昨日に引き続きルンバi7の簡易レビュー(?)。
選択理由と初期設定は前編を参照。
ロボット掃除機を初導入する人の感想なので、すでに当たり前のことも書いてそうですがご了承ください。
いろいろ検証
ある意味今回の感想の本題。
気になることや、試したことをとりあえず列挙。
一般編
まずは普通に気になる人が多そうな事柄について。
i7なら複雑な形のフロアでも掃除できるの?
一言で言うと可能。
マッピング機能のおかげで、ところどころルンバの幅ギリギリしか無いような通路が多い環境でも問題なく使えている1。
実際、埃(ゴミ)取れるの?
月並みだけど「どこからこんなにホコリを集めてきたの?」ってくらい取れる。
毎日回してもごっそり取れる。
少なくとも、素足で床に立った時のザラザラ感は大幅に減った上に舞う埃は見えなくなった。
掃除機がけの上手さではルンバに完全敗北。
段差の乗り越え力
多分一番ルンバ導入でで迷っている人が気にしているのはここだと思う。
結論を言うと、段に対して垂直に侵入すれば1.5cmくらいなら乗り越えてくれる。
角度がずれた場合、引っかかりつつも、戻ったり回転したりを繰り返しながら必死によじ登る。動きとしては可愛い。
ただし、スマートマップ作成時に、空回りしている分の距離もマップピングしているのか、ズレて妙に幅広な入口になってしまった。
可能ならスロープつけてあげたほうが良さげ。
①ケーブルのモール(約1cm)
普通に行き来可能。
値段が高くなってしまう(約4倍)けど、薄型にできるなら薄型にしたほうがより走行が安定すると思う。
②部屋の入口1(約1.5cm)
引き戸式の入り口。
もともと長年の生活で角が丸まってきているせいか、安定して出入りできている。
ヤスリでしっかりとスロープっぽく整えてあげるのも良さそう。
③部屋の入口2(約1.5cm)
古い扉があったところ+配線モールのコンボ。
当然、谷になっている部分はルンバでは掃除できないので、手で掃除する必要はあるのも欠点。
本当に垂直に入れれば通れるけど、少しでもずれると引っかかるという最大の難所。
ここで引っかかってしまっている(止まるわけではなく走破不能と判断して別の道を探す)事が多かったので、スロープを作成して対応(後述)。これで移動が大幅に安定した。
スマートマップによる部屋指定
i7の最大のメリット。それがルンバが作った地図をもとに部屋を設定して指定の部屋のみを掃除させる機能。
部屋の区切り自体はルンバが作った地図をもとに、自分で設定・調整可能。
試した限りでは、絶対ではないけど十分実用的に範囲選択可能2。
ただし、少し予定の範囲を超えてしまうこともあるので、油断は禁物。(数歩分入ってくる感じ。)
バーチャルウォールよりは絶対性がないけれど、電池切れの心配が皆無で、追加購入不要で複数設定できるのがメリット。
絶対超えちゃまずいって状況なら、素直に箱などで物理的な壁を作ってしまうのが確実。
Clean Map
ルンバがどこを掃除したかマップで見れるマッピング機専用の機能。
どこを掃除したかひと目で分かるので、個人的にはこれが一番ニヤニヤ出来て面白かった点かも知れない。
スマートマップで名付けた部屋名も表示されるので、どこをどれだけ掃除したかがよりわかりやすいのもi7の魅力。
掃除中にドアを閉める
ルンバが可愛そうだけど、興味本位で掃除途中にドアを閉める実験。
ドアにぶつかったあとも諦めずに入れないか試行錯誤。なかなか諦めない。
何度も何度も別の侵入角を探すけど、それでも見つからない場合、ついにギブアップ。
ルンバから音がなり、ルンバのリングが赤色に点灯。
同時にアプリに「Roomba」にドッキングトラブルが発生しました」と表示されるようになる。
こうなってしまったら、そのままcleanボタンを押しても動かないので一度持ち上げてホームに持っていってあげる必要あり。
(といっても一旦持ち上げて戻すだけで、リングが通常の白表示に戻ったけど)
吸引力
他と比較した訳では無いけれど、通ったあとにゴミが残らない程度にはしっかりとした吸引力がある。
多分我が家で一番吸引力が強い掃除機3として君臨している。
可動音
音は掃除機レベル4。
吸引音よりもモーターの稼働音のほうが大きいかも。
ローラーのメンテナンス(取り外し)
ゴムローラーなので毛が絡まる可能性が低いけど、メンテンスのためにローラーを外す機会もあるはず。
そこで大事になってくるのが「2個あるローラーを正しい位置、向き、噛み合いで取り付けられるかどうか」。
幸いルンバは本体側にしっかりとどのローラーを取り付けるか明記されている上に、ローラーごとに取り付け用の軸部分の形が異なっていて、正しい方に正しい角度でしかはまらないようになっている。
本体にガイドが描かれている。ローラーの軸部分の形が六角形と四角。
なので取り付けを間違える心配はない。
こういうところも玩具的で好き。
トラブルになりがちな場所
・ホットカーペットのスイッチ部分。
自分の環境だけかも知れないけど、壁際の段差とホットカーペットのスイッチ部分が近いせいで、スイッチ部分を足場(スロープ)にして本来掃除してほしくない段差の上にアタックを仕掛けてしまうことが発生。
さらにケーブルを巻き込んで引っかかる恐れも大。
とりあえず100均で買ってきたコンテナにコンセントを収めつつ、壁として使うことで対処。
・薄いカーペット
ルンバがめくりあげてしまい、そこに引っかかったりしている。
めくられないようにする対策はしたほうが良いかも5。
・ホームベース周り
ホームベースは摩擦力が低め。
なので、ルンバの接触で滑ってしまうケースもあった。
100均で滑り止めを買って裏に貼っておいたほうが良さげ。
また、ベース周りは意外と掃除しないことは覚えておいたほうが良いかも。
段差にスロープを付ける
ルンバが超えることは出来るけど、引っかかりやすい1.5cmの段差。
可能ならスロープをつけた方が負荷軽減、時間短縮的意味で絶対にいい。
1.5cmのスロープ程度なら作るのは簡単。
ホームセンターで「角用に斜めに切られた材木」を買ってきて、段差の幅に合わせて切断。
これを両面テープで段差に貼り付ければあっと言う間に完成。
音声操作(スマートホーム)
せっかく音声操作に対応しているみたいなので、買って一回遊んで以来押入れの中で眠っていた、Google Home Miniを引っ張り出して連動させてみた。
設定でハマったところは、設定の過程でGoogle Home Miniに「ルンバと話す」と話しかけること6。
設定というからにはアプリの設定からやるものという思い込みがありiRobot HomeもGoogle Homeの設定を隅々まで探したけれど見つからず無駄に時間がかかってしまった。
話すことで初めて設定できる事があるなんて、時代が変わった感をひしひし・・・
よく使う命令は「掃除して」で掃除開始、「ルンバを止めて」で一時停止、「ルンバをホームに戻して」でルンバをベースに帰還させるの3種類。
ただし音声入力がルンバの騒音にかき消されてしまうため、ルンバ動作中に止める命令の成功率は低い。
アプリの操作でも同等の操作ができるとはいえ、音声で命令を言った瞬間ロボットが動き出し掃除を始めるというのは未来感があってかなり楽しい。
ただ、実際の運用はタイマーで時間指定して動かすのがメインになると思うので、楽しいけど活用できるかというと微妙かも・・・
趣味全開編
調べたいと思う人がいるのか不明だけど参考までに。
ビー玉の回収
ビーダー7あるあるとして、遊んだあと部屋のどこかにビー玉が行ってしまうのは日常茶飯事。
なので、ルンバはビー玉をどうするのかは地味に気になっていた点。
結論を書くと、良くも悪くもビー玉(17mm球)は吸い込まない。
部屋に飛び散ったビー玉の回収は出来ない。
吸わせようとしても、そのまま前に押し出す8。
ぬいぐるみonルンバ
試しにルンバの上にナマコブシのぬいぐるみとティッシュボックスカバーをおいてみた例。
見た目は可愛いけど、低いところに入り込むときに落ちる上に、カメラを隠してしまうので一発ネタの域を出ない。
さいごに
まだ使い始めて短いので、結論をだすのはまだ早いけれど、素足で歩いていたとき&床に寝転がったときに気持ちが良いだけでも、買って良かったと思えるだけの価値があったと思う。9
掃除のおかげでパソコンやエアコン等のフィルターに積もるホコリが減ればなお儲けもの。
また、適当に棚などの埃も、とりあえず床に払い落としておけばルンバが拾ってくれるという安心感があるのでちょっとした掃除が気兼ね無く出来るのも大きい10。
現在一番の懸念は、ゴミ箱等の床置のものは掃除中一時的に階段や机の上に避難させているけど、一時的なはずが常態化してしまう恐れがあること。
注意しないと・・・
というわけでルンバi7についてでした。
最後になったけど、i7+も楽しそうなので、クリーンベースのタンクが横付けになって背が低くなったバージョンがオプションとして発売されないかなぁ・・・
- ただし、ランダム機を試したわけではないので、ランダム機でも可能なのかも知れない、[↩]
- ただ、部屋個別の設定方法がわかりにくい。設定方法がさっぱりわからなかったので、タイマー設定時に場所を指定できるのを利用して試した。[↩]
- 他は使い古しのノーブランドの紙パック式掃除機とサイクロン掃除機。比較対象が弱すぎるだけとも。[↩]
- 正真正銘ルンバは掃除機だけど[↩]
- 自分はまだ未対策だけど。[↩]
- 今のバージョンからすると古いコマンドらしいがコレでもいけた。[↩]
- ビーダマンで遊ぶ人[↩]
- ルンバがビー玉をドリブルしているみたいで可愛い動きではある。[↩]
- 「もともとの環境が良くなかったから、高価なi7ではなくどのロボット掃除機買っても幸せになれたんじゃ無いか」というのは否定出来ないけど。[↩]
- 綺麗になると細かいホコリが目立つようになるというのもある。[↩]
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