フリックス「ナップルセイバー」

おもちゃ(フリックスアレイ)改造製作
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先日、知人からハワイ旅行のお土産として「ホノルルクッキー」というものを頂いた。

パイナップル型のケースの中にパイナップル型のクッキーが入っている可愛らしいお土産。

味はどれもチョコレート系で美味だった。

そんなパイナップル型のケース。
手元にあったらつい角度をかえて眺めてみたくなるもの。

そんな時にふと『このアングルってフリックスっぽい・・・?』と思いつく。しかもサイズ的にもちょうどいいような・・・

というわけで、あれこれ加工して・・・

完成

ナップルセイバー!!

機体性能

設計コンセプト

実戦経験は無いので設計コンセプト。

前方にパイナップルの葉っぱ・・大型アッパー形状の剣パーツを装備。

相手に真正面から突っ込んで、相手を押し込みつつカチ上げるオーソドックスな形状。

後方は丸みを帯びた形状で相手の攻撃を受け流す。
底が地面に密着しているので潜り込まれたりするリスクも低い。


ある意味、以前いとこと作った「シールドセイバー」の系譜。

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(結局作ってないけど後方に大型盾を装着して完成の予定だった。)

この形状の宿命として全長がレギュレーションギリギリなので特殊シュートポイントは非搭載

中身はスカスカ。ボディの重量は27.7gと軽量級。

こだわりポイント

パイナップル。これが何よりのポイント。

実はケースそのままではなくレギュレーションに収めるため加工をしている
それでも違和感なくパイナップルなようにケースを改造した。

色もパイナップル感が出るように一工夫。
緑の上にクリアーイエローを重ねてパイナップル色を表現

パイナップルは黄色いイメージがあるけれどそれは食べる内側。
物によっては皮の部分は熟れたあとも割と緑色っぽかったりする

また、塗装にパール系塗料「Mr.クリスタルカラーのトパーズゴールドも混ぜて、太陽光を受けるとより黄色くキラキラ輝くという小ネタも搭載。

パイナップルと太陽は割と親和性が高いので個人的こだわり。

名前の由来

ナップルの由来はパイ「ナップル」から。
パイナップルは「パイン」+「アップル」だから「ナップル」で区切ることは本来ないけど、語感を気に入ったため。

セイバーは前述の通りシールドセイバーより。

パイナップル型機体の名前という答えを知っていればそのままだけど、いきなり「ナップルセイバー」と言われてもぎりぎりピンとこない。そんなネーミングになったと思う。
結局パイナップルと呼ばれる予感・・・

メイキング

材料

 ・ホノルルクッキーのケース
今回の主役。

・フリスクケース(120%)
せっかくなので期間限定色の「緑」を使用。

・プラ板
隙間を埋める細かい調整用。

作成

①ホノルルクッキーのケースの加工

パイナップル型のケースがそのまま使えれば楽たけど、無改造では全長がレギュレーションに収まりきらないので泣く泣く切り詰め加工
全体像に影響の少ない葉っぱの根元部分を切り取り詰める。

なるべくパイナップルの凹凸に合わせて加工しておくと後々楽。

レギュレーション内に収まるか確認しながら削っていく。

後方もフリスクケース(シャーシ)が取りつけられるようくり抜く。

 

②接着~本体の組み立て

流石にパイナップルケースとフリスクケースだけでは点しか接しないので直接の接着だけでは強度不足
なので適当なプラ材を介して接地面を増やしてしっかりと接着する。ついでに細かい隙間を埋める。

これで遊べるフリックスとしては完成。

③塗装(サーフェイサー)

サーフェイサー(下地)を吹く。

サーフェイサー色を見ていると、いかにも「工作してます」って気分になれる。

もともとクリアグリーンなケースに、隠蔽力の強い緑を塗るので色的には必須では無い。

一番の目的はうっかり接着剤が付着して少し溶けてしまった表面をごまかすため

④塗装(緑)

(モウリーグリーン)黄色(キアライエロー)を少々加えたものを用意。
緑は色が強いので黄色少し入れたぐらいでは色が変わらない。

葉っぱの部分も実の部分も同色でまとめてエアブラシで吹いた
下地と葉っぱの色が同じなのは手間を減らす工夫

⑤塗装(模様)

上で混ぜた緑塗料(ウィノーブラック)を加えて濃い緑を作り、筆を使って線(網目模様)とトゲを描き入れる。

今回の最大の反省点はここ。
先割している筆で妥協してしまったこと。

先割してしまった筆ではピンポイントで一点を塗るといった作業が困難。
塗りたくないところまで色がついてしまい、ごまかすために線が太くなってしまった
幸い、雑にやってもそれっぽくは見えるけど・・・

⑥塗装(仕上げ)

先に葉っぱ部分をマスキング

クリアーイエロートパーズゴールドを混ぜたパール入クリアイエローを作成。
クリアーイエローは隠蔽力が弱いのでパール塗料を混ぜてもパールがしっかり見える。

そのクリアイエローを実の部分に厚めに重ね吹き
乾燥後、マスキングテープを剥がして出来上がり。

加工後と無加工を並べて

さいごに

というわけで「ナップルセイバー」でした。
結構いい感じに塗装もできて、思いつきと勢いで数分(接着待ちと塗装時間除く)で作った割には、かなり自己満足度の高い一品ができた。

今は、既存ケースをそのまま使っているのでガンガンぶつけ合う用途では正直強度が不安。
パイナップルなら「対戦で性能的に意味のある形状」と「既存のわかりやすいモチーフありき」が共存できることがわかったので、積層構造パイナップルパテ造形パイナップルといった実戦でガシガシ使えるパイナップル機体も機会があれば作ってみたい・・・

 

おまけ:twitterに公開したシルエットクイズ

機体名を知らない状態でこのシルエットだけ見てパイナップルと当てられた人がいたら相当な推測力だと思う。

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