剣における2刀流。銃における2丁拳銃。
両手に1つずつ装備して両手で武器を振るうスタイル。
絵的な派手さもあるので創作世界ではお馴染みの技法。
ビーダマンでもビリーと津印(スーパー)、コドウ(クラッシュ)、伍代リョーマ(クロスファイト)と錚々たる顔ぶれが揃ってる。
現実世界でも2刀流/2丁拳銃を上手く運用できれば
・両手でを使える分、手数増える。
・2箇所を同時に狙える。
といったメリットが。
100+100だから200のパワー(ロイド理論)。
そんなロマンあふれる2刀流/2丁拳銃だけど、実際やろうとすると
・重くなる。(特に水鉄砲)。
・セットが必要な場合片手でやるのが難しい。(コッキング等)
・力を込めにくい。(両手で力を込められない)
・運用に癖がある。
といったデメリットが重い。
何より飛び道具の場合「リロードどうするの!?」というのが最大の壁。
そんなわけで、現実の競技において2丁持ちが流行ることはなかなか無い。
あったとしても、ペダルや画面外を撃てばリロードができる、ガンシューティングゲームの魅せプレイで行われることがある程度。
こっからが本題。
ビーダマンの2丁持ちについて真面目に考えてみる。
ビーダマンはコッキング等の力が必要な動作がいらない上、本体も比較的軽量。
もともと片手運用も一般的。(片手撃ち)
さらに発射の反動も殆ど無い。
そう考えてみると、ビーダマンは2丁持ちのデメリットの影響が割と小さい。
なので、「ビーダマンはトップクラスに2丁持ちをロマンで終わらせず実際に活かせる可能性がある競技」といっても過言じゃない可能性が。
ただしリロードをなんとかすれば!!
そんなわけで、前置きが長くなったけど、リロード問題の解決も含めて実用的なビーダマンの2丁持ちについて真面目に綴ってみる。
一応、実戦で十数回やった時点の評価。
もっとやり込めばいろいろなものが見えてくるかもしれない。
2丁持ちの運用方法
用意するもの
・メインビーダマン(利き手片手で扱えるもの。)
・サブビーダマン(ビー玉補充状態で支えなくても直立するもの)←ポイント
今回の例では「利き手:左」「メインビーダマン:スタリオン(青)」「サブビーダマン:ドレイク(赤)」で運用。
運用方法
①予めサブビーダマンをリロードしやすく邪魔にならない位置に置いておく。
②試合開始と同時にメインビーダマンに補充して普通に1機で運用。
この時点ではサブビーダマンの存在意義を突っ込まれても気にしない。
③利き手のメイン機が球切れしないよう優先的にリロードしつつ、スキを見てサブビーダマンにもリロードしていく。
④サブビーダマンにある程度補充出来たら、サブビーダマンも構えて「2丁持ちモード」へ。
⑤撃ち終わったら再び①へ。
ここぞという場面で必殺技的に2丁持ちを運用する形になるのが今回の運用法。
メリット
瞬間火力
2丁持ち中は、言ってしまえば発射口を分けたロータリードライブシステム(ノーチラスポセイドン)。
瞬間的な連射性能は相当なもの。
特にダブルバースト×2丁持ちの制圧力は手数は決まれば圧倒的な爽快感。
2箇所を狙える
複数のターゲットを同時に狙い撃つ事もできる。
ただし利き手はともかく、反対の手で狙い撃つのは慣れが必要。
バックアップとしても機能する。
ビーダマンを使っているとたまに発生してしまう「頭がもげる」「弾詰まり」「トリガーやホルパがすっぽ抜ける」といったトラブル。
2体使うので、万が一片方の機体に異常が発生しても、もう一方の機体で最後まで戦い続けることが可能。
当たり前といえば当たり前だけど、この恩恵は結構大きい。(特にクロスファイトのコアチェンジ系)
必殺技感/絵的に派手
この2丁持ちの運用法はゲージを貯めて放つ必殺技みたいなもの。
「本人がやっていて楽しい」「傍から見てもわかりやすい」というのも大事な要素。
常時2丁運用は無理でも、2丁時にフニッシュを決めることができれば、2丁持ちと言う印象は残すことができる。
比較的癖が少ない
2丁持ちはぱっと見特殊なように見えるけど、実はやっていることは普通。
右手でも左手でもビーダマンを扱える人なら、案外簡単に使える。
少なくともガトリングコアやハンマーショットのような特殊トリガーに慣れることと比べたら、癖が少なく習得コストが低い。
デメリット
ハマれば強いけど、欠点も当然ある。
常時2丁持ちは出来ない
2丁持ちとリロードを現実的なところに何とか落とし込んだのがこのスタイル。
常時2丁持ちを期待されると露骨にがっかりされることも・・・。
(特にリロード中は見掛け倒し。ただ片手撃ちしているようにしか見えない。)
2丁持ち中はリロード不可
2丁持ち中は当然「リロード」が出来なくなってしまう。
リロードするには一旦2丁持ちを解除しないといけない。
特に注意点しなきゃいけない点は、両方の機体とも弾を撃ち尽くしてしまった場合。
万が一この状態になると再補充するまで大きなスキを晒すことになる。
これがこの方法の大きな欠点。残り弾数に意識を払えればベスト。
気が散りやすい。
意識しなきゃいけない事が増えるので、本来の「ターゲットを狙う」ということへの意識がそれやすい。
ビー玉の消費スピード
2丁時は連射速度が上がる分、消費スピードも上がるため球切れを起こしやすい。
また、弾数制限がある競技ではあまり実用的ではない。
タイミング
当然サブビーダマンにビー玉を補充しきってから2丁モードに突入するのが理想だけど、状況によっては溜まりきっていないけど2丁モードを使わざる負えないという場面も。(ホッケーでの緊急回避とか)
その判断が肝心で、この戦術の一番経験が必要になってくる部分。
これをミスってしまうと、「余計なこと(サブ機へのリロード)してたから負けた」という切ないことになる。
リロードするスキがないような速攻相手にはやや分が悪い。
機体を選ぶ
両手持ち前提の特殊ギミックや大型機の2丁持ちは無謀。
そういう意味じゃ機体を選ぶのが欠点。
とはいっても、大半の機体は片手打ち出来るので、そこまでのデメリットでもない。
ルールの壁
ビーダマンのほとんどのルールは基本的に1人1体運用するのが前提。
なので、ルールによってはそもそも2丁持ち自体NGという状況も。
こればかりはどうしようもない。
2丁持ちのまとめ
というわけで、ビーダマンの2超持ちについて綴ってみました。
結論を言えば
「ビーダマンにおける2丁持ち運用は現実的に十分可能」
「必殺技みたいで楽しいし、ハマれば強い」
「もともと片手撃ちなら、ちょっとした+αで出来る」
ネタと流さず、是非実戦で2丁持ち運用を試してみてください!
おまけ:ビーダマンと利き手
実際の利き手とビーダマンの利き手(撃つ手)の関係が気になったので、先日twitterで集計してみた結果。
分母が少ないので参考までに。(知人経由の自分の1票含む)
普段の利き手とビーダマンを扱う(撃つ)ときの利き手って同じ人と違う人どっちが多いのだろう…?
(※両利きはどちらかといえば)
— かたかけ ほうじ(ほうじ茶) (@toastedtea) 2018年7月7日
やっぱり、利き手でビーダマンを持つ人が多い模様。
利き手とビーダマンを持つ手が異なるのは少数派らしい。
ちなみに自分は「右利き左手ビーダマン」。
リロードとか複雑な作業を利き手に割り振りたい派。
もっと多いと思ったんだけどな・・・
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