップのみでの組み合わせ数を考えると
・初代:64通り
・デュアルレイヤー:64通り(オベリスクオーディン除く)
・神:81通り(ゴッドチップの交換、スターフレーム除く)
・超Z:27通り
・GT:405通り
文字通り桁外れに増えている。
全パターン検証しようとするのは無謀。
これだけの組み合わせがありながら、持久タイプのドライバーはない。持久タイプのドライバーが欲しくなってくる。
さらにせっかくシューターが両回転だから左回転も欲しい、左回転の替えのガチンコチップが欲しい、と後の購買意欲を煽るラインナップにもなっている。恐ろしい・・・
というわけでガチンコシリーズと初期の3種についてでした。
注釈
コメント